SF

ダーティペア

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評価/★★★★☆(66点)


ダーティペア DVD-BOX

制作/日本サンライズ
監督/滝沢敏文
声優/頓宮恭子,島津冴子,巻島直樹ほか


あらすじ
銀河のもめ事を解決すべく、WWWA(世界福祉事業協会)が誇るトラブルコンサルタント、ラブリーエンゼルのユリとケイが宇宙を股にかけて大活躍する、痛快SFアクション。解決困難なトラブルにユリとケイはどのように挑むのか?




危険な二人にご用心


原作は小説の本作品。
1985年にアニメ化され、のちにOVAや劇場版なども制作された
本作品はテレビアニメ版。

基本的なストーリーはSF。
22世紀の宇宙にはあらゆるトラブルを解決する専門機関であるWWWAがあった
WWWAにはラブリーエンゼルという二人の美人コンビが居たが
彼女たちはそんな名前と裏腹に事件解決の際に多大な被害を出すことが有名で
「ダーティペア」と呼ばれていたというところかストーリーは始まる

序盤から昭和らしさを感じる「めちゃくちゃ」さ加減だ。
主人公は二人の美少女なのだが、銃がぶっぱなすは男は殴りまくるわ、
建物は破壊するわ、コンピューターは殴りまくるわ、惑星は破壊するわとと
キャラのまともさなんてものはなく、暴れまくり撃ちまくる。
彼女たちはイケメン好きでお金好きと、昭和らしい強気な女性キャラクターだ
そんな台風のような二人組が中心となって基本1話完結のSFストーリーを展開する

1話完結のため、毎回非常にテンポが良い。
コンピューターが暴走したり、宝探しをしたり、潜入捜査したりと
宇宙で起こる様々な事件やトラブルを解決するために毎話いろいろな話を展開し
起承転結のしっかりとしたストーリーが作られており非常に見やすい。

確かに二人のキャラは暴走気味なのだが、ストーリーは意外ときっちり「SF」になっており
SF設定をきちんと生かしたストーリーが多いのも特徴だ
ただ、ほぼ全て1話完結でストーリーに当たり外れがたまにあるが、
1話完結なので微妙なストーリーでもそれほど気にならない勢いがある。

また、これは今見るからそう感じるのかもしれないが「癖のある台詞回し」が妙に癖になる
昭和という時代の台詞回しといえばそれまでなのだが、今見るからこそ
キザなセリフはまるで昔の「洋画」を見ているような感覚に浸れる
「マティーニが冷えてるぜ」なんてセリフは今のアニメではギャグにしかならないが
このアニメの世界では普通に使われる。

しかし、2クールのアニメで「芯」となるストーリーがない。
例えば2クールに渡っての敵や伏線などの設定はなく、
あくまでもSFドタバタアニメで基本1話完結のストーリーを展開しており
深みというのはあまりなく、逆に深みがないからこそ2クール一気に見ることができる

全体的に見て古さというのは確かにあるが
それを超える「懐かしい面白さ」がギュっとつまった作品だ
ドタバタな1話完結のSFストーリーは当たり外れはあるがテンポがよく
SF設定もきちんと織り込まれキャラ描写もされており、
二人の美少女の過激で魅惑な活躍を見ることができる。

決して名作ではないが、気軽に楽しめる作品を探しているならオススメだ。
何も考えずすっきりと全26話楽しむことができるだろう
あまり好き嫌いがわかれない作品かもしれない、
主人公二人の格好は確かに男性向けかも知れないが、
それを除けば誰でも少なからず楽しめる作品といえるだろう。

ここ最近古いアニメがリメイクされることも多くなってので
本作品も「もしかしたら」リメイクされるかもしれない。
必然的にお色気要素は増えそうだが・・・w
リメイク密かに期待しています。

「」は面白い?つまらない?

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