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ライディング・ビーン

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評価/★★★★☆(65点)


ライディング・ビーン [DVD]

制作/アートミック、AIC
監督/園田健一
声優/田中秀幸,松井菜桜子,小山茉美ほか


あらすじ
ナイフすら寄せ付けない屈強な肉体を持ち、ロードバスターの名で知られる凄腕の運び屋、ビーン・バンデットは、特注のオリジナルマシン「バフ」を愛車に、金さえ払えばどんなものでも確実に目的地に送り届ける。しかし、ひょんなことから、ビーンは1人の少女と出会い、誘拐の汚名を着せられてしまう。「バフ」を走らせ、警察から逃げ回るがビーンの運命は…。




アゴ男は不死身なのだ


本作品は1989年に発売されたOVA作品。
『バブルガムクライシス』や『ガンスミスキャッツ』で有名な園田健一原作。
知る人ぞ知る名作として有名だ

基本的なストーリーはアクション。
運び屋として有名な「ビーン・バンデット」、ある日彼のもとに
一人の少女を運んで欲しいという依頼が入った、
しかし、この仕事には裏があった・・・というところからストーリーは始まる。

見だして感じるのはアクションシーンの激しさだ。
作画の質的に80年台という古さは感じるものの、
シーンの中身は今のアニメ以上にしっかりと描写されている事に驚く。

特にメインでもあるカーアクション。
疾走感あふれる車の動きを大胆に描写は画面に釘付けにされるほどの爽快感だ
主人公の乗る車がかなり改造されており「横に走る」シーンを見たときは
思わず「おぉ!」と唸ってしまうほど痛快なシーンの数々だ。
まるでバットマンカーでも見ているかのような徹底した改造ぶりと
状況高い能力の高さは見ていて素直に面白いと感じる。

そして主人公であるビリーのキャラクター。
ニヒルという言葉で片付けてしまうのはいささか簡単だが、
プロフェッショナルな彼の運転と不死身じゃないかと感じるシーンの数々、
彼は眉間に弾丸を食らっても死なない(笑)
ブチ切れるとまるで破壊神のごとく敵を追い詰めるが、金と少女に甘いw
大雑把な性格だが主人公としてのカリスマ性にあふれるキャラクターだ。

ストーリー的には45分でまとまっている。
キャラクターの紹介などはないものの、ストーリーの流れで大体把握することができ、
最初は誘拐された少女を家に送り届けるだけで5万ドルだった仕事が、
最終的には200万ドルの大仕事に化けていく展開など起伏に飛んだ展開の数々だ。

敵も最後まで敵であり、不死身過ぎるビリーに対し懸命に戦うのだが
最終的にはあまりの倒れなさに「笑って」しまう。
ただ、敵のキャラクターがかなり極端になっており賛否が別れるポイントだろう。

全体的に見て45分できっちりとまとまっている作品だった。
物語の深みは足りないもののストーリーは起承転結がしっかりしており
それを激しいカーアクションとガンアクション、不死身過ぎる主人公というスパイスで
物語に刺激を加え見た後に素直に「面白かった」といえる作品だ

気になったのは序盤に会った女性の着替えのシーン。
妙にパンストや下着を履くシーンにこだわっており・・・というよりも
こだわりすぎなくらい妖艶に描かれており、
監督さんの好みなのか?と勘ぐってしまうほどだった(笑)

物語全体で80年台の洋楽が流れているのも気持ちが良かった。
アメリカのアクション映画を45分で見たような感覚、
見た後にビールを飲みたくなるような作品だった。

80年台の作品だがなんとブルーレイ化もサれているのには驚いた。
知る人ぞ知る名作ではあるが、ファンに長年愛されている作品なのだろう
期になった方は是非、ご覧頂きたい。
(DVDのジャケット絵は・・・ちょっとあれですね・・・w)

「」は面白い?つまらない?

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