見え隠れする生徒会の一存の影「ワガママハイスペック」レビュー

2016年6月30日

評価★☆☆☆☆(15点)全12話
ワガママハイスペック

あらすじ 桜翠学園生徒会、それは学園の中から選ばれた成績優秀者を中心に構成された組織。でも、生徒会のメンバーは皆強い個性を持っていて――才能溢れる4人の美少女たちが繰り広げる、日常系ドタバタコメディ。引用 – Wikipedia

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見え隠れする生徒会の一存の影

原作はアダルトゲームな本作品。
監督は清水聡、制作はAXsiZ。
なお、原作がゲームの割には「5分アニメ」として制作されている。

見だして感じるのは説明の無さだろう。
唐突に学校の部室っぽいところで暑さに耐えかねた4人の女の子が下着姿になる。
この4人の女の子がここで何をしていて誰なのか。
5W1Hがすべて不明の状態でセクシーシーンが描かれる

尺が5分しかないから説明描写を省いたのはわかる、
だが、省きすぎだ。
調べたところによると正確には「原作ゲームのアニメ化」ではなく、
スピンオフ作品であり、ゲームの主人公は登場しない。
男主人公を省き、4人のヒロインのなんてことない日常を描いている

原作ゲームの設定は本編終了後に「解説コーナー」で説明されるのだが、
心底どうでもよく、説明描写でキャラの説明をされても頭に入ってこず、
なんの魅力も感じない。
これならばむしろ説明がないほうが良いと感じるほど無駄な時間だ

キャラデザも「ギャルゲー原作です!」と叫んだいるかのようなデザインであり、
いわゆる記号的かつわかりやすい属性のヒロインの数々だ。
そんな目新しさのないテンプレート的な4人のキャラの日常を
5分という尺で淡々と描いており、それ以上でもそれ以下でもない

原作がアダルトということもありセクシーシーンがあるのだが、
このキャラデザと作画の質では本当に
「とってつけた」だけのセクシーシーンだ。

全体的に見て原作の宣伝目的のアニメだということはわかるのだが、
果たしてこれをみて「原作を買う」という人が何人いるんだ?と
疑問に思うほど初見お断り感の溢れる内容となっており、
原作のゲームをやったあとにファン向けのOVA的な作品として見るには
楽しめるかもしれないが、
ゲームをやったことがない人にとっては面白さを感じにくいだろう。

この作品の前にレビューした「うさかめ」もそうだが、
こういった宣伝目的のアニメならば、
YOUTUBEなどで無料配信したほうが宣伝効果も高く、
テレビ局に払うお金も削減できるのではないのだろうか・・・

個人的にだが某声優さんが出ているせいなのか
「生徒会の一存」臭がものすごくした(笑)
ホワイトボードが映るシーンも多く、ちょっと狙ったのかもしれないが・・・

そういった意味も含め、
5分枠じゃなく30分のアニメとして1クール作られたら、
もしかしたら「生徒会の一存」が好きな人たちに受けたかもしれない。
唐突にEDあとの解説がなくなったかと思えばアプリの宣伝が始まったりする
カオス感も嫌いじゃない、いろいろと可能性を感じる部分があるだけに
ちょっと惜しさを感じてしまう作品だった。