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最高の罵倒を君へ「嫌な顔されながらおパンツ見せてもらいたいR」レビュー

3.0
嫌な顔されながらおパンツ見せてもらいたいR セクシーアニメ一覧
画像引用元:原作・監修:40原/監督:深瀬沙哉/脚本:前川 淳/アニメーション制作:UWAN Pictures
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オタク歴25年、アニメレビュー歴13年、YouTube登録者11万人。 個人的な視点で語るアニメ批評です。

評価 ★★★☆☆(45点) 全6話

アニメ『嫌な顔されながらおパンツ見せてもらいたいR』PV

あらすじ 古来より続く男の欲望。だが、ただ見せてもらうだけでは物足りない。“嫌な顔”とともに見せてもらう、その背徳の瞬間…! 引用- Wikipedia

最高の罵倒を君へ

本作品は「嫌な顔されながらおパンツ見せてもらいたい」の4期。
1期と2期は地上波で放送され、3期はOVAとして制作された。
2期から6年の時を経ての地上波での続編となる。

踏んだり蹴ったり

本作品が4期までこれたのは奇跡的とも言える。
2期の時点で1期からのプロデューサーが製作費を持ち逃げし失踪、
裁判沙汰にまでなり、2期の終盤は監督が自費を支払っていたほどだった。

「嫌な顔をされながらおパンツを見せてもらう」
ただそれだけの作品の裏側で、あまりにも重すぎるトラブルが起こっている。
作品内容の馬鹿馬鹿しさと、制作現場の深刻さの落差が凄まじい。

そこから3期の制作にあたりクラウドファンディングが発表され、
600万円を超える資金が集まり、そして4期も作られることになった。
本来、ここまでのトラブルが起こった作品の続編が制作されることは
なかなかないものの、それだけ制作スタッフ、ならびにファンの熱が、
「パンツ」にかける愛情が深かったからだろう。

多くの人にとっては幻の3期を経ての4期となり、
監督も制作会社もそのままだ。
まさに奇跡の4期と言える。

メイド

4期の1話はお約束だ。
この作品の1期や2期を見た人ならばお馴染みの「メイド」が出てくる。
今作では後輩メイドも出てきて、そんな後輩のミスを謝る代わりに、
先輩メイドも後輩メイドもパンツを見せることになる。

Wパンツである(笑)
流石は4期、パンツはパンツでもWパンツという
「最低さ」極まる行為を4期の1話から見せつけてくる。
続編としての進化の方向性が素晴らしい。

嫌な顔をされながらおパンツを見せてくれる。
罵倒されながらのご褒美というスタンスは変わらず、
WになってRになって帰ってきたことを感じさせてくれる1話だ。

その変わらなさこそがこの作品の安心感であり、
4期までたどり着いたこと自体が、すでに一種の感動になっている。

異世界

今作では異世界も挟まれる(笑)
魔王のもとに現れた勇者、そんな魔王に勇者は
「パンツ」を懇願する。

世界よりも魔王のパンツ。
命をかけても、たとえ転生してもパンツが見たい。
勇者とは一体なんなのか。世界を救う気はあるのか。
そんな疑問すら馬鹿馬鹿しくなるほど、素晴らしい展開だ。

基本的に1期の1話からパターン化された作品ではあるものの、
1話が5分ほどしかなく、
全6話しかないためマンネリが生まれる前に毎回終わる印象だ。
多種多様な女性キャラたちと、それを演ずる実力派の女性声優たちが
この作品を最大限に盛り上げてくれる。

4期ではメイド、魔王、配信者、生徒会長、コンカフェ店員、女王様と、
メイド以外は過去と被らずに様々な設定の女性キャラが、
色々あった挙句、嫌な顔をされながらおパンツを見せてくれる。

どんな設定でも、最終的にはパンツに帰結する。
異世界でも、配信でも、コンカフェでも、女王様でも同じだ。

豪華

数々の罵倒を演ずる女性声優さんも素晴らしい。
石上静香、伊藤かな恵、飯田ヒカル、直田姫奈、春瀬なつみ、
川口莉奈、折笠愛。
若手からベテランまで魅力的な女性声優さんばかりだ。

この作品は、やっていることだけを説明すれば本当に最低だ(笑)
だが、その最低なシチュエーションを成立させているのは、
キャラクターの設定と、それを演じる女性声優さんたちの力だ。

ただパンツを見せるだけではなく、
そこに嫌悪、軽蔑、呆れ、怒り、罵倒が乗ることで、
この作品ならではのご褒美が生まれている。
ここまでくると、もはや特殊な職人芸である。

キャラの設定、声優、どちらかが気になればぜひ見ていただきたい。
それとパンツを堪能する作品だ(笑)
たとえパンツのためなら異世界でも、イタリアからでも帰ってくる。
そんなお馬鹿な主人公とともに罵倒されたい紳士たちに向けたアニメだ。

全6話であっという間に終わってしまうものの、
数々の困難を乗り越えた4期、
困難の末の「パンツ」には一層の価値を感じてしまった。

総評:製作費持ち逃げ⇒裁判!幻の3期からの4期!?

全体的に見て安定した4期だ。
この「安定した」という状況にたどり着くまでの
すったもんだが凄まじい作品であり、それを乗り越えてよく
4期までたどり着けたという気持ちが自然に生まれてしまう。

やっていることは1期の1話から変わらない。
嫌な顔をされ、罵倒され、おパンツを見せてもらう。
ただ、それだけだ。

しかし、手を変え品を変え、ヒロインの設定を変え、
女性声優を変えることで、様々なパターンを生み出しており、
それを毎回ニヤニヤと楽しめる。

これで毎年のようにやっていたら飽きてしまうが、
地上波アニメとして放送された2期から7年の年月がたっているからこそ、
一周回って新鮮に感じる部分もある。

この作品における「安定」とは、単なるマンネリではない。
製作費持ち逃げ、裁判、クラウドファンディング、幻の3期。
そういった数々の困難を乗り越えたうえでの安定だ。

だからこそ、いつも通りに嫌な顔をされ、
いつも通りにパンツを見せてもらえることに、
妙なありがたみすら感じてしまう作品だった。

個人的な感想:ニッチ

この作品自体がかなりニッチな作品だ。
もう1つ「土下座」で色々なことを頼むアニメがあるが、
こういったニッチな作品は1期だけで終わりやすい。

しかし、この作品が4期まで制作されているのは凄まじいことだ。
内容としてはどう考えても万人向けではない。
むしろ、見る人をかなり選ぶ作品だ。

それでも4期まで続いている。
そこには、作り手の執念と、ファンの支持がある。
そして何より、嫌パンという作品が持つ
どうしようもなく馬鹿馬鹿しい魅力がある。

製作費の持ち逃げでどうなるかと思われたが、
無事4期まで制作され、5期の可能性もなくはないだろう。

ここまで来たなら、いつか5期でまた嫌な顔をされながら
パンツを拝みたい。
嫌パンは、やはり永久に不滅なのかもしれない。

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