ダイジェストと総集編は違うんですよ!「ONE PIECE エピソードオブサボ 〜3兄弟の絆 奇跡の再会と受け継がれる意志〜」レビュー

2017年8月24日

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評価 ☆☆☆☆☆(5点)全90分

あらすじ 「新世界」へ進出した麦わらの一味は、パンクハザード島で再会したトラファルガー・ローと同盟を結び、四皇カイドウとつながるドフラミンゴが治めるドレスローザに潜入する。引用 – Wikipedia

ダイジェストと総集編は違うんですよ!

本作品はワンピースのTVアニメスペシャル作品。
本作は総集編の「エピソードオブ」シリーズの1つであり、
今回は「サボ」がメインのストーリーの総集編となっている
監督は古賀豪。

見出して感じるのは回想シーンの多さだろう。
回想シーンの中で回想シーンをヤるような感じも多く、
ストーリーがなかなか進まずに過去のエピソードが多く紹介される。
しかも過去回想の間に画面が灰色になる演出なども有り、
ちょっとこの演出は単純に見づらい。

サボがエースの墓参りを行う中で、
ルフィがエースを救出する様子の回想が流れる中で、
更にルフィとエースの過去が回想の中で回想として流れたりと
細かい回想ばかりでちょっと慌ただしい。

今回の主役はサボだが一応メインとしては「3兄弟の絆」というのも主題になっている。
だからこそ、ルフィがエースを救出するシーンは慌ただしくではなく、
キチンと描かないといけない重要な部分のはずなのだが、
かなり適当な編集の仕方をしている。

ワンピースのエピソードオブシリーズは当たりハズレがでかい。
きちんとワンピースという作品を理解し、アニメや原作を読み込み、
いかに2時間という尺の中でまとめるか。
制作のプロとしての腕前が重要なのが総集編だ。
無脳な監督がヤるとただのダイジェストにすぎない作品になったりする。

そして、この作品の監督は無能である。
ただのダイジェストにしか成っていない部分が非常に多く、
シーンとシーンを短くつなげているだけのシーンが非常に多く、
例えば久しぶりにワンピースを見たという人やワンピースと言う作品を
知らなくても楽しめるような内容にはなっていない。

まとめるべきストーリーのどこをカットして、どこに新規カットを入れて
総集編として1つの作品として楽しめるようにするのか。
それが非常に大事なのだが、この作品は総集編として
「まとめる」ということができていない。

サボの視点からストーリーを進めているのだが説明シーンのようなものも非常に多く、
ルフィたちの行動が「図」で説明されることもあったり、
ナレーションベースでどんどんとストーリーが進んでいったり、
頻繁にサボ視点とルフィ視点を切り替えながら、
サボ視点になると回想シーンが挟まれてテンポが極端に落ちる。

余計なシーンをダイジェストやナレーションベースで進めないことも有る。
メラメラの実を巡って大会が開かれるが、
どうでもいい対戦相手の紹介にがっつりと尺を取ったりと尺の使い方がおかしい。

最悪なのはストーリーが中途半端な所で終わる所だ。
今作はサボがメラメラの実を手に入れるまでを描いており、
手に入れた所で終わってしまっており、
ドレスローザ編を描いているのにドフラミンゴとの対決はちゃんと描かれない。
あまりにも中途半端ですっきりとしないストーリー構成だ

総評

全体的に見て駄作だ。
サボを中心としたストーリー構成をドレスローザ編の中で描いてしまうと、
どうしても2時間という尺では中途半端なストーリーになってしまうのは
仕方ないかもしれないが、それでも尺の使い方のおかしな部分が多く、
回想シーンが多すぎる上に細かく挟み込んでくるため見ていてストレスが溜まる

細かい部分もカットしまくりなためアニメか、
原作を読んでいないとついていけない部分も多く、
メラメラの実と手に入れた後のドフラミンゴとの戦いという
ドレスローザ編の最大の盛り上がりの部分をエンドロール中に
ダイジェストで描くのは愚策としか言いようがない。

雑なストーリー構成でダイジェスト以下の総集編しか作れないならば
やらないほうがましだろう。
他にも空島編やウソップ、サンジ、ゾロ、ニコロビンなど
総集編をやっていないメインキャラは多くいる。
サボは人気なのかもしれないが、その人気にあやかろうとして
肝心の作品の出来栄えではファンも納得しないだろう。

個人的な感想

個人的にはこのあたりから原作もあまり読んでいないため、
総集編で追いつけるかなーと思ったのだが、
残念ながらそれ以前のレベルだった。