だから僕は、Hができない。

だから僕は、Hができない。 第1巻 <初回限定版> [Blu-ray]


評価/★☆☆☆☆(16点)


だから僕は、Hができない。 第1巻 <初回限定版> [Blu-ray]

制作/feel.
監督/高橋丈夫
声優/下野紘,遠藤綾,石原夏織ほか


あらすじ
桃園学園の高校生加賀良介は、ある雨の日、自宅前に佇む少女リサラ・レストール(王家を守る女家の筆頭)と出会い、ずぶ濡れだった彼女を自宅に招く。
「特異者」と呼ばれる人間を探しにきたという死神のリサラは、 人間界に留まるため良介に「折れた剣のグラム(の半身)」を埋め込み、良介の生きる力「エナジー」を受け取ることにする。



自己満足全開


原作はライトノベルな本作品
エロいアニメ好きの皆さんなら、当然ご存知のあの有名な「ヨスガノソラ」の
スタッフが再集結し制作している。

まず、この作品はAT-Xでみなければ意味がなかっただろう
隠すことなど「ヨスガノソラ」の時点からこのスタッフは忘れていたが
本作品でも「乳首」は描き込みまくり、もはやこれは
18禁アニメではないか?と感じてしまうほどの繊細な描き込み、
更に乳首を出すためのシーン展開など、「ヨスガノソラ」というあの作品を生み出した
スタッフらしい期待を裏切らない作品には仕上がっている。

その反面、地上波では何も見えない(苦笑)
当たり前といえば当たり前だが、不自然な光や影がバシバシ入ってくる
今から見る人はDVDかBD、もしくは録画だろうが
出来れば無修正版のほうが本作品を楽しめるだろう

そんなエロイ内容を安定の童貞声優である「下野紘」が後推しする。
彼のエロの力はヒロインたち死神の力になり、
重要な場面で胸をもんだり色々なものを見てエロパワーを充填する、
俺のキングダムがスパーキング!など卑猥な言葉を面白い言葉で濁しつつ
全開かつノリノリで演じられる「下野紘」さんの主人公はこの作品には欠かせない
エロい空気を爽やかなエロさに変換する「下野紘」の演技はやはり安定している

しかし、そんなエロ内容を楽しめるのは前半までだ。
後半からは、こういう作品にありがちな「シリアス」要素が入ってくる

前半こそ「やってきた死神」と「襲ってくる魔物」との戦い要素はあったが、
その中でエロ要素を描写しつつ、ハーレムラブコメ展開していた。
話が進むごとにヒロインが増えていくのもラブコメらしい内容だ
ありがちな展開ではあるものの強力なエロ要素で「面白い」と感じられる作品だが・・・

後半からは「エロだけじゃないストーリーも面白いんだ」と言いたいように、
清々しいエロがなくなり、シリアス要素や重い要素が入ってくる。
特に中盤の「力を手に入れた主人公が調子に乗る展開」を堺に
この作品の魅力でもあった「気軽なエロ」を楽しみづらくしていた

戦闘シーンも増えるが、この戦闘シーンも別に面白くはない。
エロ要素として脱げるなどの展開はあるものの、
毎回同じ技で締める展開が多く序盤から既にパターン化してしまっている点は残念だ

更にその先頭のせいでヒロインの一人がやけどのような状態になり、
その火傷が何時まで経っても残っている。
「可愛いキャラのエロシーン」を楽しむアニメなのに女の子キャラに
そういった傷がいつまでも残っている描写の必要性を一切感じなかった
シリアス要素が増えるに連れてエロ要素も減る。
この作品の魅力が見れば見るほどなくなっていくというのは虚しい感じだ

全体的に前半こそバカエロ作品として楽しめたのだが、
後半からは自己満足型のシリアス展開が続き、はっきりいってつまらない
ヨスガノソラのスタッフが集結したということで期待し過ぎたのかもしれないが
エロ要素は「乳首が繊細に描写されている」だけになってしまった

この作品ならではの面白さが「乳首の繊細な描写」意外にはなく、
その要素も後半からはなくなり、この作品に期待していた「バカエロ」が
半分しか楽しめなかったという印象だ
前半の「バカエロ」を貫き通してくれればもっと面白い作品になってしまったのに
なぜか、後半から「自己満足」全開の方向になってしまったのは残念だ

1クールである程度物語が完結して2期がなくてもいいような感じで終わったのはいいが
本作品は原作からかなり改変しているらしい。
原作は8巻も出ているのに、なぜ改変してオリジナルストーリーにしたのだろうか?
そういった所から制作側の「自己満足」が垣間見えていたとも言える。

個人的にはメインヒロインのリサラよりキュールのほうが可愛く見えてしまい
彼女を演じていた「西口 杏里沙」さんの今後の活躍に期待したいというだけの作品だった
ヨスガノソラという作品の名前が出ていたため、期待し過ぎたのかもしれない
あの作品をいろいろな意味で超えることは今の規制事情を考えれば
難しいのかもしれない・・・