「ご注文はうさぎですか?? 〜Dear My Sister〜」レビュー

評価 ★★★☆☆(50点) 全60分

あらすじ 木組みの街で過ごす二度目の夏、ココアは今年もみんなとたくさん思い出を作りたいのですが、駅のホームで一人たたずんでいます。引用- Wikipedia

イッツ・ア・無難ワールド

本作品はご注文はうさぎですか??のOVA作品。
劇場で先行公開された。
TVアニメシリーズから制作会社 監督などに変更はない。

見出して感じるのは「佐倉綾音」さんの演技が少し変わったことだろう。
TVアニメ1期では特に感じたが「佐倉綾音」さんにしては
声が高いキャラクターであり、人によってはいわゆる「キンキン声」に
聞こえるほどかなり無理して高い声を出している演技をしている印象が強かった。
しかし、このOVAではTVアニメから少し声を抑えており、
いい意味で「聞きやすい」演技になっている。

ただ作画はやや不安定だ。
OVA、しかも劇場公開された作品にしてはキャラの作画が不安定であり、
崩れているわけではないのだがシーンによってキャラの顔が結構違う。
「アップ」になった際のキャラクターの作画はこだわっているのだが、
やや遠目のアングルになると違和感の感じる不安定さがある。

本作では「ココア」が実家に1週間帰るというストーリーになっており、
そのせいかいわゆる「田舎」っぽい背景が多い。
背景描写の作画はこだわって描かれているのだが、
背景がこだわっているからこそキャラの作画の不安定さが目立っており、
劇場公開を前提としたOVAの作画としては物足りさを感じる。

TVアニメ2期では清々しいほどの萌え要素と微エロがあったが、
はっきりいってOVAはその清々しさがない。
微エロシーンも少なく、2期のあの割り切った萌えアニメはどこへいった?
と思うほどにパンチがない。

どちらかというとキャラクター描写に重きをおいている。
田舎へ一時的に帰省したココアと、そんなココアへの思いを募らせるチノや
他のキャラクターの「寂しそうな表情」や行動の数々に
キャラクターの可愛さやTVアニメ2クール分の積み重ねによる
キャラクターたちの関係性の深まり具合がわかるものの、
「こういうストーリーならこういう感じになるな」という
予想を上回らない内容だ

淡々としたストーリー展開と予定調和な内容は
「日常アニメ」としてはこれでいいと感じさせると同時に、
これがTVアニメの中の1話なら違和感がないが、
1時間のOVAというストーリー構成を使いこなせていなかった。

総評

全体的に見てファン向けの作品だ。
「ご注文はうさぎですか?」という作品のキャラクターが好きな人は
それなりに楽しめるが、特に強い思いれがなければ楽しめない。
ファンならばくすくすニヤニヤ楽しめるが、
それ以外の人はつまらなくはないが面白くもないという感じで終わってしまう

OVAだからこそという媒体の良さもあまりない。
TVアニメのほうがセクシーシーンは頑張っており、
ストーリーもTVアニメの中の1話のような感じだ。
キャラクター描写のバランスも偏っており、
特定のキャラのファンの人は不満もあるだろう。

あくまでもファン向けと割り切った上で見るのは問題ないだろうが、
TVアニメをそこそこ楽しめたしOVAも見てみるかーという
気軽な気持ちで見てしまうと肩透かしを食らうだろう。

個人的な感想

個人的にはもう少しパンチのある内容を期待したのだが、
驚くほど淡々としておりやや拍子抜けだ。
2期が割り切った描写が多かっただけに期待したのだが、
残念だった。

3期というのはあるのだろうか?
1期は2014年、2期は2015年、この作品は2017年。
2019年あたりに3期があってもおかしくはないが、
このOVAで最期にならないと願いたい。

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