5月もあっという間に終わり、GWなどの長期休暇が
次はだいぶ先になってて憂鬱な人も多いかもしれません。
どうも笠希々です、毎月恒例の近況報告と
5月に見た作品の振り返りランキングになります。
5月
5月は私も3日ほど出かけておりまして、
家族でディズニーランドとディズニーシーに泊まりで行くという
人生で初めての2日連続ディズニーを経験しました。
流石にこの年齢になると2日連続は厳しい部分がありますが、
泊まりだったからこそなんとか行けた感があります。
そんな小旅行を挟みつつ、アニメと実写のレビューは13作品でした。
そこそこいいペースを保ちつつ、アニメコラムも1本書いてるので
実質2日に1本くらいのペースで投稿できました。
ただ、がっつりとした覇権や話題作を見れていなかったので
6月は意識的にそういう作品をみてみようと思っています。
ここ数ヶ月は実写化映画や実写ドラマなども一ヶ月に1本くらい
レビューしてるので、実写化作品も一ヶ月に1本くらいは
レビューしていこうかなと思っています。
そんなわけで個人的アニメ&実写ランキングやっていきます。
13位 マーダーミステリー・オブ・ザ・デッド

マーダーミステリーという有名なボードゲーム、
いわゆる人狼的な作品のアニメ化だったのですが、
いろいろな意味でひどい作品でした。
モーションキャプチャーを利用したフルCGのアニメーションは
ひどくてみられるレベルのものじゃなく、
ゆらーっと無駄な動きまで映像に取り込んでしまったせいで、
酔う感覚すら味わってしまうほどの映像へのこだわりのなさは致命的でした。
特にキャラクターの表情はボンドで固めたかのごとくガッチガチで、
ゾンビに囲まれている中の密室での殺人というシチュエーションなのに
キャラクターの感情が見えてこないレベルでした。
ストーリー的にも後出しの情報があまりにも多く、
ミステリーとしては不完全で、ふわっと終わるラストも
もやもやが残るものになっていました。
12位 賭ケグルイ Bet

賭ケグルイといえばアニメも、日本での実写化も大成功した作品でした。
そんな賭ケグルイがNetflixで実写化されたわけですが、
とんでもない原作改変が行われていました。
原作ではシンプルにギャンブル狂いな主人公の話でしたが、
今作では復讐というオリジナル設定がたされています。
そのせいで復讐劇のよくわからないストーリーが展開され、
最終話でもシーズン2をゴリゴリに匂わせる展開になっています。
役者のクォリティも恐ろしいほどに低く、
主人公の夢子を演じている方はまだしも、
他のキャラはなぜかみんなぽっちゃりしており、
原作のキャラを適当に真似たり、改変したりと意味不明な
キャスティングとキャラ付けになっていました。
肝心のギャンブルの内容もレベルが下がっており、
相手に血を出させたら勝ちという、
ただの決闘が行われたりと意味不明すぎました。
ここまで原作と違いすぎると一周回って
面白くなってくる部分もあるのですが、
実写化としては最低な部類に入ります。
11位 天久鷹央の推理カルテ

現在実写化ドラマも放送中の本作品。
そんなドラマに合わせるためだったのでしょう、
作画はズタボロでした。特に6話以降の作画は非常に厳しく、
美少女なはずの主人公は台無しになっていて、
10話では背景や小物をひたすら長回しすることで、なんとか作品にしていました。
万策が尽きないようにという制作側の労力は感じるものの、
アニメとしては厳しいものになっており、
作画ミスで衣装が変わったり、口の動きがおかしかったりと
近年稀に見る作画崩壊っぷりでした。
ストーリー的にも医療×ミステリーという作品なのですが、
かなりガバガバなミステリーになっており、
ところどころ悪くないエピソードはあるものの、
あまり良い印象は残らなかった作品でした
10位 黒岩メダカに私の可愛いが通じない

多くの人が本編の感想を語らずにOPばかりが話題になる作品でした。
確かに1度見ると忘れられない通称ひっくり返った虫ダンスは、
昨今の流行りに合わせた結果なのでしょう。
マッシュルなどが流行りましたからね。
内容的には美少女であることを自覚しているヒロインですが、
僧侶になることを目指している黒岩メダカに対しては、
ヒロインの魅力が通じず、なんとか惚れさせようとしているのに
結果的にヒロインのほうが顔を赤らめてしまう。
このパターンが1話から固定化しており、
ライバルキャラがでてきたり、終盤でようやく
ヒロイン自身が恋心を自覚します。
本編の作画自体はそこまで悪くなく、
マガジンラブコメらしい作品と言えるかもしれません
9位 ロード・オブ・ザ・リング ローハンの戦い

実写映画として有名なロードオブザリングの
スピンオフアニメ映画な本作品。
攻殻機動隊SACで有名な神山さんが監督を務めていて、
アニメーションのクォリティは非常に高い作品でした。
わざわざモーションキャプチャーで実写の映像を撮ってから
CGではなく手書きのアニメにする、
そのこだわりはすさまじいものを感じ、映像にも
それが現れていました。
しかし、そんな映像が100とするなら脚本が15くらいに
感じるほど、浅すぎるストーリーになっています。
エルフなどのファンタジー感のある種族がほとんどでず、
ひたすら人間同士の内輪もめ。
その原因も浅い野心を持った人物を王様が
手加減をミスってワンパンキルしてしまった結果というのがなんとも。
この王様のキャラが濃ゆすぎて、ほかのキャラがかすんでおり、
ストーリーもふわっとしている作品でした
8位 どうせ、恋してしまうんだ。

コロナが流行ったあのときから4,5年の時間がたったからなのか、
「コロナ渦」を舞台にした恋愛が描かれている作品でした。
やりたいことができない、青春を謳歌できない。
あの頃の学生は特に我慢を強いられていたことでしょう。
ただ、この作品はそんなコロナ渦を舞台にしたからこその
「らしさ」というものはそこまで感じません。
普通に水族館や海に出かけますし、めちゃくちゃ密です。
終盤でとってつけたように学園祭の中止が決まりますが、
生徒たちの懇願で1日だけ開催されるという甘さ。
恋愛事情もイケメンな幼馴染4人の男子と
高校生になっても子供のころからのままだった主人公ですが、
その中の一人に告白され衝撃を受ける所から始まります。
いわゆる「ぬいぺに」現象です(笑)
男性キャラに関しては魅力的なのですが、
肝心の主人公がそんな4人に対してあまり魅力的ではなく、
先の展開は気になれど…という作品でした。
7位 未ル わたしのみらい

農機具などで有名なヤンマーがアニメを手掛けるということで
少し話題になった作品でした。
全5話で制作会社もそれぞれ違い、監督も違う。
共通することは同じ名前のロボットが出るということくらいな
特殊な作品です。
ストーリー的にはいわゆるSDGs的な企業理念を感じさせる作品です。
ヤンマーは人の可能性を信じ、後押しし、
持続的な未来を作り上げよう敵なことが言いたいのはわかります。
ただ、そのメッセージ性がやや強く、
ヤンマーの工場見学に行ったときに見る映像のような感覚を受けました。
ロボットのデザインは非常に素晴らしかったのですが、
それを活かしきれないのはもったいなく感じる作品でした。
6位 マジック・メイカー ~異世界魔法の作り方~

異世界ヨスガノソラとして少し話題になった作品でした。
魔法にあこがれる主人公が30歳で死んでしまった結果、
異世界に転生したはいいものの、そんな異世界には魔法という
概念すら存在しませんでした。
この作品は非常に丁寧かつ真面目な作品です。
魔法体系、魔法の理論をきちんと考え、
主人公がそれをきちんと研究し、検証し、実用する。
この過程がきちんと描かれている作品でした。
ただ、真面目であるがゆえに地味さはあり、
同時にストーリーのテンポもかなり遅い作品です。
作画の悪さも致命的でしたは、
個人的には好きな部類の作品だったのですが、
色々と惜しい作品でした
5位 ハミダシクリエイティブ

原作は2020年に発売されたアダルトゲームで1話5分ほどの短編アニメでした。
ファン向けのアニメであるということはもちろんなのですが、
それも踏まえてみると「平成」の残り香が凄まじい作品でした。
アダルトゲーム原作、生徒会が舞台、少し懐かしいキャラデザ、
5人の美少女の日常、記号的とも言えるキャラ付け。
ついでにブルマな体操服と、もう平成感満載な作品でした。
10年以上前にこういうアニメを見ていた記憶が
強烈に蘇るような感覚になります。
原作のストーリーではなく、日常ストーリーであるため、
原作をプレイしてること前提の作りはなっているものの、
それがあまり気にならないほどの郷愁感のようなものを
感じる作品でした。
4位 サラリーマンが異世界に行ったら四天王になった話

なろう系のように見えて小説家になろう原作ではない
漫画原作な本作品。タイトル通り、サラリーマンが異世界に行く作品です。
感覚的に言えばサラリーマン金太郎や半沢直樹などのサラリーマンドラマを
異世界を舞台にしてやっているような感覚で、種族こそ人間ではないものの、
州人口が海外赴任の経験を活かしながら進むドラマが心地良い作品でした。
魔王軍というベンチャー企業、そんな企業が同業の会社との
合併を進めたり、自社の商品を開発したり、営業をしたり、
ときには商売に邪魔が入ったりと、わかりやすくサラリーマンドラマとして
作られており、やや地味な部分はあるものの堅実物語が作られていました。
あまり盛り上がりどころらしい盛り上がりどころもなく、地味というのが
欠点ではありますが、タイトルから感じる「なろう系っぽさ」とは
真逆を行くような作品でした。
3位 もめんたりー・リリィ

GoHands制作によるオリジナルアニメでした。
GoHands制作だからこその癖全開の作画は良くも悪くも人を選び、
時折「ぎょ」っとするほどの髪の描写はいろいろな意味で圧倒されます。
ストーリー的にも癖は強いものの、刺されば面白さが伝わる作品でした。
ポスト・アポカリプスな世界で戦う少女たち、
仲間を失い、自分たちの活きる意味を見出し、自分たちの出生の秘密を知り、
敵の秘密を知り、それでも戦い続ける。
1クールでこの物語が綺麗にまとまっており、
少女たちの存在証明の物語が素晴らしかった作品でした。
ただ主人公の「割烹」をふくめキャラクターの癖も強く、
作画の癖も強い、癖まみれの作品なだけに好みは強烈に別れますが、
個人的には好きなほうの作品でした
2位 沖縄で好きになった子が方言すぎてツラすぎる

方言というものを扱ったアニメは定期的に作られるのですが、
この作品はそんな方言でも「うちなーぐち」こと「沖縄弁」を
主軸にした作品でした。
沖縄弁、うちなーぐちを知らないと何を言っているかわからない、
「通訳」がいるレベルのヒロインというのは斬新で、
そんなヒロインに惚れてしまった東京から来た主人公と、
主人公に惚れてしまったもう一人のヒロインの三角関係なラブコメを中心に、
沖縄での日常がコミカルに描かれている作品でした。
日本でありながら、どこか異国感が生まれるほど独自の文化がある沖縄だからこそ、
1クール、ネタが尽きることもなく、マンネリになることもなく、
沖縄観光でもしてるかのような気分になる作品でした。
二人のヒロインの可愛らしさもしっかりとあり、
1話を見て気に入れば最後まで楽しめる、そんな作品です。
1位 たべっ子どうぶつ THE MOVIE

あの、たべっ子どうぶつがまさかの映画化という衝撃的な作品でした。
世界観自体も摩訶不思議で、隕石が落ちた影響で地球では
「食べたお菓子のキャラ」が擬人化するという現象が起きています。
そんな世界でうまい棒のうまえもんや、タラタラしてんじゃねーよなどが
普通に生活し暮らしています。
この時点で面白い世界観なのですが、
中でも「たべっ子どうぶつ」たちはKPOPアイドルのごとく大人気な
アイドルになっており、ワールドツアーまで行っています(笑)
製菓会社であるギンビス以外の会社のお菓子も画面のあちこちに
存在しており、それを探すのも楽しみになっています。
そんな子供向け映画のニュアンスは強い作品なのですが、
同時に見事な伏線回収とお菓子というものを扱ったからこその
ストーリーは思わず涙腺を刺激されそうになるものになっています。
映像のクォリティも非常に高く、フルCGでコミカルに
おかしーずが動き回る姿は子供向けだからこそ、
セリフがわからずとも「見て」楽しめる素晴らしい作品になっていました。
6月
6月も気合を入れてやっていきたいところなのですが、
この記事の時点で7日になってしまいました(汗)
ちょっと6月は大きな仕事が何件かあり、その準備に追われてしまいましたが、
準備自体も終わったので今日から巻き返していきたいと思います。
そんなわけで6月もよろしくお願いいたします。