このニヤニヤ感、たっまんねーわ「徒然チルドレン」レビュー

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評価 ★★★★☆(71点)全12話

あらすじ 思春期の少年少女が織りなす日常を切り取ったオムニバス形式の学園ラブコメディ。主人公が複数おり、並列した時間軸で進行していく。
引用 – Wikipedia

このニヤニヤ感、たっまんねーわ

原作はマガジンで連載中の4コマ漫画作品。
監督はセクシーなアニメではないのに金子ひらく、
制作は日常アニメ制作ではお馴染みのStudio五組。
1話15分尺のアニメ。

見出して感じるのは可愛らしいキャラクターデザインだろう。
いわゆる萌えキャラっぽいデザインではなく、
4コマ漫画っぽい簡素な感じも残りつつ、
線の細さを感じるやや独特なキャラクターデザインだ。

そして、そのキャラデザに見合うキャラの可愛さ。
1話では雪景色の中でなかなか相手に告白できない女の子が描かれる。
なかなか告白する度胸が出ず10分たっても告白せず、
ようやく言ったかと思えば明日もあってくれる?の一言。

見ている側は早く告白しろというじれったさが生まれつつも、
そのじれったさをうまくギャグと女の子の可愛らしさにつなげており、
シチュエーションとしてはシンプルな構図なのだが、
シンプルが故にその可愛らしさが素直に響く。

そして場面が変わる。
この作品はいわゆる「群像劇」であり、複数の思春期の男女のラブコメが描かれる。
様々なタイプのヒロインと主人公のお約束的「ラブコメシチューエーション」が
1話15分という尺の中にぎゅっと詰まっており、盛り上がりどころしかない(笑)

本来のラブコメならば1話の中で起承転結があって、
徐々に盛り上がっていき、決定的なシーンにつなげるが、
原作が4コマ、1話15分という尺のおかげで
起承転結の起結だけがどんどんと描かれるような感じだ。

ダイレクトなシモネタも多い。
とあるヒロインはすぐに主人公に告白するうえに「私、処女よ?」と平気で言う。
しかも、そのヒロインを演じているのは花澤香菜である。
このダイレクトな下ネタと花澤香菜の年上お姉さん的先輩キャラに言わせることで、
見ている側も初登場して3分にも満たないヒロインの魅力にやられる。

キャラクター性としては分かりやすいキャラクターが多い。
見た目と、初登場して1分くらいでどんなキャラかと言うのが分かる。
そのシンプルなキャラクター性だからこそ、
場面が切り替わっても瞬時にどっちが「ボケ」か「ツッコミ」なのかがわかり、
漫才的なコメディを織り交ぜつつも、ニヤニヤできる盛り上がり所ばかりの
ラブコメ展開にニヤニヤしっぱなしで見てしまう。

言い方は悪いが物凄くお手軽な作品だ。
ラブコメのいい部分だけを、分かりやすいキャラクターで、
ストレートに味わうことができ、
その展開の速さと軽さがギャグ展開へも自然につながり、
シリアスも殆ど無いスッキリとした内容になっている

もう少しギャグ要素が強ければラブコメのニヤニヤ感を味わえず、
逆にもう少しラブコメ具合が強ければギャグとしては物足りない。
まさに「ラブ」&「コメディ」のバランスが絶妙に保っており、
それがこの作品の面白さに鳴っている。

演じている声優も素晴らしい、
前述した「花澤香菜」の先輩お姉さんキャラ、内田真礼の明るい後輩キャラなど
しっかりと特徴のある声優さん達が演じるからこそ、
このお手軽ラブコメのキャラクターの印象をより強めることができ、
ラブコメ部分のニヤニヤ感を強めている。

総評

全体的に見て状況作りとキャラクター作りが本当に素晴らしい作品だ。
かなり多くのキャラクターが登場するが、
その多くのキャラクターの印象が登場してすぐに見てる側に伝わり、
そのキャラたちの分かりやすいラブコメ展開とニヤニヤできるシチューエーションが、
1話15分の中にぎゅっと詰まっており、盛り上がりどころしか無い。

ギャグ作品としての要素はシモネタがたまにあるため、
好き嫌いが別れる部分かもしれない。
だが、安易にシモネタに頼っているだけではなく、
きっちりとキャラクター性とシチューエーションで笑わしており、
下ネタはキャラによって使い分けており、メリハリが生まれている。

出落ちに近いキャラにもいるが、出落ちでラブコメが完結しているかと思いきや、
何話かしたあとに再登場する主人公とヒロインの、、
「その後」のストーリーや「進展」する様もきっちり描かれる。

最初の出落ちですらニヤニヤしているのに、
その後や進展するストーリーはニヤニヤが止まらないどころか
もはや気持ち悪い笑みに近いものになってしまう(笑)
出落ちで終わったと思っていたキャラが再登場しただけで
自分の中のテンションが物凄く上がってしまう。

色々な主人公とヒロインが居るからこそ見る人によって好みはあるだろう。
だが、誰かしらのキャラは絶対に気にいるはずだ。
ラブコメというジャンル自体に嫌悪感を抱いていなければ、
確実にこの作品は楽しめる、ちなみに私は全キャラクター好きだ(笑)

わかりやすい主人公、魅力的すぎるヒロイン、ストレートなシチューエーション、
いわゆる「ラブコメあるある」的な要素が非常に多いのだが、
そのあるある的キャラやシチュエーションをテンポよく描き、
あるあるだからこその説明不要なわかりやすさで、
ストレスを感じさせないストーリーをストレートに楽しまさせてくれる作品だ。

個人的な感想

個人的には予想以上にツボな作品だった。
出ている声優さんたちも実力派揃いで魅力的な人が多かったからも有るのだが、
シンプルな要素だけで構成されている作品なのに、びっくりするほど面白い。

言い方は悪いのだがが浅い作品だ。
だが、変に凝らず、変にひねらず、ラブコメの良い分の上澄みだけを掬うような、
浅いからこその良さが出ている作品だった。
変に深くしなかったからこそ普遍的な面白さのある作品になっている。

今のアニメは「ラーメン二郎」のようなこってりかつ色々な要素が盛り込まれてる
作品が多いが、この作品はそんなこってりラーメンブームの中に現れた
「昔ながらの醤油ラーメン」のようなお手軽さと旨さ、
誰にも嫌われない味のある作品だ。

超個人的には花澤香菜さんの年下をからかうお姉さんキャラがたまらず、
小倉唯さんの今までのストレートなロリ声ではなく、
ほどよい年下後輩キャラの声が意外にツボだったり、
下野紘さんのこの手のラブコメギャグの素晴らしい主人公感で爆笑したり、
浪川大輔さんのキャラと演技がどんどんツボに入ったりとかなりツボな作品だった

「至近距離恋愛」のカップルなど、この作品の魅力そのものだろう。
騙されたと思って3話まで見てほしい。
あのカップルの夫婦漫才感とラブコメ感は素晴らしかった。
3話まで見て一回でもニヤニヤしたらなら最終話まで見て損はない

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