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「インフィニット・デンドログラム」レビュー

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評価 ★☆☆☆☆(11点) 全13話

あらすじ 2043年7月15日、プレイヤーの性格・思考・行動に合わせて無限のパターンの進化をたどる独自のシステム「エンブリオ」を有するダイブ型VRMMO『Infinite Dendrogram』引用- Wikipedia

こんな脚本を書いたのは誰だ!?

原作は「小説家になろう」で連載中の作品。
監督は小林智樹、製作はNAZ.

オンラインゲーム


画像引用元:<Infinite Dendrogram>-インフィニット・デンドログラム-1話より
©海道左近・ホビージャパン/インフィニット・デンドログラム製作委員会

この作品は「VRオンラインゲーム」を題材にした作品だ。
ネットゲームの世界を舞台にした作品はアニメでも腐るほどあり、
何らかの差別化がされていなければ三番煎じどころか百番煎じになる。

1話の冒頭で主人公は念願のVR機器を手に入れてゲームの世界に入る。
キャラクタークリエイトを済ましながら、
NPCからゲームの説明を受けゲームを楽しむ。
驚くほどの新鮮感の無さに一抹の不安を感じさせる。

特徴といえば「エンブリオ」というものだ。
これは持ち主のパターンに合わせて無限のパターンの進化をするものだ。
モンスターになったり建物になったり乗り物になったり、
本当に様々なパターンに進化する、そのプレイヤーだけのものだ。

主人公の「エンブリオ」がどんなものになるのか。
何でもできる無限の可能性の有るゲームだ。

あくまで主人公は「ゲームを楽しんでいる」だけであり、
ログアウトできなくなったり、プレイヤーの死=現実の死というわけでもなく、
ゲームの中での行動が現実の世界になにか及ぼしたりするわけではない。

逆にいえば作品としてわかりやすい目的がない作品なだけに、
この作品がどういう方向性で描かれるのかというのは1話ではあまりわからず、
良い意味でも悪い意味でも掴み所がない感じだ。
いわゆる惹きつけられる要素がほとんどない。

NPC


画像引用元:<Infinite Dendrogram>-インフィニット・デンドログラム-1話より
©海道左近・ホビージャパン/インフィニット・デンドログラム製作委員会

この作品のゲームは無限のパターンというのが売りであり、
クエスト自体も自然発生し、なおかつ無限に生まれている。
NPC自体もプレイヤーと本当にごく自然に話ており、
「人間と同レベルの思考と人格」を持っている存在だ。
NPCだとプレイヤーが判別できないほどの存在になっている。

しかもNPCは死んだら生き返らない。
クエストによっては時間制限があり、
クエストに失敗するとNPCが死亡する可能性もある。
ゲームでも時間は流れているが、一応は現実時間の3分の1で流れている。

しかし、とんでもない廃人仕様のゲームだ(苦笑)
自分しか受けていないクエストで人間と同じように思考し人格を持ち、
NPCと判別できないほどの存在が、自分がクエストを失敗すれば死んでしまう。

「それは後味が悪いな」

と主人公がつぶやくが、後味が悪いどころではない。
人によってはトラウマか鬱になりそうなとんでもないゲームだ。

ただ、そんな高度な知能と持つはずのNPCの前でプレイヤーたちが
「クエスト」や「難易度」とゲーム用語を喋りまくっているのだが、
彼らとしてはその言葉はどう認識しているのだろうか?
ややひ引っかかる部分だ。

後味が悪い後味が悪い、とにかく後味が悪い.


画像引用元:<Infinite Dendrogram>-インフィニット・デンドログラム-1話より
©海道左近・ホビージャパン/インフィニット・デンドログラム製作委員会

主人公はレベル0の状態で高難易度のクエストを受ける羽目になってしまう。
モンスターとの戦闘経験もない彼が215レベルくらいのプレイヤーが受けるような
クエストを受ける。明らかに失敗してもおかしくないクエストだ。

それなのに高レベルの敵の攻撃をレベル0の
主人公が普通に回避するのは謎でしかない。
攻撃を食らって即死をしないのは事前にもらった「アイテム」の
おかげなのは分かるが、そのアイテムを何度も使う。

主人公はNPCを前にして何度も同じセリフを履く
「後味が悪い!」「後味が悪い!」「後味が悪い!」
バカの1つ覚えに同じセリフを繰り返すさまは本当にバカにしか思えず、
それが主人公の行動原理を表すためのセリフであることは分かるのだが、
「ここぞ」というときに使えばキメ台詞になるのに、
バカの1つ覚えにしかなっていない。

1話の時点で3回も使っている。

スーパーご都合主義アイテム、エンブリオ


画像引用元:<Infinite Dendrogram>-インフィニット・デンドログラム-1話より
©海道左近・ホビージャパン/インフィニット・デンドログラム製作委員会

主人公がピンチになり、NPCをどうしても助けたいという状況で
彼はエンブリオに願う。

「この娘を救える可能性をよこしやがれ!」

と叫んだ瞬間に謎の少女を召喚して勝利を掴む。
驚くほどのご都合主義だ(苦笑)
もうご都合主義が召喚されたと言ってもいいくらいだ。
少女は高レベルのモンスターの攻撃を防ぎ、巨大な剣へと変身する。

「あとはマスター、お前次第だ!」

というが、敵が突撃してきたら振り下ろすだけだ。お前次第もクソもない。
恐らく小学生にでもできるようなことを御大層にやっており、
一切感情移入できない主人公を「かっこよく」見せようとしているのは分かる。

レベル0だけど、なんか願ったら強い女の子が出てきて敵を倒せました。
というだけだ。コレの何が面白いのだろうか?
もう少し演出できちんと主人公をかっこよく見せられれば別だが、
手抜きなんてレベルじゃないほどの演出の弱さも
相まってかっこよさには繋がらない。

やる気


画像引用元:<Infinite Dendrogram>-インフィニット・デンドログラム-4話より
©海道左近・ホビージャパン/インフィニット・デンドログラム製作委員会

恐らく制作側もこの作品に対してやる気がない。
それが1話の時点からビンビンに伝わってきてしまうほど作画は不安定だ。
昨今のスケジュールや予算の問題を考えれば作画の不安定さは
やる気の問題ではなく、致し方ない部分はあるかもしれない。

しかし、演出は別だ。
特に主人公がスキルを使う際に出る「文字」の演出は最悪と言っても良い。

「復讐するは我にあり」

これをフォントの工夫もなくパワーポイントで作ったのか?と思うほどの
レベルの演出で見せる。この表現に一切の悪意はない。
全く同じシーンをパワポで作ることができると断言できるほどに
あまりにもプロ意識のかけらもない文字による演出は
笑いを通り越して呆れるほどだ。

せめてフォントくらい工夫すればいいのにそんな工夫は一切しない。

説明説明説明


画像引用元:<Infinite Dendrogram>-インフィニット・デンドログラム-2話より
©海道左近・ホビージャパン/インフィニット・デンドログラム製作委員会

序盤は説明台詞が非常に多い。
この作品の原作はおそらくきちんとした世界観の設定があるのだろう。
しかし、アニメではその世界観の設定の説明を、そのまま説明セリフとして
キャラクターに言わせてしまっている。
作り込まれた世界観の設定を説明説明、とにかく説明しまくる。

横文字だらけの説明台詞では頭に入るものも入らず、
コレが序盤だけならまだしも中盤にも終盤でも説明しまくる。
もはや1クールのうちの3分の1が説明台詞と言っても過言ではないくらいの
怒涛の説明台詞の詰め込み具合には呆れ果てる。

制作側が「視聴者」を意識していない。
原作既読済みの原作ファンならばついていけるだろうが、
原作未読のアニメ視聴者にとってはあまりの説明台詞の多さに、
その説明台詞を頭の中で整理することにてんやわんやだ。

ストーリーの中で自然に世界観の設定やキャラの設定を見せるということが
まるでできていない。
原作の小説という「文字媒体」の文字をそのまま台詞にしてしまっており、
アニメにおける脚本作りという基本がまるでできていない。

ちなみに脚本は「俺が好きなのは妹だけど妹じゃない」シリーズ構成 を
されている方であり妙に納得してしまう。
彼の名前で検索すると「ヒプノシスマイク」という人気コンテンツの
コミカライズでもやらかしてるらしく、色々と点が線につながるような
脚本の酷さを感じさせてくれる。

オンラインゲームらしく国同士や勢力同士の「戦争」などの要素もあり、
そのせいで「国」や「勢力」の名前や情勢などの説明も多い。
二つ名つきでキャラクターを説明台詞で出されても頭に入ってくるわけもなく、
説明されても把握しきれない部分のほうが多い。

本来は自然にストーリーの中で説明すれば面白そうな要素は多いものの、
この作品は説明を説明台詞としてそのまま説明してしまうため、
そんな「面白そう」という期待感をまるで感じさせてくれない

しかも本編の中でこれだけ説明してるのにまだ説明が足りず、
Youtubeで配信してるWebアニメ「なぜなにデンドログラム」まで
見ないと完全には理解できない。
説明の仕方が下手なのに説明不足というもはや致命的なまでの脚本だ。

説明に尺を取られてしまい、主人公たちの行動が
ダイジェストで描かれたりすることもあり、本末転倒だ。
特に3話はひどすぎる。

主人公たちが情報屋から情報を聞く。それだけの3話Aパートだ。
この世界にはこういう勢力が居てこういうキャラがそこにはいて、
彼らはこういうふうに行動していました。
というのを3話のAパートで永遠と見せられる。

主人公はそれを聞いているだけだ。
1クールのアニメにおける3話という大切な回ですら説明に使う。
どれだけ説明が好きなのだろうか。

序盤だけならまだ分かる。
この作品は世界観はしっかりとしており、しっかりとしているからこそ
設定が複雑であり、それを解説しなければならないのは分かる。
しかし、終盤になっても説明だ。

「そのキャラがどうして強いのか、なんで強いのか、どういう技を使ってるのか」

そういったことを逐一説明されながら戦闘シーンが描かれても、
まるで盛り上がらない。
終盤で敵側がわざわざ自分が攫った姫にまで説明しだしたときは、
逆に笑えてきてしまった。どれだけこの作品は説明が好きなのだろうか。

つまらない実況プレイ


画像引用元:<Infinite Dendrogram>-インフィニット・デンドログラム-5話より
©海道左近・ホビージャパン/インフィニット・デンドログラム製作委員会

淡々と主人公がゲームをプレイする様を見せられている感じも強く、
これでキャラに魅力を見いだせれば違ったかもしれないが、
特に主人公に魅力はないため、つまらないゲーム実況者の動画を
見ているかのように退屈だ。

台詞の違和感も半端なく、主人公は序盤とあるPKに殺されるのだが、
そのPKは別のプレイヤーによって倒されたかもしれなかったが、
生きていたことを知り、

「奴は生きていた!」

と主人公は言う。だが、PKもプレイヤーだ。
別に殺された所で24時間たてば生き返る。意味がわからない台詞だ。
そもそも、この作品の目的が見えてこない。

何やら暗躍しているキャラはちょこちょこ出てくるものの、
「ふわっ」としか描写されておらず、主人公がそんな彼らの暗躍を知り、
その暗躍を阻止するために動くわけでもない。ただプレイしているだけだ。

作画


画像引用元:<Infinite Dendrogram>-インフィニット・デンドログラム- 8話より
©海道左近・ホビージャパン/インフィニット・デンドログラム製作委員会

話が進めば進むほどの作画のレベルは落ちていく。
パワポ文字演出、キャラクターの顔の作画、迫力の一切ない戦闘シーン。
戦闘シーンが多い作品なのに戦闘シーンの作画が悪い。

「俺が好きなのは妹だけど妹じゃない」を制作した会社だけに
作画に期待できないことは分かるものの、
もう少しきちんと作っていれば見ごたえの有りそうな戦闘シーンもあるのに、
そんなクォリティには一切仕上げてこない。

この作品は色々とご都合主義が目立つ作品だが、
そんなご都合主義も本来は見せ方1つだ。
作画が悪いせいで欠点が欠点として見せてしまっており、
本来はかっこよく見えないといけない主人公がまるでかっこよく見えない。

ピンチになった主人公がいきなり力を手に入れる。
1話でも4話でも似たようなことをやっているが、
本来は見せ方1つでご都合主義感が薄まるものの、
この作品はご都合主義をご都合主義のままに見せてしまっている。

制作陣にやる気がなく、この作品を面白くしようと言う気持ちをまるで感じない。
説明が大好きなこの作品は戦闘中でもちんたら説明する。
戦闘シーンにおける緊迫感の維持すらできていない。

苦戦して敵を倒しましたという本来ならば盛り上がるシーンですら、
作画のせいで台無しだ。話の区切り方も極端に悪く、
本来は強敵を倒してその話が終わるなら区切りとして丁度いいのに、
倒した後に手に入れた装備のお試しに行くエピソードまで描かれる。
1話1話の区切りがどうにも中途半端だ。ろくにストーリー構成すらできていない。

終盤の作画は本当にひどく
「ココは崩れてはいけない」というところも崩れている、
色々な部分で台無しだ。

キャラの掘り下げ


画像引用元:<Infinite Dendrogram>-インフィニット・デンドログラム- 10話より
©海道左近・ホビージャパン/インフィニット・デンドログラム製作委員会

作画も悪ければストーリー構成も悪く演出も悪い。
そして脚本の3分の1は説明台詞に支配されている。
そんな中でキャラクターの掘り下げもろくにできていない。

1話で主人公が助けたNPCも有名人物であり重要そうなキャラではあるのだが、
1話以降ほとんどでてこず、途中で主人公と一緒に戦ってくれるキャラと出会い、
彼らと一緒にゲームを楽しむのかと思いきや、でてこない話も多く、
わざわざ3話のAパートで説明しまくったキャラクターたちはろくにでてこない。

そのくせ中盤になるとさらにキャラを追加する。
ほとんどのキャラの掘り下げが甘く、本来はもっとキャラ同士の掛け合いや
そのキャラがどんなキャラなのか、主人公と仲良くなる過程などが
しっかりと描かれなければならない部分が描かれていない。

説明台詞やキャラの登場で伏線を張っているのは分かるが、
その伏線がろくに回収されず中途半端にしか掘り下げられないため
「アレは結局どうなったんだ?」という部分が非常に多く、
でてくる頃には忘れていることもある。

主人公の仲間でさえ、いつのまにか謎の技を覚えていたり、
なぜか主人公をPKしてたはずなのに仲間になってたりと、
説明してほしいところを説明してくれず、
ぽっと出の敵キャラの描写をしたりする。
どれだけストーリー構成が下手なんだと頭を抱えるレベルだ。

なぜゲームに本気になるのか


画像引用元:<Infinite Dendrogram>-インフィニット・デンドログラム-11話より
©海道左近・ホビージャパン/インフィニット・デンドログラム製作委員会

ただ終盤になると彼らがなぜゲームに本気になってるのかがわかってくる。
現実世界での悩みや葛藤、迷い、現実世界に問題を抱える彼らは
ゲームの世界である種の「答え」を探している。
無限のパターンのあるこの世界だからこそ、
本気で彼らは自分自身の可能性や答えを模索している。

この作品がやりたいこと、描きたいことが終盤になると見えてくるものの、
その本筋の描きたい部分の魅力を伝えきれていない。
脚本家がこの作品の「どこが面白くて」「どうアニメで表現すれば良いのか」
というのをまるで理解していない。

だから説明してほしいところを説明してくれず、
描写しなくても良いところを描写する。
本来はアニメにおいて見せて描写しなければならない部分さえ説明台詞で片付け、
説明台詞でこの作品を埋め尽くす。

脚本家がきちんと理解していないからこそ余計な言葉でこの作品を着飾り、
アニメーションという媒体で「アニメ」として表現すべき部分ですら
台詞で描写してしまっている。

終盤で「この世界はゲームではなく異世界かもしれない」と説明されるものの、
そういった世界観の面白さを脚本家が把握しておらず、
そんな衝撃的な要素も「台詞」ではなく「説明」で描写しているため、
見てる側には何も伝わらない。

結局は色々な伏線や謎を残し、後味の悪さだけが残る作品だった。

総評:やる気がない


画像引用元:<Infinite Dendrogram>-インフィニット・デンドログラム-2話より
©海道左近・ホビージャパン/インフィニット・デンドログラム製作委員会

全体的に見て本来はこの作品はしっかりとした制作会社で、
きちんとした脚本家でたっぷりの尺でやれば化けた作品かもしれない。
練り込まれた世界観や設定があり、一人一人のキャラクターがこのゲームを
プレイしている理由があり、そしてこのゲームの世界も実は異世界かもしれない。

世界観や設定だけを見れば非常に面白そうな部分はあり、
本来は2クールないし4クールくらいでガッツリやれば
この作品の本当の面白さをしっかりと感じられたはずだ。

だが、1クールという限られた尺でなおかつ原作をきちんと理解していない
脚本家が説明台詞でこの作品を埋め尽くし、説明台詞ばかりで埋め尽くし、
戦闘シーンの多い作品なのに作画はボロボロでまるで迫力がなく、
この作品の面白みをまるで感じさせないような作品に仕上げている。

制作側がこの作品を面白くしようとしていない。
それが見ててひしひしと伝わってくるほどのひどい出来栄えであり、
そもそもが原作5巻分を無理やり1クールに押し込めるという
バカみたいなストーリー構成をしている時点で作品として
まとなものができるわけがない。

きちんと作ればおもしくなりそうな作品なだけに、
アニメで原作の魅力を殺された後味の悪さだけが強く残る作品だ。

個人的な感想:良い意味で


画像引用元:<Infinite Dendrogram>-インフィニット・デンドログラム- 3話より
©海道左近・ホビージャパン/インフィニット・デンドログラム製作委員会

良い意味でなろうっぽさは薄い作品だった。
ご都合主義感はあるものの、主人公は決してチートではなく、
自分の持ってるスキルを工夫して戦っているさまは面白く、
本来はそこを説明ではなく、きちんとアニメーションで盛り上げればいいのに、
この作品は説明台詞で片付けてしまう。

シンプルにアニメとしてひどい作品だ。
別の制作会社、せめて脚本家が違えばこの作品は
もっと良くなったかもしれないだけにもったいなさをひしひしと感じてしまう。

本当に残念だ。

「」は面白い?つまらない?

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  1. さっかー より:

    本当にマンガを読んでほしい、クオリティがダンチ

  2. SK より:

    アニメを見終わって最初に思ったことは「よく1クールでやろうと思ったな」でした。
    原作と漫画版は好きなので、アニメ化聞いた時はすごく嬉しかったんですけど……。

    いっそ小説の特典としてOVAつけて1時間くらいの丁寧なアニメが見たいですね。