バクマン。


バクマン。感想

評価/★★★☆☆(58点)


バクマン。感想

制作/J.C.STAFF
監督/カサヰケンイチ、秋田谷典昭
声優/阿部敦.日野聡,早見沙織,矢作紗友里ほか
全25話


あらすじ

ある日、些細な出来事をきっかけに、秀才のクラスメイトで作家志望の高木秋人に、
「俺と組んで漫画家にならないか」と誘われる。はじめは一緒に漫画を描くことを
拒絶していたが、声優を目指している片思いのクラスメイト・亜豆美保と、
「アニメ化したら結婚する」と約束したことから漫画家への道を志すことになる。




面白い作品は連載される

原作はデスノートでおなじみの大場つぐみ、小畑健コンビ。
第一話ではデスノートネタがあったり(笑)
ちなみに冒頭のアニメは大場つぐみ、作中の漫画の作画は小畑健が担当している。
冒頭のアニメについては結構分かりにくいかもしれないがラッキー的なあれだろうw
基本的なストーリーは青春もの。
絵がうまい「最高」と、秀才で読書感想文で賞をもらう「秋人」がコンビを組み
漫画家を目指すというもの
恐らくアニメ界+漫画界で初の「漫画家」をリアルに題材にした作品だろう
第一話から物語に非常に引き込まれる。
特に主人公である「最高」は、最初は自分の叔父が漫画家で
一度はヒットしたが、挫折し亡くなってしまったことがトラウマになっていたが、
好きなクラスメイトが「声優」を目指すことを知り、
更にはそのクラスメイトと「結婚」の約束までこぎつけて有頂天テンションマックスになる。
たった一話でここまで物語の続きを気にさせ、登場人物を印象づけることができたのは
流石、デスノートを創り上げただけはあると感じることが出来る。
時折有名漫画の名セリフなども交えるところは「漫画家」という題材において
面白い試みだと感じた
また漫画家の話なので、実際に描かれた漫画がアニメでも出てくる。
静止画で音声をつけた実際の漫画の画像が流れる様子は、
他のアニメでは類を見ない「新鮮味」を感じた。
ここはあえて、静止画のまま放送した製作スタッフのセンスと試みには賞賛を贈りたい
3話からは本格的に漫画家の要素が強くなる。
一般人が知らないような漫画知識を自然に説明しつつ、話を進めていく。
個人的には漫画の持ち込みなど、経験がない人にとっては全く知らない世界は新鮮で
10話では仮想ではあるが集英社の中まで描いている。
二人のコンビが最初の作品をつくりあげていくさまは、面白く
その後も次々と「考え」「悩み」「あがき」ながら漫画を作りあげていく様は
王道ではあるが、非常に面白い。
特に二人が編集部へ持込担当がついたあとからのマンガ制作は
ある意味、リアルな「面白い漫画づくり」「売れる漫画作り」が描かれている。
中盤からはストーリーの中心がこの2つになっていくが、
これが非常におもしろい。
どんな漫画が売れるのか?王道漫画と邪道漫画の違い、売れる漫画とはなんなのか?
こういった普通の漫画やアニメを見る読者が知らない裏の世界を
リアルにキャラクターに自然に語らせており、
ただ単に漫画界の「解説」で終わってないストーリーは非常に好感が持てた。
また同時進行で主人公たちの恋愛も描かれる。
この恋愛描写に関してはかなり「淡い」感じで「ピュア」なシーンが多く、
主人公が高校生なのにメールだけでしか交流していなかったりと
「お前ら小学生かっ!」と突っ込んでしまうような感じだった。
ただ二人の行く末が気になるという意味では、
キャラの魅力とストーリーの王道さで、このあまり出しゃばり過ぎない恋愛描写も
この作品の世界観に合っているとも言える。
全体的に王道だ、一話で主人公の目的を明確にし
ストーリーが進むたびにライバルを出していく。
漫画家という題材以外ではストーリーの流れには目新らしさ」がないが、
逆にジャンプらしい王道さをひしひしと感じることができ、王道だからこそ面白い。
単純にストーリーの流れは王道なのだが、癖のあるキャラクター性と
それを支える強い脚本の強さは「デスノート」を描いただけの力の強さを感じた。
ただアニメとしてみると、評価しづらい部分はある。
例えば、動き。
この作品で動きを求めることは難しいのだが、動きの面では淡々と描いており
アニメーションとしての動きの面白さが少ない。
難しい部分ではあるのは分かっているのだが、
2クールという尺で動きの麺では評価ができなかった。
例えばではあるが、主人公達が漫画を書いているシーンなども
もう少し「大胆に」「過剰に」演出しても問題はなかったかもしれない。
料理漫画のアニメのようにとはいはないが、淡々とストーリーをつなげるだけの
シーンの連続では絵面的に空きが出てしまう。
これは、この作品が長くなればなるほどきつくなってくるだろう。
ただこういった特定の職業を扱った作品は少ないので貴重な作品の1つだろう。
同系列のジャンルがないので比較できないのが難しいところだが、
既に2期も決定しており、原作はまだ未完。
この先の展開、結末次第で評価は上がるかもしれないが
一期の段階ではこの評価が妥当なところだろう。
2期、期待しています
あと・・・物凄い個人的なことだが、川澄さんをもっと出してくれ(笑)