開始で5秒で嫌悪感を抱く、唾棄すべき作品「HUNGRY DAYS 魔女の宅急便 篇」レビュー

2017年6月18日

評価☆☆☆☆☆(7点)30秒

あらすじ キキ17才。この気持ち、うまくお届けできますか?引用 – Wikipedia


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開始で5秒で嫌悪感を抱く、唾棄すべき作品

本作品はカップヌードルのCMとして作られた30秒の作品。
監督は柳沢翔、アニメーション制作はタツノコプロ。

この作品は文字通り「魔女の宅急便」のキキが主人公だ。
誰もが知っているあの「キキ」がもし日本の17歳の高校生だったらという
パラレルワールドな世界観になっている。
その世界観のコンセプト自体は悪くはない。


だが見れば見るほど感じる「気持ち悪さ」は凄い。
「君の名は」風の背景の書き込み、
愛着の一切わかない不細工すぎるキャラクターデザインは
魔女の宅急便と言う作品に対する愛情を一切感じない。
特にキキのブサイクさはモブ以下だ。


内容もひどい。
「魔女の宅急便」という要素は女の子がほうきで空飛んでる、登場人物の名前が同じ。
それくらいしかない。
30秒の中で描かれるストーリーは、
ベタベタかつ何番煎じだといわんばかりの恋愛模様。
最後にカップヌードルが出て「HUNGRY DAYS」と出るが、
カップヌードル要素の必要性も一切感じない。


いわゆる「雰囲気」だけ、表面上だけのペラペラな作品だ
新海誠風な背景で、新海誠風な恋愛模様で
30秒で何となくいい感じに収めてくださいという発注が手に取るように分かる。

全体的に見て唾棄すべき作品だ。
安易に魔女の宅急便という作品を持ち出し、
安易に流行っている新海風な雰囲気を作り出し、
安易に青春なら音楽はBUMP OF CHICKENにして、
安易にストーリー性もメッセージ性のかけらもない作品になってしまっている。


正直言って嫌悪感しか抱かない。
魔女の宅急便という題材で日本というのを舞台にしたいなら、
普通に日本の有名な場所をキキが箒で飛び回り、
東京タワーのてっぺんあたりに腰掛けてカップヌードルを
すするくらいでいいはずだ。

それくらいのシンプルなものでシンプルに面白くなるのに、
「青春」=「アオハル」という意味不明な読ませ方を
広めたいのか何なのか知らないが、日本語を正しく読めないのだろうか。
気持ち悪さと嫌悪感しか残らないCMなど最悪でしか無い。


「君の名は」がヒットしたことで類似な作品が出てくることを危惧していたが、
まさに早速という感じだ。
あの新海誠作品の背景へのこだわりを安易に真似ても、
ただリアルなだけの背景描写で終わってしまうことを
なぜわからないのだろうか。

質がいいだけの背景など制作側の自己満足でしか無い。
みなさんもぜひ、このCMを見てほしい。
唾棄すべき作品とはまさにこれだ。