未確認で進行形

評価/★★★★★(82点)

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(*´ω`*)←こんな顔で見れるアニメ(笑)

原作は4コマ漫画な本作品。
監督はGJ部でお馴染みの「藤原佳幸」さんんだ

基本的なストーリーは日常ラブコメ。
16彩の誕生日を迎えたヒロイン、ちょっと痛い姉と母を持ち3人で暮らしていた
そんなヒロインの家に祖父の知り合いの子が同居することになる
いつの間にか居た彼は「許嫁」で、更にそんな彼の妹まで同居することに・・・
唐突に始まった同居生活はどうなるのか
というところからストーリーが始まる。

見だして感じるのはいかにも「新人」だなという声優陣の演技。
主人公の夜ノ森小紅を演ずる井春佳さんはこの作品が初主役、
そんな主人公のいいなづけを演ずるのは羽多野渉さんでベテランではあるが好みの分かれる声優、
彼の妹を演ずる吉田有里さんはこの作品が初出演と
メインで出ている声優さんが新人さんが非常に多く、ベテランどころは少ない。
恐らく、この作品で1番有名なのは「藤田咲」さんだろう。
それほどベテランどころがほんとうに少ない。

しかしながら演技に関してはそこまで問題はない。
確かに若干の違和感を感じるキャラクターは2,3名おり新人だなーと感じる演技をしているのだが、
「下手」と感じるほどではない。
新人特有の「経験の浅さ」は感じるものの話数が進めば聞いていても違和感はなくなってくる。

その違和感の無さは「自然なストーリーの流れ」のおかげもあるだろう。
本来ならもっと過激な反応やリアクションがあってもいいはずなのだが、
日常描写の中の自然なリアクションで新たな「同居人」に驚き、
新たな同居人との生活を自然に始める。
アニメ特有の違和感や不自然さを感じない自然なストーリー構成で
自然にキャラクターたちの日常描写を描写している。

もちろんキャラクターはアニメ的だ。
大人っぽい幼女キャラに対し変態的な姉が居たりするアニメ的な部分もあるものの
そんなアニメ的なキャラクターに対しあくまで自然にヒロインが反応する。
ヒロインの癖がなく、癖がないのに可愛らしい。
不思議な魅力を感じるヒロインを主軸に置くことで、アニメ的なキャラクターが
アニメアニメせずヒロインの日常の中に溶け込み「少しクスっと出来る日常」ストーリーを展開する
キャラクターの1日1日を丁寧に描いているような印象だ

一歩間違えばグダグダになってしまいそうなギリギリのスローテンポでストーリーが展開していく
1話1日単位でストーリーが進んでいくような遅さはこの作品特有のテンポだろう
かといって1話1話の話が濃厚なわけではない、
淡々とキャラクター描写を深め、そのキャラクターの日常を淡々と描く。
この「淡々さ」がこの作品では欠点になっておらず、
むしろ評価すべき作品の世界観に見合ったテンポだ。

中盤以降はタイトルにもある「未確認」の部分に迫るストーリーも盛り込む。
人間離れした身体能力、明かさない年齢、など
いきなり現れた許嫁の不思議で「未確認」な部分を徐々に徐々に匂わせていく。
それと同時に小紅とのラブコメも自然に展開する。

このラブコメ要素が実にいい。
自然で丁寧な日常描写の中で普通のヒロインが許嫁の言葉にいちいち反応してしまう
何気ない一言だったり、小紅大好きな感じの発言に純粋にあわわわとする様子は
非常に可愛らしく、萌えというよりは自然な可愛さといってもいい。
自然な可愛らしさが日常の中でキャラクターを魅力的に見せており、
過剰すぎないヒロインの反応が実に可愛い。
そのヒロインのラブコメを自然に描くことで、よりヒロインの自然な可愛さが際立っている。

そしてどんどんどんどん子供っぽくなる「真白」
彼女は最初は小姑気取りの大人ぶった子供だったが、すぐにそのメッキは剥がれ
話が進めば進むほど「子供っぽく」なっていく(笑)
納豆などのネバネバが嫌いだったり、甘いモノが好きだったり、姉を怖がったり、姉に遊ばれたり、
1つ1つの行動が「ぴょんぴょん」弾むような反応で可愛らしく魅せており、
彼女の1シーン1シーンが見ていて、可愛いと思うと同時に和む。

そして、この作品においてもっとも重用かつ、最大の秘密がある。
ネタバレはもちろん控えるが、その重大かつ最大の秘密を物語の中盤で
「さらっ」っと言ってしまう(笑)
一瞬聞き逃してしまうほど自然にするっと言ってしまい、
そんな重大な秘密をそんなにあっさりいっていいの?と思うほど拍子抜けする、
逆に私はあまりにもあっさりすぎて笑ってしまった。
ある意味、この作品らしく重すぎない自然な秘密の明かし方だ

その秘密に対し、キャラクターたちもさらっと受け入れる。
重大な秘密が重大な秘密でなかったかのように
不思議でファンタジーな要素が物語の中に自然に溶け込む。
あまりにも自然でその設定を最初からヒロインが知っていたかのようだ。
本来ならもっとシリアスに、もっと重くなってもいいような内容だ
だが、この作品は自然な日常に「未確認」の要素を入れている。
むしろ重大な秘密を明かされて少しショックを受けたヒロインの反応よりも
割とすぐ受け入れて「顔を真赤」にするヒロインの反応のほうが印象に残る不思議な作品だ(笑)

本来ならもっと過剰にその要素を膨らませることが出来る。
ストーリーの方向性を変えればジャンプ漫画の打ち切り回避のごとく
「バトルアニメ」にだって出来てしまうような設定だ。
その設定を過剰に膨らませて過剰にキャラに反応させてストーリーを作るのではなく、
あくまでも日常ストーリーを少し盛り上げるの要素として
自然に抑えこみつつ少しずつ少しずつ日常描写に自然に溶け込ませていく。
私がもし同じ設定でストーリーを作れと言われたら、もっと過剰な作品になってしまいそうだ。
余談すぎるが、もし同じキャラクターでストーリーを作れと言われたらもっとエロくしてしまいそうだ(笑)

ここまでスムーズにひっかかりのない自然なストーリー構成にするのは本当に素晴らしい
一歩間違えば不自然なストーリー展開になる、
一歩間違えばひっかかりの覚えるストーリー展開になる、
一歩間違えば重大な秘密をあっさりと明かすつまらないストーリー展開になる所を
シリアスとギャグとラブコメの要素をバランスよくストーリーの中に折り込むことで
「面白い」と素直に感じられるストーリー構成になっている。

本当に要素要素の「加減」が素晴らしい。
日常という要素を基本に、ほどよくラブコメ要素をいれ、
ほどよくギャグ要素を入れ、ほどよくシリアス要素を入れ、
それぞれのキャラクターの可愛さを存分に生かし気持ちのいいストーリーを展開する。
キャラクターの可愛さを引き立たせるストーリーが、
同時に見れば見るほど「先の展開」が気になるストーリーになっていく。

1話の段階ではこの作品の面白さは感じにくいだろう。
だが、2話、3話と進めていき、その面白さを実感しだし
5話で「あ、この作品面白いわw」と自然に思うことの出来る作品だ。
徐々に徐々に盛り上がっていくストーリーの面白さというのをひしひしと感じることが出来る

そして、この作品でもっとも未確認な「姉」が非常に良いキャラクターをしている。
このキャラクターが居ることで日常描写だけではないギャグ要素を産んでおり、
過剰なまでの「妹愛」と「小さいものに対する愛」が日常描写の中で生き生きとしたギャグになっており、
未確認な設定のキャラクターが居る作品なのに、未確認な設定のないはずの姉が
この作品で1番の未確認生命体になってしまっている(笑)

更に許嫁。
彼は本作品で唯一の「男性キャラクター」だが、ほとんど主張がない。
影が薄い存在ではあるのだが、随所随所で決めるところは決めてヒロインとの
ラブコメ具合をどんどん加速させていく。
彼の存在感は薄いのだが、薄いからこそちょうどよくラブコメがラブコメ過ぎない要因になっており、
ときおり「何こいつ、可愛い」と思ってしまうほど意外性のある魅力もある。

ストーリー的に原作が終わっていないこともあり、2期にも繋げられる内容で終わっている。
しかしながら綺麗に最終話を締めており、見終わった後に
「いい作品だったな~」と感じることの出来る作品だ。

全体的に見て彼が小紅に初めて送ったメールの「(*´ω`*)」の顔文字のごとく、
このアニメはほっこりと楽しめるアニメだ
普通のヒロインの日常描写を基本に、少しだけ特殊な設定のあるキャラクターの同居が
自然に始まり、自然な展開でラブコメを展開していく中でキャラクター描写を深める
序盤こそ、まったりしたストーリー内容は面白さを強くは感じないが、
キャラ描写が深まれば深まるほど、話数を重ねれば重ねるほど「面白い」と実感していく

物語がシリアスになりすぎず、ラブコメになりすぎず、ギャグになりすぎず、ファンタジーになりすぎず
本来ならもう少し突出した要素があってもいいはずなのだが、あえてそれをせず
全ての要素がちょうどいい塩梅で構成されている。
原作が4コマ漫画ということを感じさせない自然なストーリー構成で
まったり、ほっこり、くすくす。
控えめな表現ではあるが、そんな控えめだが確かに面白いと感じるシーンをバランスよく取り入れ
キャラクターを魅力的に見せながら「日常ラブコメストーリー」を楽しまさせてくれる

更に評価したいのはキャラクターの動きだ。
ギャグアニメや日常アニメの場合、内容上キャラクターの動きが必要なシーンが少ないため
作品によってはアニメーション部分での面白さは少ない部分がある。
もちろん、そういう作品でもキャラクターの表情を豊かにしたりして工夫しているが、
この作品の場合は日常ラブコメでありながら「動き」の部分でも面白い。

まだ見てない方はOPなどをYOUTUBEなどで見てもらえばわかると思うのだが(↑に張ってます)
キャラクターの動きが「弾むような」描写になっている。
特に真白など行動や反応の際にぴょんぴょんをする弾んで主張する様が非常に可愛らしく、 
小紅など限定的なシーンだけだが胸が物凄い揺れる。

私は色々なアニメを見て、色々な胸揺れシーンを見てきたが、
5話の「胸」の描写に関しては今まで見てきた中でベスト3に入るほど素晴らしく、
迫力ある巨乳の揺れ具合で、エロいというよりは「お、おぉぉ!?」と反応してしまうような描写だ(笑)
この作品を見ようかどうかちょっと悩んでる方は「未確認で進行形 5話 gif」で検索していただければ
その素晴らしさを感じていただけるだろう。
セクシーな描写もこの作品らしく過剰ではなく、あくまでも自然な日常描写で
エロいのだがエロくない、エロいんだけど面白いような描写にになっているのは素晴らしい。

きちんとした動きでもキャラクターを魅力的に見せ、
徐々に徐々にキャラクターの魅力を深めてストーリーを面白くしていく。
序盤は「真白」の小さい可愛さに目を引かれるのだが、
終盤には主人公である「小紅」のデレ具合にすっかりやられてしまうはずだ。
キャラクター描写が深まり、キャラクター同士の関係性が深まったからこその
キャラクターの魅力というのは強烈だ。

欠点を言うなら序盤の段階だと「面白い」と言い切れない部分があることだろう。
徐々に徐々に面白くなってくる作品なだけに、仕方ない部分ではある
更に言えば新人声優さんが多いというのも欠点の1つではあるが、
この作品の「空気感」に新人さんの演技力が不思議とあっていたような気がする
もちろん演技や声質に関しては好みがあるので一概には言えないが、
ベテラン声優をあえて使わなかったことによる「空気感」が
この作品の独特な空気感とテンポを作り出しているようにも感じられた作品だ

2期に関しても売れ行きはかなり好調なので可能性が高いだろう。
ネットで仕入れた情報だが、原作もそろそろ終わりそうな感じもあるようなので
2期では最近の原作付きのアニメとしては珍しく、作品としての「最終回」を見れるかもしれない。
そういった意味でも強く期待したい作品だ。

個人的なことになるが、三峰真白を演じた「吉田有里」さんはこの作品がデビュー作だ。
しかしながら、それを感じさせない演技と可愛らしい声質は耳に残る声優さんだ
最近は新人声優さんが非常に多いが、「吉田有里」さんの声が
他の作品でも聞ける機会が訪れることを期待しています。