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夏目友人帳

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夏目友人帳 1 【通常盤】 [DVD]


評価/★★★★☆(75点)


夏目友人帳 1 【通常盤】 [DVD]

制作/ブレインズ・ベース
監督/大森貴弘
声優/神谷浩史,井上和彦,小林沙苗ほか


あらすじ
妖怪が見える少年・夏目貴志は、ある日祖母の遺品の中から「友人帳」を見つける。「友人帳」とは、彼の祖母・レイコが妖怪をいじめ負かした結果、奪った名を集めた契約書だった。
以来、名を取り戻そうとする妖怪達から狙われるようになってしまった夏目は、とあるきっかけで自称用心棒となった妖怪、ニャンコ先生(斑)と共に、妖怪達に名を返す日々を送り始める。



そこに確かにある「妖怪」達の物語


原作は漫画作品。
アニメとしては本作品は一期で、現在4期まで放映されている、かなりの人気作品だ

基本的なストーリーはファンタジー。
主人公である「夏目」は妖怪が見える少年で、両親がおらず親戚を転々としていた
そんなある日、昔亡くなった祖母が住んでいた街に引っ越すことに。
祖母の遺品の中には「友人帳」という妖怪の奪った名を集めた契約書があり、
「夏目」は妖怪たちから必要に追われていた。
そんな中、妖怪、ニャンコ先生が彼の用心棒と鳴るところかストーリーは始まる

まず最初に感じるのは独特の「まったり」感だろう。
原作が少女漫画という事もあるのだろうが、
妖怪物でありながら「滅!」という感じに妖怪を退治することはめったにない。
主人公である「夏目」は妖怪に対し真剣に相対する。

彼らが名前を返して欲しいとくれば、すんなりと返し
頼みごとがあれば聞いてしまう。彼にとっては妖怪は「友人」であり、敵ではない。
そんな主人公と妖怪の物語が本作品だ

序盤のこの「まったり」感が本作品を受け入れられるかどうかのある種の試験紙だ
このまったり感じは作中全体に漂っており、
基本的に1話完結で妖怪が見える少年と妖怪たちの日常が描かれる。
このまったり感は人によっては退屈に感じてしまうかもしれないが、
このまったり感こそが本作品の魅力だ

簡単に言ってしまえば「空気」がいい。
主人公の性格もそうだが、毎話現れる妖怪たちの悩みや相談はほっこりするものが多く
見終わった後になんとも言えない優しい気持ちになる。
妖怪たちは妖怪であるものの、妙に人間らしいものが多く彼らの妖怪だからこその悩みと
その解決の切なさは、「妖怪アニメ」という枠に収まらない

物語の「刺激」としては薄いのだが、このまったりした空気感と
しんみりとできるストーリーは1話完結で見やすく
きっちりと「夏目友人帳」という世界観が描かれた作品だった

全体的に1話見て気に入れば最終話まで一気に見れる魅力のある作品だった。
その反面、まったりした空気は人によっては退屈に感じてしまうかもしれない
あまりにも淡々としすぎたストーリー展開は、本作品の魅力であると同時に欠点だ
まじめに描きすぎているというとわかりやすいかもしれない。
非常に「優等生」な作品だ

しかしながら、いつまでも見ていたい、ずっと見ていたい
そう感じさせるだけの魅力溢れる作品だった。
キャラクターでは特に「ニャンコ先生」の何ともいえない愛らしさは
多くの視聴者を魅了したことだろう。

演じられている「井上和彦」さんの演技力にも驚く
通常時のニャンコ先生と斑のときの声優さんが同じということを知った時は本当に驚いた。
また主人公を演じている「神谷」さんのしんみりとした声は
この作品の世界観を後押ししていた。

今から2期を見るのが楽しみです。

「」は面白い?つまらない?

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