アルジェントソーマ


アルジェントソーマ

評価/★★★★☆(70点)


アルジェントソーマ感想

制作/サンライズ、ビクターエンタテインメント
監督/片山一良
声優/保志総一朗,井上喜久子,桑島法子, 中田譲治ほか
全26話


あらすじ

2054年、地球は謎の金属生命体・エイリアンの襲来を受け続けていた。
彼らの襲来により多大の被害を受けた人類は軍隊を再編し
対エイリアン特殊部隊「フューネラル」を組織する。




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地味面白い

本作品は2000年に放映された深夜アニメ、
原作はなくアニメオリジナルの作品です。
知名度的には微妙、いや、余り無いと言える作品かもしれない。
知っている人走っている作品といえばわかりやすいか(苦笑)
基本的なストーリーはSF。
未知のエイリアンが襲来してきている地球、
そのエイリアンを研究していた今日中の実験に巻き込まれ
主人公は大怪我、主人公の恋人は死亡。
キッカケになったエイリアンを殺すため、主人公は名前を「ソーマ」にかえ
エイリアン殲滅部隊へと赴く・・・という感じだろうか。
序盤はまだ、主人公の名前が「ソーマ」ではない。
エイリアンのバラバラ死体を復活する実験を手伝う最中、
事故が起き、主人公の恋人が死亡する。
それをきっかけに、主人公ば「ソーマ」と呼ばれる人物へとなる。
この序盤は、ややスローテンポ気味。
描写は丁寧かつ分かりやすく描かれてはいるが、いかんせん展開が遅く
物語に勢いがつくのが4話あたりから。
2クール作品ということを考えると余裕を持った展開ではあるが、
序盤から「強い惹きつけ」がないのは若干残念だ。
世界観的に「エヴァンゲリオン」の匂いもどこか感じる。
エイリアンがどこからか襲ってくる、ロボットで退治というパターンがそうさせるのか、
エイリアンのデザインや鳴き声がどことなく「使徒」っぽいからそう感じるのか、
時系列的にも2000年ということを考えると、何らかの影響はあったかもしれない。
ただ、空気は似てはいるがアレとは又違う系統を歩んでいる。
中盤からはエイリアンとの戦いを交えつつ、味方になっているエイリアンと
エリアイアンと心通じ合うことのできる少女と主人公が中心になり物語が展開する。
この中盤からはエイリアンが襲ってくる→味方のエイリアンと一緒に退治。
というパターンが続き若干ワンパターンな感じは否めない。
敵であるエイリアンのデザインが統一されており、能力だけが違う感じで
新たなエイリアンが出ても新鮮味が薄く、ゲームでよくある色を変えただけのコピペキャラのような
若干の手抜き感も否めなかった。
中盤からは伏線を交えつつ、ストーリーが展開される。
エイリアンが地球に来る目的とは?味方のエイリアンが味方なのはなぜ?
ある意味、中盤からストーリーの面白みが出てくると言っても過言ではないだろう。
見れば見るほど続きが気になるがスタートダッシュが遅い作品だ。
しかしながら、主人公達が載っていたロボットの秘密が明るみになったき
思わず「おぉ・・・」と思わせる展開になったのは驚かされた。
その後のストーリー展開は「予想外」の連続、予期できない展開が多く
何だこの盛り上がりは!?と思わず叫びたくなるストーリー構成。
前半、特に序盤のスローテンポな展開はどこへやら(苦笑)
戦っていたことの意味、エイリアンの真実、仲間の唐突な裏切り、まさかの犬の活躍、
見逃せない展開、先が気になる展開を続々と最終話までつなげていくストーリー構成は
憎いと言えるだろう。
それだけに、24話のフランクのあのシーンはグッとくるものがあり、
最終話の締めも気持ちのいい終わり方だった。
全体のストーリーの完成度は高い。
序盤から終盤までの伏線の貼り方やストーリー構成は素晴らしいのヒトコトだ、
それだけに序盤のあの遅い展開と地味めな印象をうけるストーリーの始まりは
当時、多くの視聴者が離れて結果として本作品の知名度や評価が下がっている感じだ。
さらに言えば全体的に戦闘描写が「遅い」。
ゆぅっくりとエイリアンが動き、ゆぅっくりと撃退する。
戦闘自体に迫力や緊迫感がなく、ストーリー自体は楽しめるのだが戦闘シーンを楽しみづらく
せっかくのまとまっているストーリーを殺している感じは否めなかった
確かに面白い、見れば見るほど世界観やストーリーが気になってしまう魅力があるが
あえて言うなら「地味に面白い」と言えばいいのだろうか。
ジワジワ・・・ジワジワ・・・と面白くなっていく感じだ。
せめて戦闘描写に何かしらの特徴や迫力があれば、★5つをつけることもできただろうが
アニメとして大事な要素である「動き」の部分で評価しづらい作品だ。
個人的には中盤から楽しめたのだが、全体的に見ていて時間の流れがゆっくりと感じる、
2クール一気に見るのは疲れを感じてしまう作品。
それなのにダレたりしないのが、本作品の不思議な魅力の1つなのかもしれない。

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