そらのおとしもの


そらのおとしもの感想


評価/★★★★☆(65点)


そらのおとしもの感想

制作/AIC ASTA
監督/斎藤久
声優/志総一朗,早見沙織,野水伊織ほか


あらすじ
空美町に住む桜井智樹は、「平和が一番」をモットーにするエッチな中学生。ただ1つ普通じゃないことといえば、顔さえ思い出せない女の子が現れる夢をよく見ること。そんなある日、空から天使の少女イカロスが降ってきた。彼女と出会うことでそれまで平和だった智樹の生活は大きく変化していく。そして空美町上空に存在する謎の大陸「シナプス」の陰謀に巻き込まれていくのだった。



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パンツはね、渡り鳥みたいなものなんだよ

原作は月刊少年エースで連載中の漫画作品
現在も連載中でアニメは、一期、二期、劇場版と製作されている

基本的なストーリーは平和が一番をモットーな主人公、
そんな主人公のもとに突如、空から羽の生えた女の子が落ちてきたことにより
主人公の平和な生活が一変するという典型的なラブコメ+SFが
ストーリーの基本だ。
ただ、こんな「あ、典型的なラブコメだな」と感じさせるストーリーなのに
序盤からそんな典型的ラブコメ敵要素を破壊していく(笑)

原因はヒロインであるイカロスという翼の生えた少女。
彼女は未知の機械を持っており、簡単にいえばドラえもんのようなイメージだ
そんなドラえもん的なヒロインが唐突に現れた健全な少年は
暴走する。

透明人間になって幼馴染の胸をつついたり、時間を止め裸になり、町中を走り回ったり
幼馴染のパンツを飛ばしたかと思えば、半径100m以内のパンツを全て収集(笑)
はっきりいって馬鹿馬鹿しいまでのバカエロ話を何でも叶えてくれる
イカロスが用意に実現してしまい、バカな展開に持っていくため
エロさよりもコメディ要素が強くなっている。
まさか大量のパンツが飛んでいった後にパンツ流星群として世界中で
ニュースになるというオチなど予想ができない(笑)

更にはそのパンツが何話後に戻ってきたり、爆発したりと
エロとギャグが馬鹿馬鹿しいまでに見事に融合しており、
このバカバカしさは本作品の魅力の1つといえる。
本当にくだらないのに悔しいが笑ってしまう(笑)

またEDも毎回違うというこだわりよう。
恐らく、30代以上でなければすべての曲を知らないであろう懐かしい曲の数々、
岬めぐり、
などなど懐メロと共にEDが流れるのはなんともシュールだ。

こういった馬鹿馬鹿しい話を全編で構成しつつ
イカロスの秘密やイカロスがやってきた
新天地の秘密をめぐるストーリーも展開するが、

この部分に関しては原作が完結していないこともあり中途半端だ。

ただ、シリアスな展開とそれまでの
馬鹿馬鹿しい話のギャップがうまく作用しており
それぞれのキャラクターに深い感情移入することができ
シリアスな展開にぐぐっと入り込むことができる。

特にイカロスの些細な変化や、途中から加わったニンフのストーリー展開は
重苦しい内容ではあるもののきっちりと練りこまれており、
コメディとシリアスがしっかりと同時に存在し、自然なストーリーだ。

簡単にいえば、唐突なストーリー展開が少ない。
コメディの中でじわじわとシリアス要素を絡めつつ、人物描写を深め
笑わせつつもキャラクターに感情移入させたところで大きくストーリーを動かす。
1クールという尺できっちりと「そらのおとしもの」という作品を楽しむことができる

また声優さんも素晴らしい。
主人公を演じた保志総一朗さんの前回の思春期全開の変態演技や
イカロスを演じた早見沙織さんの天使のイメージにぴったりな透き通った声質など
この作品には欠かせない部分だろう

全体的に見て素直に楽しむことが出来る作品だ。
最初から中盤まではバカエロで突き進み、終盤でシリアスな展開をさせる。
きっちりと1クールで締めて強く作品の印象を残している。
しかしながら、下品な下ネタも多く人によっては「くどい」と感じる部分もあるだろう
ただ、下ねたギャグを受け入れられば本作品は
魅力的なキャラクターに惹かれてしまうだろう。

ただ原作未完で1クールという縛りが厳しい。
いろいろな伏線も残っており、今後に期待という部分も大きい。
個人的には再レビューにあたり2度目の閲覧だが十分楽しめた。
何度見ても面白いアニメというものいいですね。