アニメコラム

【5年前】隠れた名作が多い?2020年春アニメ特集!【プリンセスコネクト】

2020年春アニメ アニメコラム
2020年春アニメ
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どうもみなさん、4月もそろそろ終わり。
ゴールデンウイークに世の中は突入していますが、
みなさんの連休具合はどうでしょうか。
なんでも世間の4割ほどは今年のGWは
家で過ごす方が多いようです。

そんな人のために当サイトも休日に見れるアニメを
ばしばしと紹介していきたいと思います。

2020年春

前回は20年前のアニメを振り返ってみましたが、
今回は5年前のアニメを振り返っていきたいと思います。

当時はコロナウィルスの真っただ中で
マスクが不足する中、安部元総理が
マスクを配布することを決定したりと
そういう話題が多い時期でした。

アニメの一部にも延期が生まれる作品もでてきたりと、
5年も前のことですが、つい最近のように感じます。
そんな先がわからない中で放送されたアニメは
57作品ほどありました。

今回はそんな57作品から厳選して10作品を
ご紹介いたします

アルゴナビス from BanG Dream!

「アルゴナビス from BanG Dream!」レビュー
評価 ★★★☆☆(56点) 全13話あらすじ 北海道、函館。ヨーロッパと日本文化が融合した、華やかな建物が並ぶ街――函館の大学生・七星 蓮は、幼い頃に見たライブステージの熱狂を忘れられないまま毎日を孤独に過ごしていた。引用- Wikiped...

MyGOで大ヒットしたバンドリシリーズですが、
この作品はガールズバンドを主体としたバンドリとは違って、
同じバンドリシリーズではあるものの男性バンドを
主軸とした作品でした。

フルCGで描かれたキャラクターたちと、
モーションキャプチャーを利用したライブシーンの
ぬるぬる具合は素晴らしく、
ストーリー自体はバンドアニメとしては
まっすぐな王道作品です。

どことなくシュールな部分はあるのですが、
アルゴナビスとして映画シリーズが2作品も作られており、
TVアニメ放送時はあまり盛り上がっていませんでしたが、
見てみると面白い作品です

イエスタデイをうたって

「イエスタデイをうたって」レビュー
評価 ★★★★☆(62点) 全12話あらすじ 大学を卒業したものの職に就くことなく、フリーターとして特に目標もないまま過ごしているリクオ引用- Wikipedia

原作は90年代から連載していた作品で、
そんな時代を感じさせる大学生のモラトリアムを描いた作品でした。
90年代のどこか退廃とした乾いた空気感のなかで
描かれるのは主人公を中心とした三角関係でした。

90年代の若者だからこその等身大の恋愛模様、
どこかじれったさを感じさせる1クールではあるものの、
そのじれったさがまさに若い彼らを象徴するものであり、
面倒くさいまでの恋愛模様がたまりません。

1クールで物語もすっきりとまとまっており、
個人的に大好きな作品の1つなのですが、
あまり知名度が高くないのが残念なところですね

A3! SEASON SPRING & SUMMER

「A3 SEASON SPRING & SUMMER」レビュー
評価 ★★★★☆(60点) 全12話あらすじ 東京郊外の街・天鵞絨(ビロード)町には『ビロードウェイ』と呼ばれる通りがあり、多くの劇団が拠点にし、劇団員の聖地となっている。引用- Wikipedia

原作はソーシャルゲームな本作品、
最近はだいぶ減ってしまいましたが、
この時期はソーシャルゲーム原作アニメも元気なころですね
製作はP.A.WORKS×Studio 3Hzだったのですが、
2020年冬アニメだったものが春に延期してしまいました。

そのせいもあってか作品全体の作画があまりよろしくなく、
当時の社会情勢的に仕方のない部分はあるものの、
そこが非常に残念な作品でもありました

ストーリー的には面白く、演劇を題材とした作品で
大根だった役者たちが役者になるまでの物語を
きちんと描いており、一人一人のキャラの掘り下げも素晴らしく、
彼らの本番の舞台で感動できるストーリーが作られていました。

それだけにもっと作画が良ければ…と感じてしまう作品でもあります。

プリンセスコネクト!Re:Dive

「プリンセスコネクト!Re:Dive」レビュー
評価 ★★★★☆(69点) 全13話あらすじ 穏やかな風が吹き抜ける美しき大地・アストライア大陸。その一角で記憶を失った少年・ユウキは目を覚ます。彼を世話する小さなガイド役・コッコロ。いつも腹ペコな美少女剣士・ペコリーヌ。ちょっとクールなネ...

こちらもソーシャルゲーム原作のアニメ作品。
記憶を失った主人公と3人のヒロイン、
そんな4人の日常を丁寧に描きつつ、1話1話積み重ね、
その結末には思わず涙腺を刺激されるほどでした。

何度も味わったバッドエンド、
ハッピーエンドのその先に向かおうとする
キャラクターの物語が素晴らしく、
ソシャゲ原作アニメにありがちなキャラの多さを
うまく覆い隠しているストーリー構成が素晴らしい作品でした。

CygamesPicturesは最近も多くのアニメを手掛けていますが、
初期の頃から頭角を表していることを感じさせてくれる作品です。

乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…

「乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…」レビュー
評価 ★★★★☆(70点) 全12話あらすじ クラエス公爵家の一人娘であるカタリナ・クラエスは、両親に甘やかされて育ったせいで高慢で我侭な性格になっていたが、8歳の時に父に連れられて城に出向いたところ、転んで石に頭をぶつけてしまう。引用- ...

今でこそ悪役令嬢物のアニメは多くありますが、
この作品はそんな悪役令嬢もののさきがけのような作品でした。
唐突に前世の記憶を思い出し、自分がプレイしていたゲームの
世界に転生していること、しかも悪役令嬢として
破滅する未来が確定していることも思い出します。

そんな破滅フラグを回避する。
物語としてはシンプルなのですが、シンプルだからこそ面白く、
キャラ描写が光ります。
なろう系ではあるものの主人公に特別な力はなく、
あるのは未来とよべる原作のストーリーを知っていることです。

そんな破滅フラグを回避するために悪戦苦闘する
主人公がかわいらしく、そんな彼女に惚れてしまうキャラも出てきます。
決してご都合主義ではなく、破滅フラグを回避したとおもっても
ゲームのストーリーという名の強制力が働き、
予想外の展開が生まれます。

1万9800回の脳内会議を経てたどり着くハッピーエンドは
素晴らしいものがありました。

かくしごと

「かくしごと」レビュー
評価 ★★★★★(90点) 全12話あらすじ かつて下ネタ漫画がヒットしたこともあるベテラン漫画家・後藤可久士は一人娘の姫を溺愛していた。引用- Wikipedia

原作は絶望先生でおなじみの久米田康治先生による漫画なのですが、
この作品、そんな久米田先生のテイストを全開にしつつも、
終盤は大号泣してしまう作品でした。

この作品は一人の漫画家の人生と自己投影が詰まった作品でした。
ギャグ漫画家として生きている主人公、
妻を早くに亡くし、小さな娘を育てつつ、
そんな娘に自らがギャグ漫画家であることは言えずにいます。

漫画家として、ギャグマ漫画家としての業、
娘を愛しているからこそ自らの「描く仕事」を
「隠し事」とし、彼女に接し、そして、
世間に隠している隠し事が描く仕事に影響をし、
そんな「かくしごと」がすべて明らかになる終盤は親子愛にあふれていました。

久米田先生の漫画家としての集大成のような作品であり、
それをアニメで余すことなく描いている素晴らしい作品でした。

かぐや様は告らせたい〜天才たちの恋愛頭脳戦〜

「かぐや様は告らせたい〜天才たちの恋愛頭脳戦〜」アニメレビュー
評価 ★★★★☆(65点) 全12話あらすじ 将来を期待されたエリートたちが集う名門校・秀知院学園(しゅうちいんがくえん)。引用- Wikipedia

推しの子で色々と話題だった赤坂アカ先生による漫画作品を
原作としたアニメでした。
アニメのクォリティ自体も高かったのですが、
特に3話のEDで流れた「チカっとチカ千花っ」が
この作品の人気をより後押ししていた印象があります。

恋愛において告白したほうが負け。
そんな思いを抱えている二人が自ら告白せず、
相手に同告白させるかを模索する、
そんなラブコメ模様とキャラの魅力に溢れている作品でした。

これがラブコメだといわんばかりのラブコメらしさと
会話劇の面白さ、それをアニメという媒体で見ごとに描いており、
みいぇ居て楽しい作品でした。

球詠

「球詠」レビュー
評価 ★★☆☆☆(37点) 全12話あらすじ 舞台は埼玉県越谷市。鋭い変化球を得意とする武田詠深は、中学時代は変化球に対応できる捕手に恵まれなかったために積み重ねた特訓の成果を発揮することができず、中学を卒業する際には女子野球の道をいったん...

これほど惜しまれる作品はなかなかありません。
原作はまんがタイムきららフォワードで連載中の漫画作品で、
当時まだ続いてたきららアニメブームを感じさせるものですが、
そんな中でこの作品は野球を題材にしてる作品でした。

非常に真面目な作品なんです。
王道のスポーツアニメとして野球にかける女の子たちの
熱い思いが素晴らしく、自らの力不足に悩み、
練習を重ね勝利を掴む、この過程が素晴らしい作品でした。

しかし、そんな王道の作品をstudio A-CATが台無しにしました。
作画崩壊です、ほぼ全話にわたって崩壊気味で
試合中の描写やストーリー構成なども悪く、
アニメとしてはみていられませんでした。

当時の情勢を考えれば仕方のない部分もあるのですが、
未だにやらかし続けるstudio A-CATの現状を考えると、
コロナであろうがなかろうが関係なかったかもしれません。

波よ聞いてくれ

「波よ聞いてくれ」レビュー
評価 ★★★☆☆(58点) 全12話あらすじ 2015年6月4日、札幌市のスープカレー屋「VOYAGER」で働く鼓田ミナレは、職場のラジオから自分の声が流れていることに気づく。引用- Wikipedia

この作品、1話のインパクトは凄まじい作品でした。
主人公が熊と対峙しているシーンで始まり、
彼女はそれでも熊を前にしながら彼女は
ラジオのパーソナリティーとしての仕事を続けます。

そんな衝撃的な始まり、彼女はどうしてラジオのパーソナリティーとなったのか。
丁寧なストーリー運び故に話の展開の遅さは気になるところですが、
大人の女性がラジオでナニを語るのかという面白さ、
ラジオの中で確立する自分の姿、そしてラストの地震。

ラジオの存在意義、災害時にラジオを止めることは許されない。
電波で生まれるつながり、ラジオというものを
1クールで丁寧に描いた作品でした。

八男って、それはないでしょう!

「八男って、それはないでしょう!」レビュー
評価 ★☆☆☆☆(14点) 全12話あらすじ 二流商社に勤める主人公・一宮信吾がある朝目覚めると、そこは異世界の貧乏貴族の家で、自分がその家の八男、ヴェンデリン・フォン・ベンノ・バウマイスター(5歳)になっていることに気付く引用- Wiki...

この頃は今も語られる「なろう系」作品が多くありますが、
この作品を今も語る人は少ないでしょう。
だからこそあえて、今回取り上げてみます(笑)

タイトル通り貴族の八男となった主人公、
これが転生なのか転移なのか憑依なのかもよくわからず、
そもそも八男なのに1話の時点で3人の兄はいなくなり、
魔法の力があってーといういつもの展開になります。

作画も死んでおり脈絡もない展開も多く、
流れるままに貴族の地位をゲットして、
嫁もゲットしてと、流し素麺のような
流れてきたものをすするだけの人生を見せられます。

ラストバトルも1分で片付き、
自分のレビューを見返して思い出した部分はありますが、
みていた人がタイトル以上のことを思い出せない作品です。

隠れた名作

2020年春アニメはいわゆる覇権アニメと呼ばれるものがほとんどなく、
話題になった作品も少なかった印象があります。
そういうクールは「不作」と称されてしまうこともあるのですが、
こうやって振り返ると隠れた名作が非常に多く、
派手はないもののみたら一生忘れられないような素晴らしい作品ばかりです。

年間300本以上もアニメが作られる時代なだけに、
5年前のアニメでも忘れされてしまうことも多いのですが、
この機会にぜひご覧いただければと思います。

最期までお読みいただきありがとうございました。

「2020年春アニメ」は面白い?つまらない?