「空色ユーティリティ」レビュー

日常

評価 ★★★☆☆(40点) 全30分

あらすじ 普段と違う早起きした朝、クラブと一緒にわくわくした気持ちをゴルフバッグに詰めて、今日も一日を始めよう。主引用- Wikipedia

女体讃美

本作品はTVアニメオリジナル作品
監督はは斉藤健吾、制作はYostar Pictures

経緯

この作品は制作に至るまでの経緯がそもそも面白い。
2021年4月Twitterで監督もされている斉藤健吾氏が
「ゴルフアニメを作りたい」とイラスト付きでツイートした所、
それがYostar Picturesの企画としてアッサリ通り、
結果としてアニメになっている。

原作があるわけでもなく、ソーシャルゲームが今後出るわけでもなく、
TVアニメ化が計画されているわけでもない。
そんな中で12月31日の大晦日の夜にわずか15分のアニメを
地上波で放送する。

なんとも意味不明な企画だ(笑)
Yostarはアズールレーンやアークナイツなど売れてるソシャゲの会社であり
資金が潤沢にあるからこそ自社でアニメ制作会社まで立ち上げているくらいであり、
そんな予算の潤沢さを感じさせる企画だ

ゴルフ

物語の始まりは悪くない。
打ちっぱなしでゴルフをしている女性を見かけた女子高生がゴルフに興味を持ち、
初心者である彼女は先輩たちにゴルフを教わりつつ、ゴルフを楽しんでいく。
この手のジャンルのストーリーとしてはベタな始まりであり、
15分しかないからこそシンプルでわかりやすい導入だ。

ゴルフ自体の描写は淡々としている。
ガチなスポーツアニメに比べれば描写は薄く、
同じゴルフで言えば「プロゴルファー猿」という大先輩がいるが、
あの作品とは違いリアルで普通なゴルフだ。

初心者である主人公は頭の中でスィングのやり方を何度も思い浮かべるが、
うまく打つことが出来ない。
そんなゴルフの描写はあまり面白そうには見えず、
この作品を見て多くの趣味系日常アニメのように
「ゴルフがしたい」とは感じないのはやや残念なところだ。

15分という尺の中での限界を感じる部分はある。
丁寧に描写しすぎてインパクトが足りない感じだ。
1クールのアニメの1話ならばいいかもしれないが、
1話しか無い15分アニメとしては平坦なシーンばかりになってしまっている。

フェチズム

だが、この作品はゴルフを見せているわけではない。
「ゴルフをしている女の子」が主軸だ。
クラブをスィングし、ボールを打つ。
このシンプルな流れを丁寧に丁寧に見せている中で目立つのは
「フェチズム」だ。

クラブを持ち導線を見ながらしゃがむときの脚、
スィングするときの服の皺やゴルフウェアに隠された胸の膨らみ、
「ゴルフ女子フェチ」というのが存在するのかどうかは
定かではないが、刺さる人には刺さるであろうフェチズムを
ほのかに感じさせる。

特にラストのお風呂シーンはゴルフのシーンよりも
作画のクォリティが一気に上がって描かれており、
ゴルフよりもココを見てくれ!と言わんばかりの
割り切った作り方は潔さを感じる作品だった。

総評:謎のゴルフアニメ

全体的に見て、この作品を見てゴルフをしようとは思わないものの
制作側の「ゴルフ女子」好きはつたわる作品だった。
服の皺、しゃがむときの太もも、そしてプレイ終わりのお風呂。
女体讃美を感じる描写の数々は割り切った作品作りがされており、
15分という尺だからこそのお手軽さを感じる作品ではあった。

どっちかというと30分枠のうちの後半の枠で
「声優さんによるトークパート」があるのだが、
声優にゴルフウェアを着せたかったという制作側の
「欲望」も感じてしまう番組だ。

アニメ、実写トークパート含め
ゴルフ好きおじさんによる「女体讃美」作品だったのかもしれない(笑)

個人的な感想:PV

どちらかというとTVアニメ本編のPV映像っぽさがあり、
今後TVアニメやWebアニメ展開をする感じの見える作品だった。
もしTVアニメ化されたら、15分は毎話実写パートがあり
声優さんにゴルフをやらせそうだなーという雰囲気も漂っており、
TVアニメ化された際はそっちが本編と言われそうな作品だ。

ゴルフアニメ自体はそれこそプロゴルファー猿くらいしか
ないなーと思っていたら
「BIRDIE WING」という作品が2022年に放送されるらしく、
謎のゴルフブームがアニメ制作界隈に起こっているのかもしれない(笑)

「空色ユーティリティ」おもしろい?つまらない?

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