ぬぉぉぉ!可愛い・・・可愛いんじゃぁああ!「わかば*ガール」レビュー

2015年10月5日

評価/★★★★☆(70点)

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ぬぉぉぉ!可愛い・・・可愛いんじゃぁああ!

原作は「きんいろモザイク」の作者でお馴染みの原悠衣による漫画作品
監督は渡邊政治、アニメーション制作はNexus
アニメはいわゆるミニ枠で1話あたりOPやEDを除くと5分ほどの作品だ

レビューを読む前に是非、この動画をご覧頂きたい。

「あ、可愛い」「あ・・・いいかも」
このOP映像を見て「ピンッ!」と来た方は間違いなく、
このレビューを読んでから判断する必要もなく見るべきだ(笑)
それほど、このOPにはギュ!っとこの作品の魅力が詰まっている

基本的なストーリーは日常系、
お金持ちのお嬢様である主人公は頭の悪さからお嬢様学校ではなく
普通の高校に入学することになる。

さすがは「きんいろモザイク」の作者というべきか、
一人一人のキャラクターが本当に可愛らしい。
萌えとは違う、キャラクター本来の「女の子」としての可愛らしさが溢れでており
メインの4人のキャラクターが1話のわずか5分で
しっかりとキャラの立ち位置を確率することで
作品の雰囲気にすんなりと浸る事ができる。

5分ほどのミニ枠なのだが作画もしっかりしている。
ショートアニメにありがちなテンポの強烈な速さもなく、
詰め込み過ぎない、ほどよいストーリー展開で
4人の高校生の日常を描写しており、
5分だからこそ日常系にありがちな「ダレ」や「まったり感」が無く、
小気味よく、心地よく全話見ることが出来る。

「きんいろモザイク」と比較するとオリジナル性や個性というものは若干薄い。
同じ日常系ではあるものの、あちらは「ホームステイの外国の女の子」、
こちらは「お嬢様」と話の広がり具合もオリジナル性も
「きんいろモザイク」に比べれば小さい。

だが、そういった「突き抜けた個性」がないからこそ
「普遍的な日常」らしいストーリーになっており、
日常系というジャンルが嫌いでないかぎり、
この作品を嫌いという感情は生まれないはずだ

こう書いてしまうと勘違いされてしまいそうだが、
「個性がない」わけではない。あくまで「きんいろモザイク」と比較した場合であり、
この作品の「個性」である「お嬢様が普通の高校に通ったら」という
設定から生まれる日常描写が本当にストレートに可愛らしい。

放課後に友達同士でアイスクリーム屋さんに行く約束をする。
たったこれだけの状況づくりで「お嬢様」である主人公が
授業中に楽しみすぎて「そわそわ」する様子や
お嬢様だからこその「世間知らず」な言動や行動の数々、
普通の「高校生&ギャル」に憬れる様がたまらなく可愛い(笑)

そして、他の3人。
天然な子、お調子者、ボーイッシュな子。
キャラクターの「属性」的にはよくあるキャラクターではあるのだが、
「日常」というジャンルだからこその「程よい」キャラクター付けになっており、
お嬢様なヒロインの行動や言動に対して一般人として反応する。
その適度なキャラクターごとの反応が可愛らしさを産んでおり、
作品全体の面白さにもきっちりとつながっている

全体的に見て本当に可愛らしい作品だ。
「きんいろモザイク」を楽しんだ方なら間違いなく、
日常アニメというジャンルが嫌いでなければ確実に、この作品を楽しいと思うはずだ
1話5分前後の尺ではあるものの、このミニ枠だからこそダレずに
日常ストーリーが描写しており、クスクスと笑えるギャグ要素と
キャラクターの可愛らしさ、学生特有のワイワイ感、
1つ1つの要素を丁寧に、過剰にし過ぎないことによって
日常アニメ本来の面白さがきっちりとにじみ出ている作品だ。

惜しむべきは1クールで終わってしまったということだろう。
原作がたった1巻しか出ていないうえに完結してしまっているようなので
あまり原作ストックはないのかもしれないが、
ミニ枠ならばもう1クールくらいはできただろう。
もっとこの作品を見ていたいと感じるほど安定感のある作品であり、
2期がもしあるならばぜひ見たい作品だ。

余談だが主人公を演じている「小澤亜李」さん。
去年は「月刊少女野崎くん」で強烈な印象を残したが、
強烈な印象であるがゆえに、ややくせのある声質だっただけに心配だったが
今年から物凄い出演作品が増えており、
今作では「くせ」が少しなくなった演技をされており、本当に驚いた
きちんと実力のある声優さんが評価されるのは嬉しい限りだ