織田信奈の野望

織田信奈の野望 (1) (初回限定特典:ドラマCD付き) [Blu-ray]


評価/★★★☆☆(58点)


織田信奈の野望 (1) (初回限定特典:ドラマCD付き) [Blu-ray]

制作/Studio五組×マッドハウス
監督/熊澤祐嗣
声優/江口拓也,伊藤かな恵,矢作紗友里ほか


あらすじ
現代の日本に暮らす男子高校生・相良良晴はある日突然、戦国時代の濃尾平野に飛ばされてしまう。その世界では今川義元や松平元康、柴田勝家といった戦国武将たちがかわいい女の子の姿で存在しており、その上、尾張国の主である織田信長は織田信奈という名前だった。



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武将女体化としては以外にまともな作品


原作はライトノベルな本作品。
メディアミックス化されておりドラマCDやコミックなどもリリースされている

基本的なストーリーは戦国もの。
突如タイムスリップした主人公、そこは戦国時代で更には各武将が
なんとも可愛い女の子の姿をしていた。
主人公は自らの前で死んでしまった「木下藤吉郎=豊臣秀吉」のかわりに
織田信奈の家臣に鳴ることになる・・・という所からストーリーは始まる
本作品はいわゆる「武将の女体化」作品の1つだ

序盤から以外におもしろい。
信長が信奈として女体化していることによって
「斎藤道三」と「今川義元」が死なない戦国時代。
この2つだけでも、戦国時代好きならば「え・・・それってどうなるの!?」と
気になって仕方ないはずだ。

歴史を少なからず知っているなら面白い部分が多く、
細かい部分で歴史の小ネタなどが描写されており、
がっつりな歴史ファンなら怒るかもしれないが、
歴史を知っているくらいならば楽しめる要素が多い。

更に面白いのは、この作品の主人公が「未来」から来たという点だ
彼は「未来が変わる」ということを恐れずに、ガンガン未来を変える行動をする(笑)
歴史好きならば「この先どうなるのだろう?」という感じに
うまい具合に歴史が改変されていくストーリー展開は見ていて面白い。
多少強引な部分はあるもののテンポよくストーリーが描かれているため
強引に進めて細かい部分を吹き飛ばしているようにも感じた。

更に女体化。
この世界では織田信長や明智光秀が女性となっており、
「姫大名」と呼ばれる制度ができ、普通に女性が戦場に出ている。
斎藤道三が信奈の姿に見とれ、「信奈ちゃん」と呼ぶシーンや、
今川義元にいたっては女体化してるので主人公が「殺すのはもったいない」と
言ったから生きている始末w
竹中半兵衛にいたっては幼女でものすごく可愛い(笑)

そういった大胆な武将の女性化と歴史改変を交えつつ、
かなり早いストーリー展開で描かれる

ただ、この作品全体的に言えることだが演出過剰だ。
音楽や声優の演技などかなり過剰に演出している部分が多く
登場人物の心理描写も激しい。
確かに物語の起伏が激しいので心理描写が激しくなるのは分かるのだが
序盤から「落ち着く」ストーリー展開がなくとにかく忙しい

戦国時代ということなのでたしかに「戦い」の連続なのは仕方ない。
だが序盤から終盤まで「日常描写」がないのは
せっかくの可愛いキャラクターたちの萌え要素が描写しきれていないのは残念だ
確かに戦国時代の歴史を描くことが重要なのは分かるのだが、
本作の本筋は「萌え」であることは否めず、
そういった意味での落ち着きどころとしての日常描写は欲しかった

全体的にみて数多くある女体化武将シリーズの中では群を抜いているだろう
以外に真面目な戦国時代のストーリーは細かい部分が気にならなければ素直に面白く、
そこに可愛らしい姫大名が綺麗に華を添えていた作品といえるだろう。

ただ好みは別れる。
歴史改変は細かい部分が気になる人はいらいらしてしまうかもしれないし、
姫大名に関しても「萌えキャラ」であることは否めず、あざとい部分も多い。
いわば本作品はよくも悪くも「オタク向け作品」の範疇でしか無い。

だが、キャラクターの作画やエロいシーンの作画、合戦シーンの作画など
「魅せる」シーンをきちんと作り上げた制作スタッフは賞賛したい。
アニメーションとしての面白みがきちんと詰まっているのは
1つの「アニメ作品」として素直に評価したい。

アニメを「空想のお話」として楽しむことができる人にしか勧められないが
(決して歴史ファンに勧めてはいけない作品だろうw)
オタク向け作品ということをきっちりと理解でき楽しむことができる方には
この作品は非常にクォリティの高い作品だった。

二期はあるのだろうか?最終話で新キャラが出る作品は・・・というジンクスもあるが(笑)
二期があるならば是非期待したい作品だ。
個人的には矢作紗友里さん演じる「明智光秀」が終盤可愛くて仕方なかったw

二期、期待したいと思います。