えびてん 公立海老栖川高校天悶部

えびてん 公立海老栖川高校天悶部 Blu-ray 第1巻

制作/AIC Classic
監督/岡本英樹
声優/伊瀬茉莉也,阿澄佳奈,野水伊織ほか


あらすじ
野矢一樹は海老栖川高校に入学した新入生。彼は入学早々天文部への入部を希望し部室を探すが、なぜか部室は地下にあった。そこに足を踏み入れた彼を待っていたものは、天文部とは名ばかりの天悶部というオタクだらけの女子の集団であった。



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薄ら寒い


原作は『月刊コンプエース』で連載中の漫画作品
ニコニコ生放送で先行放送され、その後にTVでも放映された

ライトノベルではおなじみなヒロインの「自分語り」と「人生の価値観」を
語る所から本作品は始まる。
更に部活が廃部の危機という、今どき珍しくもない設定のおまけ付き。
序盤から期待感なんてものは一切ない所から本作品はスタートする

更にスタートしてからすぐに「女性キャラの1人が脱がされる」、
その理由はサービスだそうだが、無意味なサービスシーンだ
このキャラはすぐに脱がされるキャラになっており、
ほぼ毎話脱がされ、後半になればなるほど無価値になっていった
エロの安売りほど見ていて寒いものはない

ついでに言えば、どこかで見たことのある設定やキャラクターが本作品には多すぎる。
オリジナル要素・・・というのは本作品にはない。
ほとんどのネタは他作品のパロディ?といえるかどうか怪しいパロディネタや
同人誌ネタ、コスプレネタ、オタク関連ネタで構成されている。

本作品の芯となるパロディだが、レベルが低い。
ただ単に古いアニメやマニアックなネタを入れているだけで、
それが「笑い」に繋がっているとは言えない、
キャラクターたちが必死にパロネタをしゃべっていてもクスりとも来ないネタのレベルで
「寒い会話」が30分永遠と続いてしまう。

パロディネタの作品なのにパロディ元作品が古い上に少ない。
逆にそのパロディの元ネタがわかってもレベルが低いので笑いにつながる場合が少ない
相当にコアで狭い視聴者層を狙ってやっているのか制作陣の自己満足なのかわからないが、
このパロネタは相当に人を選ぶ
どっちかといえば「笑う」というよりも「懐かしい」というパロネタになってしまってる

聖闘士星矢、レイズナー、セーラームーン、ウルトラマン、うる星やつらなど
この5つの作品を知っていないと楽しめない話数もあり、、
これは見たことはあるが、コレは見たことがないという人は多いはずだ。
分かる人の中でも限られた分かる人で、その分かる人も次の話は分からないかもしれない
と、狭すぎる門だ。
全てのネタが分かった人がある意味すごい、私は半分くらいしかわからなかった(苦笑)

一応、作品が「天文(悶)部」だから宇宙関係を中心にパロディしてるらしいが
大体からパロディのセンスがあまりないのに、そんな縛りをしてしまっているため
余計に本作品の芯である「パロディ」が微妙になってしまっていた

パロディネタがわからないとこの作品はつまらない。
パロディネタとエロで作品の殆どを構成してしまっているため、
キャラクターの純粋な可愛さやキャラへの感情移入なのできるはずはない。
逆にパロディの少ない回はそれなりに見れるものになっているだけに、
濃ゆすぎるパロディ要素が本作品の作品の幅を狭めてしまっている気がした
6話などそれなりにストーリーも面白いものになっているだけに残念だ

また声優さん達の演技もいまいち光らない。
恐らくだが声優さんたちもパロネタの元がわからず「セリフの意味がわからない」という
台詞が多かったのではないだろうか?
声優さん達の演技に勢いがなく、キャラクターたちが生き生きしてしない。
特に阿澄佳奈さんは、私は好きな声優さんなのだが
本作品の主人公のキャラクターに合っている感じがなく、台詞に勢いがない。

全体的に見て相当に人を選ぶ作品だ。
恐らくこういう作品を好きだという人もいるのはわかる、
だが、多くの人は1話の段階で「なんだこの作品」と感じてしまい
とても万人受けできるアニメとはいえない。
分かる人だけには分かり、楽しめる人だけに楽しめる。

1話の段階で「面白い」や「普通」と感じた方はその後の話を見ても
それなりに楽しめるだろうが、1話の段階で「何だこれ」と感じた方は
その後の話を見ても楽しめない。

こういったパロディ作品はもともと好みが分かれるが、
パロ元がわからなくてもそれなりに楽しめるパロディ作品はある。
本作品と同じ監督の「戦国乙女」は元ネタがわからなくても楽しめる話になっており
元ネタがわかればな面白いとパロディ作品の良い部分が出ていたのだが、
なぜ同じ監督でここまでパロディの質に差がついてしまったのだろうか。

個人的には全10話で助かった。
全10話見るのもかなり苦痛で、もしあと2話か3話あったり
驚愕の2クールだったら、私は途中で見るのをやめていただろう。
2期の可能性は低いだろうが、2期があっても正直見たくない作品だ。

ただパロディ要素薄めにして普通に萌えアニメとして制作されたら
もう少し見れる作品になりそうなだけに残念だ。
原作の人気もすごい高いというわけでもなさそうなのだが、
何故アニメ化されたのか不思議だ・・・

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