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「ルガーコード1951」レビュー

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評価 ★☆☆☆☆(15点) 約25分

あらすじ 言語の天才として若くして大学教授となったテスタ。 彼は先輩であるロッサ軍曹の紹介で、連合軍暗号解読所に出向く。引用- Wikipedia

レア度SSSランク

原作は『少年ジャンプ+』とアニマックスが開催した
「アニメシナリオ大賞」で大賞を受賞した羽木遼人による作品であり、
暁月あきらによって漫画化もされている。
監督は高橋しんや、制作はスタジオディーン。

アニメ自体は2016年に2度ほど地上波で放送したのみだったが、
現在はNetflixで配信されている。かなりレアな作品だ。

異種族と戦争中


画像引用元:ルガーコード1951 本編より
© 1999-2017 Animax Broadcast Japan. All rights reserved.

タイトルにもなっているルガーコード、
これは「人狼の言葉」だ。この世界には人間、そして「人狼」がいる。
人間同士の世界大戦が終わった後、人類と人狼との戦争が起きており、
現在も戦争中だ。

雪が降る中で軍曹と若い教授は
「人狼」を回収し、ルガーコードを解析しようとしている。
世界観の説明はざっくりとしているものの分かりやすい世界観だ。
ただ、25分ほどの尺しか無いせいか非常に慌ただしく物語が展開し、
こころなしか登場人物たちのセリフも早口だ。

貴重な捕虜の人狼。
そんな捕虜を前にして「仮説」をたてた教授は
人狼との会話を試みようとする。

バトル


画像引用元:ルガーコード1951 本編より
© 1999-2017 Animax Broadcast Japan. All rights reserved.

そんな知的な会話劇が始まるかと思えば、
描かれるのは狼とのバトルだ。スキを突かれて狼を呼ばれてしまい、
ピンチになる軍曹たち。

人類同士も仲違いする中で教授は「人狼」を守ろうとする。
彼にとってはルガーコードを解き明かしたい、
そんな貴重な人材であり、言葉が分る彼女とはわかりあえるかもしれない。
若くやさしい教授だからこその行動は分かりやすいキャラ描写では
あるものの、それが面白さにはつながっていない。

雪山の小屋の中で狼に囲まれながら、
仲間割れする人類、そんな人類と狼、
時には人類同士が戦いつつ物語は進む。
これが1クールのアニメの1話ならば問題ない内容とも言えるが、
この作品はなにせたった1話、25分しかない。

面白そうな世界観と設定があるのに、
そんなのそっちのけでバトルシーンが描かれても釈然としない。

呪われた血


画像引用元:ルガーコード1951 本編より
© 1999-2017 Animax Broadcast Japan. All rights reserved.

囚われた人狼の少女は人間にも人狼にも味方をしない。
彼女は戦争を嫌っている。呪われた血と呼ばれている存在であり、
人狼にすら狙われているが、その呪われた血が何なのかというのは
作中で説明がされておらず、結局なんだったんだ…?と思う要素でしか無い。

「ルガーコード」自体もざっくりといえば超能力のようなもので
人狼の耳がなければそれを受け取ることができないため、
人類には買得が不可能ですとあっさりと結論付けられてしまう。
かなりの肩透かしだ。

肩透かしが続く中でまたバトルが始まる。
アニメーションとしてそれなりに動いてはいるものの、
この作品だからと呼べるようなシーンでもなく、
しっかりとした見ごたえがあるというわけでもない。普通だ。

人狼になっちゃった


画像引用元:ルガーコード1951 本編より
© 1999-2017 Animax Broadcast Japan. All rights reserved.

かなり展開が突飛だ。なにせ若い教授が最後には人狼になる(笑)
人狼の少女の呪われた血を取り込むことで人間も人狼になれるらしく、
人狼になった教授と人狼の戦いが描かれる。

「なるほど、こういう系統の作品なのか」という趣旨はわかるものの、
ややありきたりな展開は好意的に受け止めるなら王道ではあるものの、
序盤のオリジナリティを感じさせる面白そうな設定や世界観が、
ありきたりな王道展開に収まってしまったもったいなさが際立ってしまう。

結局、俺たちの戦いはこれからだで終わってしまっており、
恐ろしいまでに何も解決していない。
単発の読み切り作品としてはあまりにも投げっぱなしになってる部分が多く
先が見たいとも感じない作品だった。

総評:期待はずれ


画像引用元:ルガーコード1951 本編より
© 1999-2017 Animax Broadcast Japan. All rights reserved.

全体的に見て期待はずれな作品だ。
人類には解き明かせない人狼の言葉「ルガーコード」を
解き明かすという物語を見せてくれるのかと思いきや、
結局、そういう展開にはならず、どこかでみたことのあるような
話に収まってしまい、ラストも俺たちの戦いはこれからだで終わっている

この作品の原作が「アニメシナリオ大賞」を取ったという凄さも感じず、
この賞で対象を取るとアニメになるというシステムらしく、
そのシステム通りにこの作品はアニメ化されたものの、
この作品以降「アニメシナリオ大賞」は開かれておらず、
この作品以外に「アニメシナリオ大賞」の受賞作品はない。

はっきりいえば企画倒れだったのだろう。
それは分るものの、せめて1クールくらいのアニメになっていれば
こんな中途半端な作品にはならなかっただけに、
色々と残念な作品だった。

個人的な感想:アニメシナリオ大賞

1度しか行われなかったアニメシナリオ大賞、
企画自体は悪くないと思うものの、
1回で終わってしまっていることを考えるとコケたのだろう。

応募作品自体が少なかったのか色々な問題から
第二回ができないのかはわからないが、
企画自体は面白いだけにいつの日か第二回が行われることを
密かに期待していたい。

またひっそりとアニメ化して何年後化に
「なんだこのアニメ!?知らない!?」という感覚を再び
味わってみたいものだ(笑)
非常に貴重な感覚を味わえる作品だったと言えるかもしれない。

「」は面白い?つまらない?

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