映画 けいおん!


ま映画 けいおん! 感想

評価/★★☆☆☆(35点)


映画 けいおん! 感想

制作/京都アニメーション
監督/山田尚子
声優/豊崎愛生,日笠陽子,佐藤聡美ほか
全1話


あらすじ

部室でお茶したり、バンドの方向性を話し合ったりと、
いつも通りのゆるやかな時間を過ごしていた。ある日、
教室で同級生たちが卒業旅行を計画していることを知った唯たちは、
自分たちも卒業旅行に行くことにする。



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OVAで十分

本作品はけいおん!劇場版。

基本的なストーリーはテレビアニメからの続編。
時系列的には卒業式前から始まり、卒業式まで描く。
続編というよりは追加ストーリーというのがわかりやすいかもしれない。
なので、アニメを見ていることが前提だ。
キャラ紹介のようなシーンもほぼないので、ファン向け的要素が強い。

作画に関しては劇場で見ても申し分ないレベルだ。
もともとテレビアニメのときから作画のレベルは高いが、
劇場版ではキャラクターの細かい動きや表情、
仕草などの描写に磨きがかかっており、さりげないシーンで
以外にいろいろな動きをしているのが見逃せない。

ただ、ライブシーンに関しては物足りなさを感じた。
劇場版では計3回のライブシーンがあったが、
テレビアニメを見たあとだと新鮮味が薄く新曲の演奏もない、
作中の盛り上がりや見ている側のテンションも
TVアニメでの「学園祭のライブシーン」より上に行くことはない。

せっかく劇場という大きなスクリーンと
迫力ある音響というライブシーンを流すなら最適な設備なのに
それを活かさず、あくまでもテレビスケールでライブシーンが作られているのは
残念でならない、もったいない。

ストーリーに関してもテレビシリーズでも感じたダレが出てしまっていた。
基本的には卒業旅行でロンドンに行く話とテレビでも放送された
後輩のあずさへ贈る曲を作るというストーリーで構成されており、
そこに面白みをあまり感じなかった。

ロンドンでのストーリーはダレダレで各キャラが
好きなら楽しめるシーンもあるのだか、あくまでも
キャラ萌えありきに頼りすぎており、わざわざ劇場版でする内容なのか?と
微妙なところだ、ストーリーのレベルがovaでやるような内容で
あまり映画!劇場版!といったないようではなかった。
ロンドンという舞台を生かしきれていない

あずさへ贈る曲を作る話も最終話のあのシーンに
つなげるためのストーリーで、テレビアニメでは感動できたが、
それまでかダレダレで結果も分かっているのて、感動するのは厳しい。

ただ、もともと「けいおん!」という作品は女子高生を日常を描いたもので
テレビの2期は卒業という終りにむかっていくストーリー構成や
キャラクターたちに愛着をわくストーリーは見ていて楽しく
私は「キャラクター萌え、ここに極まる」とまで書いた。

はっきりいってしまえば、本作品は劇場版なんてのがそもそも無理な話だ(苦笑)
スケールの大きな話をするのは作品の設定上難しく
それをやってしまえば「けいおん!」ではなくなってしまう。
映画という舞台がけいおん!という作品には無謀だった

声優さんに関しては何も文句はない。
テレビアニメからの安定した演技はキャラの可愛さを引き出しているが、
逆に言えば新鮮味はにい。劇場版のこのシーンの演技がいいんだよ!
といえるようなシーンはなく、あくまでも安定。
TVアニメでのこっちまで泣いてしまうような演技というのもない、
あくまでも安定しているのは見ていて安心できるが、プラス評価にはしにくい

全体的に見て期待はずれ感が強い。
ストーリーに関しては、そこまで最初から期待していなかったが、
肝心のライブシーンが印象に残らないシーンで盛り上がり不足なのは残念だ
一番力をいれるところになぜ力を入れなかったのかが謎だ。
劇場というスクリーンを生かしきれていない。

本作品は劇場作品のクォリティになっていない、
2時間ほどの尺でのストーリー構成や大きなスクリーンを使ったシーンなど
劇場版であるような最低限のクォリティではなく、
作画のレベルこそ高いのだがあくまでも作画のレベルだけ。
シーンとしての面白さにかけていた。

これがOVAやTVアニメの中での話なら何ら文句はない。
だが、劇場版としての本作品は「微妙」としかいえない。
シーンでの細かいところへのこだわりやキャラの仕草など
確かに見所はあるのだが、劇場では見逃しがちになってしまうことを考えると
逆に言えば家でじっくりみたい(苦笑)

まだ見てないけど、見ようかどうか迷ってる。
損な人はDVD出るまで待ったほうが楽しめるかもしれない。

あくまでもファン向け、それも「けいおん!」という作品を愛しているという
レベルの方にはおすすめできるが、
「けいおん?まあ、うん、それなりに好きだよ」くらいのレベルの方には
DVDで十分だと断言したくなってしまう。
はっきりいってしまえば、OVAで十分な内容だ。

あえて例えるなら「劇場版 渡る世間は鬼ばかり」
あの渡る世間は鬼ばかりを劇場版にしてもしっくりとこないだろう、
本作品も同じ事が言える。

個人的には期待はずれ感じが強かった。
特にライブシーンは釈然としないものも多く、既存の曲オンリー。
見ている間もん~?と首を捻ってしまうことも多かった
あっというまの2時間ではなく、長い2時間に感じてしまった

原作の方は大学生編が始まりましたが、3期はあるのでしょうか?
興行成績はかなり良い感じになっているみたいなので
原作のストックがたまり次第・・・という感じなのだろうか?

劇場版は割と酷評してしまいましたが、3期には期待しています。
ただ・・・もう映画はいいんじゃないかな(苦笑)