フルメタル・パニック? ふもっふ

フルメタル・パニック! 感想

評価/★★★★☆(78点)

フルメタル・パニック! 感想

制作/京都アニメーション
監督/武本康弘
声優/関智一,雪乃五月,ゆかな,大塚明夫ほか
全12話


あらすじ

いかなる国家にも属さない、軍事による平和維持活動を主とする対テロ極秘傭兵組織ミスリル。軍事的な緊張状態にある紛争地帯などに出没し、テロリストや独裁政権に対し、強襲揚陸潜水艦「トゥアハー・デ・ダナン」や、最新鋭の人型強襲兵器「アーム・スレイブ」などを送り込み、これを殲滅している秘密組織である。
ミスリルの特別対応班に所属するエージェント相良宗介は、都立陣代高校に生徒として潜入し、仲間と共に千鳥かなめを秘密裏にボディーガードするという特殊任務を与えられる。幼少時からゲリラや傭兵として激戦地を渡り歩いてきた宗介は、平和な日常での常識が皆無で日本の生活に全く馴染めず、ひたすら失敗を繰り返す。初めは軍事オタク扱いされて避けられていた宗介だったが、二人は次第に打ち解けていく。

おとなしくコッペパンをだせ!さもなくば射殺する

フルメタル・パニックのスピンオフ的な本作品、
制作はGONZOから京都アニメーションに変更されました。
基本的にシリアスな話は一切無く、ギャグパートのみで構成されているのが本作品だ。
宗介とカナメのラブコメ的要素も若干はあるが、基本的にはギャグで隠れており
恋愛要素よりも腹が捩れる展開の数々で構築されている。
ギャグの部分は他に例がない、似たようなネタをどこかで見た記憶が一切無い(苦笑)
相良宗介の軍人だけど高校生という設定をよく活かしており、
ラブレターを爆破、スイカ割でショットガンを使用、学園に細菌兵器持ち込むなどなど
非常にデンジャラスだがハイテンションなギャグが笑いにつながっていた。
ただ、ギャグに関しては合う合わないがあるので1話を見て気に入らなければ
その後のノリについていくのは厳しいかもしれないが、
ハマればがっつりと笑わさせてもらうことが出来る作品だ。
基本的にはキャラクターの配置がうまく、ボケとしての相良宗介、ツッコミとしてのカナメ、
更には話によっては短い話が2話構成で一話になっていたりするなど
「見やすい」構成になっている。
ただ「ふもっふ」だけのオリジナルキャラクターである「椿」は居らなかったんじゃないだろうか?
確かに椿が出て来るときの話はあの「おじいさん」の最後の展開で笑わさせてもらったが、
別に「椿」がいなくてもストーリーを構成できたような気もする。
ある意味、ネタが切れたら新キャラ投入なギャグ物ではありがちな要素は
若干のマイナス評価に繋がってしまった。
しかし、ストーリーはギャグなのに無駄に作画やアクションシーンに力が入っているのは
ある意味で「流石京アニ」と言わざる負えない出来栄えだ。
特にポンタくんと婦警の戦いはギャグアニメとしては最高の出来栄えかもしれない(笑)
ただ欠点として1期を見てないと、登場人物の名前や関係性が把握しにくいということ。
しかし、逆に「ふもっふ」から1期を見だしても問題はないかもしれない、
キャラクターの設定や関係性などを序盤掴むのを大変かもしれないが
それを覆い隠すようにハイテンポかつ他に例を見ないギャグストーリーは、
キャラクターへの愛着と腹筋のよじれを生む。
個人的には「ふもっふ」→「一期」の流れをおすすめしたい
ただ恋愛関係の進展やキャラクターの関係性の大きな変化が無いのは
ある意味、「フルメタル・パニック」の特徴らしい(苦笑)
しかしながら、全体として非常に出来のいいギャグアニメになっているので
純粋に「笑いたい」方にはおすすめできる作品です。