エアマスター


エアマスター感想

評価/★★★☆☆(55点)


エアマスター感想

制作/東映アニメーション
監督/西尾大介
声優/朴?美,ゆかな,金田朋子,関智一ほか
全27話


あらすじ

「エアマスター」と呼ばれる連戦連勝、無敵のストリートファイター。その正体は、実は相川摩季という女子高校生だった。格闘家の父と体操選手の母から才能を引き継いだ彼女は、華麗な空中殺法の使い手へと成長し、ある種の伝説を作る存在にまでなっていた。
本作品では個性的な仲間たちとの友情、次々と現れる極めて個性的なライバルたちとの出会い・戦いの遍歴が描かれる。
ストーリーは導入となる「ストリートファイト四天王編」、北海道からやってきた不良集団とのバトルを描く「黒正義誠意連合編」、摩季がプロレスの舞台で戦う「女子プロレス編」、路上格闘家のランキングをめぐる「深道ランキング編」と展開し、最後にほとんどの人物が登場するバトルロイヤルが展開され、終幕となる。

スポンサーリンク

飛びまくり、回りまくり、蹴りまくる

原作はヤングアニマルで連載されていた漫画作品。
現在ではハチワンダイバーを連載している柴田ヨクサル氏の作品
基本的なストーリーはバトルもの。
身長184cmを超えるガタイのいい女子高生を主人公とし、
エアマスターと呼ばれる彼女の華麗な戦闘は大会やトーナメントなどではなく、
ストリートファイトで発揮される。
基本的に「目的」のようなものはなく、戦いたいから戦っている感じだ
第一話から華麗に飛びまくるエアマスターの戦闘は惹かれるものがある。
ビルとビルの隙間という場所で空中をまるで飛ぶかのように
激しく動き、蹴り、殴り、叩きつける戦闘は息を飲む、
見逃すと展開が一気に変わってしまうほどスピーディーに展開される
戦闘描写に関しては全話力が入っている、
エアマスターという名前の通り滞空時間の長い描写が多く、この表現は非常に難しいはずだ
アニメーション制作スタッフは相当苦労したんじゃないかと思うほど、
動きが繊細に練りこまれ描かれている。
演出、アニメーション、カメラワーク、効果音と
うまく重なりあい高速な戦闘シーンを作り込んでいる。
しかしながら、その他の作画がたまに崩れるのは残念だ。
特にキャラの表情など、戦闘シーンと関係ない場所での作画は
その分力が抜けてしまっているようにも感じた。
キャラクターデザインにも独特のくせがあるおで、好みが分かれる所だろう
更に主人公が女子高生のせいもあるだろうが、パンチラしまくり(苦笑)
ただ主人公が可愛いという感じではなく、下着自体も白い普通のやつなので
エロ・・・というおは期待しないほうがいいかもしれない。
ただ、キャラの一人に無駄に胸がでかいセクシー担当がいるので
最低芸のそういう要素を楽しむことは出来るかもしれない
序盤のストーリーは主人公のもとに、主人公の噂を駆けつけたストリートファイトの猛者が
毎話やってきつつ、主人公の友人を絡めた日常のストーリーを展開する。
戦い自体にこれ!という目的が前途したようにないため、戦い自体は単調なのだが
主人公と友人の女子高生の日常ストーリーはなかなか笑えるものになっている。
更に言えば、登場人物の8割が癖が強すぎる(苦笑)
アクが強い、癖のある、変態etc…
色々あるが、もうほとんどのキャラがどっかおかしく次から次へと変人のオンパレード
主人公にいきなりキスしたかと思えば、プロポーズしたり
いきなりホモ宣言するキャラが出てきたり、
しかしながらストーリーが根本的に主人公が流されて進む感じだ。
ストリートファイト申し込まれたから戦う序盤、
巻き込まれてプロレスのタッグマッチをすることになった中盤、
戦った相手に呼ばれてスリートファイトのランキングに参加する終盤
と、全体的にストーリーが唐突かつ無理矢理。
キャラクターが自然に動いてストーリーを紡いでいる・・・というよりは
キャラが話で動かされている感じが強く、
ストーリーの面白さというよりは
キャラの魅力と戦闘シーンの魅力だけで創り上げられている感じだ。
更には放送当時は原作未完だったため、非常に中途半端なところで話が終わってしまい
若干消化不良な感じが残ってしまった。
全体的にみて戦闘シーンとギャグストーリーは惹かれるものがある、
だが根本的なストーリーが目的がしっかりしておらず、更には未完ということを考えると
高い評価ができないのが残念だ。
戦闘シーンのアニメーションだけの評価なら文句なしに★5つなんですが、
その他の要素が足を引っ張ってしまっていた。
ついでにいえば、非常に好みの分かれる作品だろう
戦闘シーンの迫力や熱さ、ギャグのユニークさや登場人物の奇抜さにハマれば
全27話あっという間だろうが、戦闘シーンのリアルな殴り合いや
奇抜すぎる登場人物は感情移入しにくいともいえる。
ただ、戦闘シーンは本当に素晴らしい出来栄えなので一度は見ていただきたい作品だ。
特に13話の空中技同士の技の打ち合いシーンなど、思わず唸るほどの完成度だ。
この話だけでも、ぜひ、見ていただきたい、