「あっくんとカノジョ」レビュー

2018年9月21日

評価 ★★☆☆☆(27点) 全24話

あらすじ 幼馴染みのあっくんとのんたんは恋人同士。しかし、あっくんはのんたんに罵詈雑言を浴びせて冷たい態度をとっていた。それはあっくんの気持ちの裏返しで…引用- Wikipedia

極端なツンデレ男子を受け止めることができるか

原作は漫画でありすでに完結済み。
監督は片貝慎、制作はゆめ太カンパニー。
1話5分ほどの短編アニメであり2クールアニメとして放映された

ツンデレすぎる主人公


引用元:©杜若わか・KADOKAWA刊/あっカノ製作委員会

主人公とヒロインは付き合っている、だが、一緒には帰らない。
ヒロインが話しかけても「うっせー、ブス、近寄んな」と暴言を吐き、
ツンツン全開の対応をする。

だが実際はヒロインが好きすぎるあまりのツンデレであり、
ヒロインの描く絵にすら悶絶する。
そんな暴言を吐く主人公をヒロインは好意的に受け止めており、
どんな悪口を吐かれても笑顔であり、彼の本心をしっかりわかっている。

男性向けアニメでは「ツンデレヒロイン」というのはお決まりだ。
本作品はそれを逆手に取ったものであり、
どちらかというと女性向けだ。

正直、あまりにも極端すぎる。
ヒロインに対する暴言と、ヒロインが目の前に居ない時のデレっぷり、
この振れ幅が非常に大きく、それがギャグにもなっているのだが、
これが「付き合っていない」という設定ならば受け止められた部分もあるが、
彼氏彼女の関係で何ツンデレになってるんだと感じてしまう部分もある。

ネタ切れという名の新キャラ


引用元:©杜若わか・KADOKAWA刊/あっカノ製作委員会

3話くらいをすぎると、どんどんと新しいキャラクターが出てくる。
主人公とヒロインの親や妹、友人、先生など、どんどん出てくる。
だが、これが明らかに「あっくんとカノジョ」という本筋からそれており、
メインキャラのネタが切れたら新キャラを出している感じが強い。

ただ、メインキャラの関係性がすでに構築されきってるだけに、
サブキャラの恋愛模様は気になる描き方をしており、
メインキャラよりもサブキャラの話のほうが面白い場合も多い。
本末転倒気味になってる部分は大きいものの、
気になるサブキャラのおかげで2クール尺をダレずに見ることができる。

2クールという名の慣れ


引用元:©杜若わか・KADOKAWA刊/あっカノ製作委員会

本作品は短編アニメには珍しく連続で2クール放映された作品だ。
それだけに1話の段階では「あっくん」というツンデレ男子に
拒否感があっても、1クールを過ぎたくらいからは慣れ始める。

やってることは似たような展開が多く、
後半になるとマンネリ感はあるものの「慣れた」事によって、
主人公に対する不快感は薄れ、なんやかんやで最後まで見ることはできる。
サブキャラの関係性も気になりだした所で2クールが終わってしまい、
序盤さえ乗り切れば楽しめる作品だ。

総評:好みの分かれるツンデレ男子


引用元:©杜若わか・KADOKAWA刊/あっカノ製作委員会

全体的にヒロインに対し極端すぎるツンとデレな主人公を
見る人がどこまで受け入れられるかが楽しめるかのポイントだ。
序盤はわかりにくいものの中盤くらいで慣れたり、
主人公を理解することで受け入れることができるようになる場合もあり、
この主人公を受け入れられれば楽しめる。

1話3分ほどであるがゆえにやや起承転結の甘い話や、
終盤になるとマンネリ感も出てしまっており、
原作が8巻で完結してしまったことも納得できる。
サブキャラの関係性も進展しそうでしないまま終わってしまい、
もう少し掘り下げたら面白そうなキャラクターもいただけに残念だ。

序盤の4話くらいまで見て主人公になれることができれば、
最後まで見ることができるだろうが、
4話くらいまで見て慣れなければ楽しめない作品だ。

個人的な感想:メインよりもサブ


引用元:©杜若わか・KADOKAWA刊/あっカノ製作委員会

あっくんとカノジョの話は正直あまりおもしろくなかったが、
あっくんの妹とあっくんの友達の話や、
彼らの両親が絡むと面白い話も多かった。

ただ最後まで見ても素直に「面白い」といえる部分は少ない感じで、
「これだ」といえる明確な面白さがなかった。
なんとなく見始めてなんとなく見終えてしまう。
ツンデレ男子という要素は悪くないが、
個人的に私はツンデレ男子があまり好きでないことがわかった(苦笑)

ツンデレ男子が好きな方にとってはたまらない作品かもしれないだけに、
自分のツンデレ男子好きかどうかを知りたい方は試してほしい作品だ。

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