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ドラゴンボール 神龍の伝説

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評価/★★★☆☆(58点)


DRAGON BALL THE MOVIES #15 ドラゴンボール 神龍の伝説 [DVD]

制作/東映アニメーション
監督/西尾大介
声優/野沢雅子,鶴ひろみ,古谷徹ほか


あらすじ
少女パンジの住むグルメス国では、世界最高の宝石「リッチストーン」を掘り出すために、軍隊が村の家や田畑を破壊し続けていた。苦しむ村人達だが、強力な軍隊の力の前では、暴挙を止めさせることは出来ない。パンジは村を抜け出し、武術の神・武天老師に助けを求めるため旅を始めるのだった。




記念すべきドラゴンボール映画第一弾


本作品はドラゴンボールとしては初の映画作品。
懐かしい「東映まんがまつり」の3本のうちの1本
同時上映はゲゲゲの鬼太郎、キン肉マンなど。

基本的なストーリーはドラゴンボールの初期エピソードを軸にして再構成し、
そこにオリジナルの要素である「グルメス王国」を絡めて膨らませた話になっている
尺としては50分ほどで悟空とブルマの出会いから神龍が出てくるまでを描く

序盤からテンポの良い展開で進む。
悟空とブルマの出会いは懐かしいシーンでそこに「グルメス王国」を上手く絡めており
初期のドラゴンボールらしい「コミカルだが大胆な戦闘シーン」もあり
もし、ドラゴンボールを知らなくても問題内容になっているのは
映画一作目と言うことを考えると好印象だ

更にドンドンとキャラクターも出てくる。
開始20分でブルマ、プーアル、ヤムチャの3人がストーリーの流れで自然に出てくる
原作通りのストーリー展開とはいえないが、原作に近い流れで構成されており
一度ドラゴンボールを見たことのある人でもそこまで違和感のない構成だ。

ストーリー自体は悟空が亀仙人と出会うまでを中盤まで一気に描き
終盤にかけてグルメス王国関連のストーリーを消化している。
どちらかというとグルメ王国の話は「50分でストーリーをまとめるため」の
ストーリーでわかりやすいストーリーではあるものの深みはなく、
ドラゴンボールが叶える願いや展開もありがちな内容ではある。

全体的に見てあっさりはしているものの
初期のドラゴンボールのエピソードをうまく50分でまとめており
テンポの良い展開と魅力あるキャラクターたちの自然な登場のさせ方、
更にキャラクターたちの見せ場のシーンをきっちり描くなど
「まだドラゴンボールを見たことない人も居るであろう」ということをきちんと意識した
ドラゴンボールの最初の映画にふさわしい内容になっている。

また作画に関しても非常によく動き、亀仙人のかめはめ波のシーンや
悟空の如意棒が伸びるシーンなどよく描かれており
スクリーンという大きな画面で見ても遜色のない出来栄えだった。
ただ、最後の戦いに関してはやや消化不良気味な感じは残る。
もう少し戦闘シーンが長くても良かったのではないだろうか。
それまでの戦闘シーンに比べるとシーンとしても短かったので
最後のシーンまであっというまだったという印象が拭えない。
もう少し映画オリジナルキャラの掘り下げがあっても良かったのではと感じてしまう。

しかしながら、ドラゴンボールを知らなくても楽しめる貴重なドラゴンボール作品だ。
いま見ても遜色のない作画のレベル、声優さん達の豪華さ、
50分という短い尺で十分に「ドラゴンボールの世界」を味わえる作品だ。

「」は面白い?つまらない?

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