ハヤテのごとく! Cuties

評価/★★☆☆☆(21点)

ハヤテのごとく! Cuties 評価

全12話
監督/工藤昌史
声優/白石涼子,釘宮理恵,伊藤静,植田佳奈,松来未祐ほか

あらすじ
1人1人にドラマがある、1人1人に恋がある。今度の「ハヤテ」は、毎回別ヒロインをクローズアップ 。笑って恋して生きるのさ♪

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覚悟完了!5期はない

本作品はハヤテのごとく!の4期。
3期は原作者が絡んでいたが、4期は原作エピソードを組み合わせたものになっており
各ヒロイン、各話でストーリーを展開している。
キャラクターデザインは3期に比べればスッキリとしており、
SDキャラも多用し見やすくなっている。

しかし、始まって早々、相変わらず原作未読者無視だ。
3期では原作未読者を無視するように2期と3期の間のストーリーを
なぜか飛ばしており、アニメしか見ていない人には「誰?」というキャラも居たが
4期ではそれどころではない。
もはや原作未読者はアニメを見るなと言わんばかりのストーリー構成だ。

なぜかヒナギクやハヤテ達がボロアパートに住んでいたり、
知らないキャラクターと一緒に住んでいたり、
そうかと思えば次の話では屋敷に戻っていたり、そうかと思えばアパートに居たりする。
一切その状況説明がない、一切新しいキャラに関する説明がない。
キャラクターが登場する際にちょろっと説明があれば印象はまた違っただろうが
原作未読者はこのアニメを見てはいけないらしい。

更にネットで調べた限りだが、原作のエピソードをごちゃ混ぜにしているようで
原作を読んだ人でも「あれ、コレはどういう状況なんだ?」と思うところもあるらしく
時系列もおかしいので、よく考えると違和感のある展開が多いようだ。
原作既読の人も疑問に感じ、原作未読者には一切説明なし。
このアニメは誰に向けて作られているんだろうかという疑問を序盤から覚える

ストーリー自体は「キャラ萌え」に徹底的に焦点を当て
キャラクターの可愛さと声優さんの演技のおかげもあり
なんとか「○○可愛い!」といキャラの可愛さを楽しめる。
確かにこれまで培った「キャラ描写」とキャラへの感情移入のおかげで
毎話、各ヒロインをメインに据えたストーリーはそれなりに面白く、
特定のキャラのファンならメイン話は楽しめるだろう。

キャラの話によって当たり外れはあるものの「西沢歩」や「マリアさん」の話の出来栄えはよく
後半に行くにつれて「1期を彷彿とさせる内容」が多かったのは好感が持てた。
個人的な意見になるが、10話で「覚悟のススメ」のパロディが出てきた時は
1期のような面白さが帰ってきたような感覚を覚えた

キャラ萌えに徹底してはいるものの話数を重ねれば重ねるほど
制作スタッフがこの作品に慣れていっているような感じが強まり、
見れば見るほど「あれ?4期はそれなりに面白い作品になるんじゃ・・・」という
大きな期待が生まれる。
しかし、そんな期待をバキバキにおられる

11話と最終話は原作者が関わったことで、
それまで徹底したキャラ萌えでそれなりのストーリーをやっていたのに
思い出したかのように3期の「黒椿」を引っ張ってきて
時系列ぐちゃぐちゃのストーリーを展開する。
急にバトルシーンやシリアスを展開してごちゃごちゃのまま物語を締める。

せっかくキャラ萌えではあったものの各話のストーリーはそれなりに面白く、
終盤では久しぶりに「面白い」と感じられるハヤテのごとく!が帰ってきたのに、
原作者自身がその面白さを壊してしまった。

全体的に見て3期よりはキャラ萌えに徹底しただけあって見れる作品になっている。
ハヤテのごとく!のキャラクターが好きならば、ニヤニヤっと出来る展開も多く
話が進めば進むほど一期を彷彿とさせるハヤテのごとく!に戻っていったのだが、
堂々と「作者」が絡んだ11話と最終話のせいで、印象は最悪だ。
何故、最期まで割り切ってキャラ萌えストーリーを突き進まなかったのだろうか
残念でならない。

ただ3期に比べれば、面白く無いのは11話と最終話くらいで
あとはファン向けと考えればキャラ萌えストーリーを味わえる。
しかし、締めである最終話に向けてのストーリーがあまりにもひどかった。

5期があるかどうかは分からないが、流石にカットしたアテネ編をアニメ化しないと
「原作未読者」置いてけぼりは何時まで経っても解決されず、
原作を読んでる人も「なんでアニメ化しないんだ」と憤りを隠せなくなってきている。
本当に意味不明だ、カットして自然なストーリーならいいが
カットして不自然なストーリーになっているのに平気な顔をしてストーリーを進める。

ただ売り上げ的に見るとそれを実現するのは不可能に近い枚数だ。
1期の売上は9000枚前後、2期の売上は7000枚前後、
3期の売上は1000枚以下、4期の売上は700枚以下と
この数字の流れから5期を期待するのはさすがに厳しい。

やるならば劇場版のほうが現実的かもしれないが・・・
次やる時はまた制作会社が変わるのだろうか(苦笑)