がくえんゆーとぴあ まなびストレート!

がくえんゆーとぴあ まなびストレート! 感想

評価/★★★☆☆(50点)

がくえんゆーとぴあ まなびストレート! 感想

制作/ufotable
監督/近藤光
声優/堀江由衣,野中藍,井上麻里奈,平野綾ほか
全12話


あらすじ

時は2035年。少子化の影響に加え、価値観の多様化で高校に進学せずに働きに出ることがカッコイイとされるような時代となり、生徒数の減少で廃校の危機に立つ学校が多くなっていた。
そんな活気をなくした女子高校の一つ私立「聖桜学園」に転校してきた天宮学美は転入初日に生徒会長となり、その天真爛漫な明るさと周りの人々を巻き込むパワーで学園を「わくわくできらきらな」場所にすべく旋風を巻き起こすのだった。

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まず本作品を見始めて思うのが
「こいつら本当に高校生?」と思わせるほど幼いキャラクターデザイン、
ぷにっとした印象を持つデザインは愛くるしさはあるものの、
高校生という設定は若干無理がある。
小学生だったら問題はないんですが・・・w
基本的なストーリーは学園モノ。
2035年を舞台にし、少子化が進み高校に行かずに働きに出ることのほうがいい。
という時代になっている状態で高校に通う意味を登場人物たちは模索していく。
キャラクターデザインの印象とは違いテーマとしてはかなり真面目な部類になり、
安易にデザインだけで萌えな感じや日常な感じの
普通の学園物と見ると肩透かしをくらってしまうかもしれない。
第一印象とギャップの違いすぎるアニメランキングがあるならば
私は間違いなく本作品を上げるだろう(笑)
外見はらきすた、中身は金八先生というと見ていない人にもわかりやすいかもしれない。
序盤は主人公である「学美」の奇抜なキャラクター性に驚かされる
2035年という舞台からか、凄いスケボーに乗って宙を舞いながら現れたり
木の中を何もきにせず突き進んだりと、かなりハチャメチャなキャラクターだ。
そんな「学美」が生徒会長になることからストーリーは展開される
しかし、一話から主人公が体育館で校歌を歌うシーンは
「狙いすぎ」感が強く、無駄に長い。
校歌をうたったからみんなが「生徒会長」になるのを認めるというのも
なんだか無理が有るような気がしないでもない。
基本的に本作品は演出にこだわりすぎており、
確かに独創性はあり面白いのだが、見る側が「しつこい」と感じてしまうほど
インパクトが濃ゆすぎる。
例えるなら拳銃から弾が発射されるシーンを拳銃の銃口からミサイルを打つような演出。
確かにインパクトはあるんだが、印象が強すぎて「しつこさ」を感じてしまう
この演出に関しては賛否両論がありそうだが、
普通に見てる分には「気合はいりすぎだな・・・」と思うくらいかもしれない。
ただ演出にこだわってるのと同時に作画のレベルは高くキャラクター達は良く動き表情も豊かだ、
キャラクターが感情を表すシーンは綿密に描かれており、
世界感に引き込まれれば感動する場面だろう
ただ、脚本に説得力がない。
校歌を歌い生徒会長になり、たまり場を作りみんなで楽しむ場所を作りみんながそれに協力する。
結果として「学校は楽しい場所」という認識が生徒たちにも徐々に現れるという流れなのはわかるが
もう少し捻った展開は出来なかったんだろうか?
いきなり校歌をうたう主人公は奇抜だったが、その後の展開は普通だ。
普通のストーリーを過度な演出で味付けをし、物語が「大きい話をしている」という
ある種の錯覚のようなものを生む。
結果として冷静に考えると強引な進め方をしている展開がマイナス評価につながった
ご都合主義といえばそれまでだが、見ているときに「もっと違う展開できなかったの?」
と思ってしまうほど在り来りな事が多い。
もう少し違った展開を見てみたかったと思わせる内容だ
最終話の展開も人によっては感動できるだろうが、個人的には拍子抜けしてしまった。
11話~12話の間で時系列が一気に2年たち卒業式まで流れる、
1クールという短さが終盤の展開の異常な速さにつながってしまった原因だろうが・・・
何とも釈然としない展開の流れ方だった。
しかし、それまでが在り来りで普通だが演出で味付けされて印象に残る作品だったが
最終話の展開は別の意味で印象に残ってしまった。
卒業し、それぞれの道へと進んでいく主要キャラクター陣。
一人は留学、一人は大学、そして主人公はフリーター・・・。
フリーターって(苦笑)
それまでの流れが在り来りだっただけに、予想外の進路を主人公が言ったときは
思わず「え?!」と口に出して驚いてしまった。
全体的に厳しい評価をしてしまったが、この作品は見ているうちは本当に面白く感じる。
演出やレベルの高い作画、声優さんたちの演技という相乗効果もあり
説得力にかけご都合主義で突き進んでいるストーリーをうまく覆い隠し最終話まで見ることは出来る。
だが冷静に考えてレビューの文章を書く作業に入り頭の中で思い返すと
「ん?えっと、ん~・・・・」と考え込んでしまう作品だ(苦笑)
もう一歩、もう一味、もう一捻り。
あともう少しのところでひっかかてしまい、結果として駄作ではないが
見る人を選ぶ賛否両論な作品になっている。
青春なアニメが好きな方には是非!おすすめしたいアニメの1つですが、
逆に青春系が嫌いな方はとこどん嫌いな作品になってしまう可能性を秘めている。
正に賛否両論。
好みがはっきりと分かれるアニメ作品の1つです。

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