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駄弁る「フードコートで、また明日。 」レビュー

©2024 成家慎一郎/KADOKAWA/フードコートで、また明日。製作委員会 日常
画像引用元:©2024 成家慎一郎/KADOKAWA/フードコートで、また明日。製作委員会
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評価 ★★★☆☆(50点) 全6話

TVアニメ「フードコートで、また明日。」#6WEB予告|8月11日(月)TOKYO MX他各局にて放送開始

あらすじ

黒髪・清楚なお嬢様っぽくていつも浮いてる和田。金髪・黒ギャル風でやたら圧がある山本。二人の共通点は”ぼっち”。話しかけにくく映るために、周りからは少し距離を置かれてしまうこと。

引用- Wikipedia

駄弁る

原作はコミックNewtype で連載中の漫画作品。
監督は古賀一臣 、制作はAtelier Pontdarc

正反対

この作品の主人公はクラスでは浮いてる2人だ。
クラスメイトからの印象はクールな真面目っ子と冷めたギャル。
二人にはときおり、クラスの2人に対する陰口も聞こえている。
そんな二人が実は仲が良い。

ギャルな山本は見た目はギャルであるものの成績優秀で真面目だ、
逆にクールな真面目っ子な和田は実はオタク気質な部分があり、
ソシャゲにも課金しまくっている。その一方でギャルの方はSNSすらやらない。
見た目と正反対であり、二人とも正反対な性格なのに
なぜか放課後にフードコートで駄弁っている関係性だ。

2人は日々の何気ない抑え込んでる気持ち、何気ないことをさらけ出す。
そんな場所は決まってフードコートだ。
JKらしくだべりながら、フードコートのものを食べる。
この作品は1話である意味、完成している。

毎日話してるのに、話すことは無限にある。
何気ない会話を何気なく描いている、
フードコートのものを毎回いろいろと食べながら、
形にも記憶にも残らない会話を繰り広げる。
そこに意味はないのかもしれない、だが意義はある。

フードコートで、また明日。
彼女たちの日々は無限に続いていく。

アニメーション

余計な演出など一切ない、リズミカルな会話劇がひたすら心地よく、
アニメーションとしての面白みはやや薄いものの、
毎話のopで二人がダンスをやってる姿は本編と違って動きまくっており、
思わず毎回飛ばさずに見てしまうほど、いいギャップになっている。

本編が手抜きや低予算というわけでもない、
細かい動きにはこだわりを感じる部分があり、
ときおり、あえてフードコート自体をじっくり映すことで
会話の「空気感」を演出する。

2話では二人の過去もさり気なく描写され、
なぜこの正反対とも言える二人が仲がいいのかをどこか納得させてくれる。
毎話毎話に「意味」があるわけではない、しかし、
二人にはこの時間が必要だ。
そう感じさせる日常を丁寧に描いている。

二人の声優さんの演技も自然であり、過剰になりきらず、
かといって抑えすぎない。
絶妙な会話劇が繰り広げられる。

ゴリラ

基本的にこの作品は二人で成り立っている。
だがときおり、そこに「ゴリラ」がやってくる(笑)
和田いわく「ゴリラ」顔の女子なのだが、
そんな女子が顔を見せずにときおりフードコートにやってきて
会話に参加したりしなかったりする。

二人だけの会話劇ではなく、「ゴリラ顔」の斎藤さんや
偽和田がでてきたりと、サブキャラがふとした瞬間に
でてくることでいい刺激になっており、
物語のマンネリを防いでいる感じがある。

この作品は日常系だ、変化がない。
全6話の中で季節の変化はあり、時間も流れているのだろうが、
時間の変化がキャラクターの心理描写に影響を与えるわけでもない。

二人でいつまでも

和田と山本、二人の主人公が1話の時点でキャラ立ちしているからこそ、
この二人が喋っているだけで物語が成立し、1話1話もたせてくれる。
やってることは1話からずっと同じだ。

だが、徐々に和田のメンヘラ気質のヤバさも暴走していき、
山本に恋愛感情があるわけでもないのに、
山本が他の女と仲良くするのが嫌だと駄々をこねる(笑)
この二人が愛くるしく、面白い。

そんな二人もちょっとしたことで喧嘩をすることもある、
だが、二人はそんなちょっとした喧嘩で崩れるほどの間柄ではない。
高校が違っても、フードコートでいつも集まる。
それが成立する間柄だ。

特に和田のキャラは素晴らしいものがある。
1話から彼女はずっとソシャゲをやっており、推しキャラが居る。
課金も上等、グッズも集めている。
だが、終盤、そんなソシャゲがサービス終了する(笑)
この作品における唯一の変化だ。

そんな絶望の中で彼女が見つけた希望、
ぜひこの記事を御覧の皆様にも観ていただきたい。
フードコートで駄弁り続ける二人はいつまでもそこにいる。
そんな余韻を残すラストは素晴らしかった。

総評:この日常に意味はない、だが意義はある

全体的に観て日常アニメらしい日常アニメと言える作品だった。
フードコートで女子高生が駄弁る、それ以上でもそれ以下でもない。
話に関しても毎話、特に大きな変化が起こることもなく、
ときに喧嘩をしたり、サブキャラがでてくることはあるものの、
基本は二人でなんてことのない会話をして終わる。

このそれ以上でもそれ以下でもない感じが
The日常アニメ感に溢れており、肩の力を抜いて楽しめる作品だ。
全6話というのもちょうどいい塩梅で、
おそらくこれを1クールやってしまうとダレる。
全6話だからこそ、もっと観ていたいと思わせる余韻を残してくれた。

いい意味でも悪い意味でも日常アニメであり、好みはあるものの、
1話を見て気に入れば最終話まで楽しめる作品だった。

個人的な感想:全6話

昔からOVAなどで全6話のアニメは多かったが、
最近はWebアニメなどを中心に全6話くらいのアニメも増えており、
地上波のアニメでも全6話のアニメが放送され始めている。
この作品やタコピーの原罪など、原作が短い、または原作ストックが
あまりない作品をアニメ化するうえで全6話というのはちょうどいいのかもしれない。

特に日常アニメなどは1クール全12話でやってしまうと
ダレてしまう作品もある、変に引き伸ばすより、
綺麗に全6話で収めるというのはやり方としてアリなのかもしれない。

全6話で終わる日常系、ぜひ、お試しあれ。

原作はコミックNewtype で連載中の漫画作品。
監督は古賀一臣 、制作はAtelier Pontdarc

正反対

この作品の主人公はクラスでは浮いてる2人だ。
クラスメイトからの印象はクールな真面目っ子と冷めたギャル。
二人にはときおり、クラスの2人に対する陰口も聞こえている。
そんな二人が実は仲が良い。

ギャルな山本は見た目はギャルであるものの成績優秀で真面目だ、、
逆にクールな真面目っ子な和田は実はオタク気質な部分があり、
ソシャゲにも課金しまくっている。その一方でギャルの方はSNSすらやらない。
見た目と正反対であり、二人とも正反対な性格なのに
なぜか放課後にフードコートで駄弁っている関係性だ。

2人は日々の何気ない抑え込んでる気持ち、何気ないことをさらけ出す。
そんな場所は決まってフードコートだ。
JKらしくだべりながら、フードコートのものを食べる。
この作品は1話である意味、完成している。

毎日話してるのに、話すことは無限にある。
何気ない会話を何気なく描いている、
フードコートのものを毎回いろいろと食べながら、
形にも記憶にも残らない会話を繰り広げる。
そこに意味はないのかもしれない、だが意義はある。

フードコートで、また明日。
彼女たちの日々は無限に続いていく。

アニメーション

余計な演出など一切ない、リズミカルな会話劇がひたすら心地よく、
アニメーションとしての面白みはやや薄いものの、
毎話のopで二人がダンスをやってる姿は本編と違って動きまくっており、
思わず毎回飛ばさずに見てしまうほど、いいギャップになっている。

本編が手抜きや低予算というわけでもない、
細かいうごきにはこだわりを感じる部分があり、
ときおり、あえてフードコート自体をじっくり映すことで
会話の「空気感」を演出する。

2話では二人の過去もさり気なく描写され、
なぜこの正反対とも言える二人が仲がいいのかをどこか納得させてくれる。
毎話毎話に「意味」があるわけではない、しかし、
二人にはこの時間が必要だ。
そう感じさせる日常を丁寧に描いている。

二人の声優さんの演技も自然であり、過剰になりきらず、
かといって抑えすぎない。
絶妙な会話劇が繰り広げられる。

ゴリラ

基本的にこの作品は二人で成り立っている。
だがときおり、そこに「ゴリラ」がやってくる(笑)
和田いわく「ゴリラ」顔の女子なのだが、
そんな女子が顔を見せずにときおりフードコートにやってきて
会話に参加したりしなかったりする。

二人だけの会話劇ではなく、「ゴリラ顔」の斎藤さんや
偽和田がでてきたりと、サブキャラがふとした瞬間に
でてくることでいい刺激になっており、
物語のマンネリを防いでいる感じがある。

この作品は日常系だ、変化がない。
全6話の中で季節の変化はあり、時間も流れているのだろうが、
時間の変化がキャラクターの心理描写に影響を与えるわけでもない。

二人でいつまでも

和田と山本、二人の主人公が1話の時点でキャラ立ちしているからこそ、
この二人が喋っているだけで物語が成立し、1話1話もたせてくれる。
やってることは1話からずっと同じだ。

だが、徐々に和田の麺へ礫質のヤバさも暴走していき、
山本に恋愛感情があるわけでもないのに、
山本が他の女と仲良くするのが嫌だと駄々をこねる(笑)
この二人が愛くるしく、面白い。

そんな二人もちょっとしたことで喧嘩をすることもある、
だが、二人はそんなちょっとした喧嘩で崩れるほどの間柄ではない。
高校が違っても、フードコートでいつも集まる。
それが成立する間柄だ。

特に和田のキャラは素晴らしいものがある。
1話から彼女はずっとソシャゲをやっており、推しキャラが居る。
課金も上等、グッズも集めている。
だが、終盤、そんなソシャゲがサービス終了する(笑)
この作品における唯一の変化だ。

そんな絶望の中で彼女が見つけた希望、
ぜひこの記事を御覧の皆様にも観ていただきたい。
フードコートで駄弁り続ける二人はいつまでもそこにいる。
そんな余韻を残すラストは素晴らしかった。

総評:この日常に意味はない、だが意義はある

全体的に観て日常アニメらしい日常アニメと言える作品だった。
フードコートで女子高生が駄弁る、それ以上でもそれ以下でもない。
話に関しても毎話、特に大きな変化が起こることもなく、
ときに喧嘩をしたり、サブキャラがでてくることはあるものの、
基本は二人でなんてことのない会話をして終わる。

このそれ以上でもそれ以下でもない感じが
The日常アニメ感に溢れており、肩の力を抜いて楽しめる作品だ。
全6話というのもちょうどいい塩梅で、
おそらくこれを1クールやってしまうとダレる。
全6話だからこそ、もっと観ていたいと思わせる余韻を残してくれた。

いい意味でも悪い意味でも日常アニメであり、好みはあるものの、
1話を見て気に入れば最終話まで楽しめる作品だった。

個人的な感想:全6話

昔からOVAなどで全6話のアニメは多かったが、
最近はWebアニメなどを中心に全6話くらいのアニメも増えており、
地上波のアニメでも全6話のアニメが放送され始めている。
この作品やタコピーの原罪など、原作が短い、または原作ストックが
あまりない作品をアニメ化するうえで全6話というのはちょうどいいのかもしれない。

特に日常アニメなどは1クール全12話でやってしまうと
ダレてしまう作品もある、変に引き伸ばすより、
綺麗に全6話で収めるというのはやり方としてアリなのかもしれない。

全6話で終わる日常系、ぜひ、お試しあれ。

「フードコートで、また明日。」に似てるアニメレビュー

監督:古賀一臣, クリエイター:Atelier Pontdarc, Writer:花田十輝, 出演:宮崎ヒヨリ, 出演:青山吉能, 出演:早見沙織, 出演:福山潤

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