「名探偵コナン 銀翼の奇術師」レビュー

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映画
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評価 ★☆☆☆☆(19点) 全108分

あらすじ 毛利小五郎は、「Romeo Juliet Victor Bravo!」 と書かれた怪盗キッドの予告状についての相談を、舞台女優の牧樹里から受ける。引用- Wikipedia

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推理は15分、アクションは1時間!これぞコナン映画!

本作品は名探偵コナンの映画作品、コナンとしては8作品目の作品となる。
また怪盗キッドが出る作品としては2作品目。
監督は山本泰一郎、製作はトムス・エンタテインメント。

怪盗キッド


画像引用元:名探偵コナン 銀翼の奇術師 予告編より
(C)2004 青山剛昌/小学館・読売テレビ・日本テレビ・
小学館プロダクション・東宝・TMS

今作は怪盗キッドが出る作品だ。
世紀末の魔術師以来の登場であり、世紀末の魔術師と同じように
怪盗キッドがお宝を狙うために予告状を出し、
キッドからお宝を守るために毛利小五郎が雇われるという所から物語が始まる。

キッドの予告状の暗号の意味、キッドからコナンはお宝を守れるのか。
きっちりと怪盗と探偵の対決の面白さを予感させる始まりだ。
舞台役者が集う中で「誰が」怪盗キッドなのか?と疑う中で、
「工藤新一」がコナンの前に現れる。

序盤からコナンの前に「工藤新一」が現れるという展開というのは面白い。
もちろん怪盗キッドではあるものの、変装ではなく顔立ちが工藤新一と
似ているがゆえに周囲の人間には怪盗キッドと見破れない。
分かっているのはコナンの正体を知っているコナンと灰原哀と博士のみだ。

怪盗キッドが工藤新一として蘭や他のキャラクターと会話する様子は
コナンと同じ目線で見る視聴者的にも何をしでかすのだろうかというハラハラ感が
生まれており、「ダジャレ」を連発し、蘭と「イチャイチャ」する怪盗キッドに
ドキドキさせられる。

対決


画像引用元:名探偵コナン 銀翼の奇術師 予告編より
(C)2004 青山剛昌/小学館・読売テレビ・日本テレビ・
小学館プロダクション・東宝・TMS

ここ最近のキッドは腑抜けであり、月下の奇術師が聞いて呆れるほど
怪盗としてのレベルが落ちており、コナンに甘えたり頼ったりすることも多く、
コナンもキッドに協力を依頼したりと、
「探偵」と「怪盗」という本来は敵対する関係性が崩れてきている。

だが、今作ではきっちりと敵対している。
変装したキッドを追い詰め、キッドはトランプ銃を撃ったり、
コナンはキック力増強シューズでサッカーボールをシュートしたり、
きっちりとした「対決」を描いている。

逃走劇に関しては1枚上手な怪盗キッドの手腕も描き方もしっかりとしており、
きちんとした探偵と怪盗の対決が見れる作品だ。

飛行機


画像引用元:名探偵コナン 銀翼の奇術師 予告編より
(C)2004 青山剛昌/小学館・読売テレビ・日本テレビ・
小学館プロダクション・東宝・TMS

中盤になると物語の舞台が空の上へと移る。
序盤と違い「怪盗キッド」が誰に変装しているかわからない状態であり、
キッドがどうやって盗むのか、コナンはそれを防ぐことができるのか
という期待感が生まれる。

そんな中で殺人事件が起きる。
飛行機という密室の中で起きた「毒殺」、一体誰がどうやって
なんのためにやったのか。
ただ事件自体はものすごくあっさり解決する。

事件が起きてから15分ほどで犯人が判明してしまうのは
はっきりいって浅いとしかいいようがない。
わざわざ毛利小五郎の奥さんを飛行機に載せた理由もいまいちよくわからず、
ミステリーとしては非常に浅いのが本作品の特徴だ。

墜落させたかった


画像引用元:名探偵コナン 銀翼の奇術師 予告編より
(C)2004 青山剛昌/小学館・読売テレビ・日本テレビ・
小学館プロダクション・東宝・TMS

終盤になると、この作品で制作側が描きたかった部分が分かる。
まさに終盤の「飛行機」のシーンだ。
コナンたちが乗る飛行機で起きた殺人事件、その犯人が仕掛けたトリックのせいで
飛行機の機長と副機長も毒が体内に入ってしまう。

飛行機の操縦を行うのはキッドとコナンだ(笑)
色々と突っ込みたくなる部分だが、ここで突っ込んではいけない。
ただでさえ素人の二人、そんな二人なのに燃料はアクシデントでほぼなし、
着陸するための飛行場は雷により炎上で着陸できず、
「埠頭」に着陸するしか無いと言う状況に陥る。

飛行機が墜落するかもしれないというのはハリウッドのアクション映画では
ある意味でおなじみの展開だ。そんなハリウッドバリの状況にコナンたちが陥る。
この状況がやりたいがために物語の舞台が唐突に空の上になり、
機長と副機長を操縦不能の状況にするために殺人事件を描いてる。
殺人事件はおまけでしかない。

名探偵コナンてミステリーじゃなかったっけ?と疑問に思ってる
視聴者そっちのけに操縦者がズブの素人である毛利蘭に切り替わる。
突っ込みどころがありすぎてツッコミが追いつかない(笑)
制作者側が明らかにやりたいシーンを描くために
色々と無理やり、状況を作り出しているのを感じる展開だ。

ズブの素人である毛利蘭と、ズブの素人である鈴木園子が
コナンの指示で飛行機を着陸させる。
突っ込んだからこちらが負けといわんばかりの強引すぎる状況を、
笑いながら楽しんでこの作品は終わる。

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総評:ツッコミどころ満載。


画像引用元:名探偵コナン 銀翼の奇術師 予告編より
(C)2004 青山剛昌/小学館・読売テレビ・日本テレビ・
小学館プロダクション・東宝・TMS

全体的に見て序盤から中盤までの怪盗キッドVSコナンはよかったものの、
肝心のお宝は偽物でどうでもよくなってしまい、
本来は主軸のはずの殺人事件が起こって15分で解決、
結局は制作側が「飛行機が墜落するかもしれない」というシーンを
やりたいがために強引に作り上げている感じが否めない作品だ。

前半の怪盗キッドVS名探偵コナン、中盤の殺人事件、
終盤の飛行機墜落と1つ1つがバラバラであり自然なストーリー展開と言えず、
前回怪盗キッドがでた「世紀末の魔術師」がうまくお宝を
ストーリーに絡めつつ殺人事件も起きていたのに、
この作品は見事にバラバラだ。

作品全体にまとまりがなく、終盤の展開に持っていくために
色々と強引な部分が多い作品だった。

個人的な感想:超スピード解決


画像引用元:名探偵コナン 銀翼の奇術師 予告編より
(C)2004 青山剛昌/小学館・読売テレビ・日本テレビ・
小学館プロダクション・東宝・TMS

コナン映画としては最速の解決だ(笑)
殺人事件が起きて15分で解決するのはこの作品くらいだ。
普通のTVアニメの1話完結の話ならば15分で問題ないが、
1時間40分の映画で15分で解決してしまうミステリーアニメ映画。

さすがはコナン映画と言いたくなるほど、
ある意味でコナン映画らしいツッコミどころ溢れる作品だった

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