「ハイスクールD×D BorN」レビュー

2018年7月9日

評価 ★★☆☆☆(26点) 全12話

あらすじ 夏休みに入り、グレモリー眷属はみんなで冥界にあるリアスの実家へと向かう。夏休み期間を利用してパワーアップを図り特訓を重ね引用- Wikipedia

安定のおっぱ・・・あれ?

本作品はハイスクールD×Dの3期、
2期は「NEW」=「乳」とネタなタイトルだったが、
3期のタイトルにそういった遊び心がなく、
見る前から一抹の不安がよぎった
主要なスタッフ、制作会社に変更はない。

見出して早々、安定の「開幕おっぱい」だ。
今回は全ヒロインのヌードというハーレム要素が強まったからこそできる
大量のおっぱいは逆に胸焼けを起すレベルであり、
はっきりいってしまえば「見飽きた」感じが強い。
更にそんな見飽きた感じが強い状況にもかかわらず
1期、2期以上に「おっぱい」要素が強い。


引用元:(C)2015 石踏一榮・みやま零/株式会社KADOKAWA 富士見書房刊/ハイスクールD×D BorN製作委員会

主人公が覚醒し強くなるための要素はこの作品では常に
「おっぱい」である(笑)
1期、2期ともにシリアスな状況でも戦闘中でもおっぱいな主人公であり、
今作も安定のおっぱいによる覚醒だ。
もはや常態化し、お約束化した要素だけに見る側も予測できる展開だ。

簡単にいってしまえばマンネリだ。
1期や2期までにあった意外過ぎる展開ではなく、
予想できてしまうシーンであり、その予想を超えてこない。
常に見る側の予想を斜めに上に、王道な展開でありつつもエロに絡めるのが
この作品ではあったが、予測できてしまっては面白さがしっくりとこない。


引用元:(C)2015 石踏一榮・みやま零/株式会社KADOKAWA 富士見書房刊/ハイスクールD×D BorN製作委員会

更に明らかに戦闘シーンの作画のレベルが落ちている。
ハイスクールD×Dという作品を今まで見てきた人にとっては
セクシーシーン以上に熱血な戦闘シーンと熱い展開が好きな人も多いはずだ。
決して作画の質は高くなかったが90年台のアニメを彷彿とさせるような
泥臭さが、この作品を「3期」まで作った要素の1つでもあると
言っても過言ではない

しかし、3期になってから戦闘シーンの作画枚数が減ってしまっており
止め絵と止め絵を繋ぐような「つまらない」戦闘シーンが多い。
せっかく主人公がおっぱいで覚醒したのに拍子抜けするような展開や、
単調な演出やあっさりとした見せ方のせいで
どうにも緊迫感に欠ける戦闘シーンばかりになってしまっている


引用元:(C)2015 石踏一榮・みやま零/株式会社KADOKAWA 富士見書房刊/ハイスクールD×D BorN製作委員会

特に主人公の死の描写。
主人公なので死ぬはずはないことはわかっているが、
そこからどんな風に復活するかが見せ所であり、
この作品らしい展開を期待したいところなのだが、
「何でも治せるフェニックスの血がもう一個あったので大丈夫でした」と、
ちょっと拍子抜けする展開だ。

ただ相変わらずキャラクターは可愛い。
シリーズを重ねるごとにヒロインも増えてきているが、
一人ひとりのキャラクターがかぶらずに、きちんとキャラクターが立っており
魅力あふれるヒロインに対しまっすぐとエロいことをする主人公という
この作品の良さは引き立っている。

更に3期では1期からのメインキャラでもある「小猫ちゃん」を
掘り下げるストーリーでもあり、彼女の変化と主人公への態度は
新たなり魅力を生み出しており、素直な可愛さとキャラの魅力が出ている。


引用元:(C)2015 石踏一榮・みやま零/株式会社KADOKAWA 富士見書房刊/ハイスクールD×D BorN製作委員会

ただ、マンネリ感は否めない。
展開のパターン化やお約束化で予想できる部分が多く、
そのマンネリを打破しようとして「世界観」を広げすぎている感じもある。
1期や2期で見たようなストーリー展開が多く、
それはそれで「お約束」として楽しめる展開ではあり笑えるのだが
1期や2期と同じように笑うことはできず、マンネリ感は否定出来ない。

わかりやすい王道なストーリーと熱血な展開とエロ。
これがこの作品の魅力でもあったが、
王道なストーリーの部分がわかりにくいストーリーになり始めており、
やや状況が混乱しやすい。

敵が現れても、その敵の描写が浅いままに戦闘が始まることも多く、
1期や2期のように「ストーリーの盛り上がり」がないまま、
キャラクターに感情移入しきれないままストーリーが進んでしまい、
なんかよくわからないままに敵が撤退したり、死んだりしてることが多い。


引用元:(C)2015 石踏一榮・みやま零/株式会社KADOKAWA 富士見書房刊/ハイスクールD×D BorN製作委員会

終盤はなぜかアニメオリジナル展開だったようで、
この「オリジナル展開」がオリジナル展開と分かるほどひどい。
終盤で主人公が「暴走」する。
こういった作品ではありがつかつ、これもまた王道だが魅力あるシーンだ。
その暴走状態をどう収めるのかというのがある種の見どころでもある。

これが原作だと主人公は「おっぱいドラゴンの歌」で戻るらしい(笑)
どんなシリアスかつ緊迫した中でもエロとギャグを忘れない
この作品らしい展開だ。

しかし、アニメではヒロインの涙で暴走状態から戻る。めちゃくちゃベタだ。
シリアスとエロの融合たるこの作品の魅力が感じられず、
終盤のオリジナル展開は退屈でしかなかった。
結局1話から最終話まで「肩透かし」のまま終ってしまった感じだ


引用元:(C)2015 石踏一榮・みやま零/株式会社KADOKAWA 富士見書房刊/ハイスクールD×D BorN製作委員会

総評

全体的に見て1期や2期のような面白さはなくマンネリに陥っている。
おっぱいづくしでも構わないし、お約束になっても構わないが、
魅せ方がワンパターンかつ展開もワンパターンで新鮮さがなくなり、
マンネリを打開しようと世界観を広げキャラクターを増やしたはいいものの、
グダグダな感じのストーリーとごちゃごちゃ感がましただけだった。

1期や2期のような熱い展開と笑えるエロをみたいのに、
敵の描写が甘く、よくわからない間に戦闘が終わってしまうことばかりで、
笑えるエロ展開もなぜかオリジナル展開でなくしてしまっており、
終始「不完全燃焼」のまま終わってしまう。

1期や2期を見たからこそ来る「期待感」がことごとく
肩透かしにしてしまっており
1話から最終話までモヤモヤっとしたものが残ってしまった
唯一の救いはヒロインが可愛いことだけだが、
もう少し、その可愛さを活かすセクシーシーンも見たかった所だ。

1期、2期と続いている作品なだけにマンネリは仕方ないかもしれないが、
残念な結果に終わってしまった。


引用元:(C)2015 石踏一榮・みやま零/株式会社KADOKAWA 富士見書房刊/ハイスクールD×D BorN製作委員会

個人的な感想

個人的には好きな作品なだけに3期がこうなってしまったのは残念でならない
4期ではこの3期の不評&マンネリ感を解消するためか、
制作会社と監督も変わっておりキャラデザも変わっている。

今から4期を見る予定だが…1期のような熱くエロい作品になっていることを
期待したい。