老人Z

2010年4月12日

老人Z感想


老人Z感想
老人Z
★★★★☆
看護学校に通うハルコはボランティアで高沢老人の介護を行っていたが、
高沢が最新型介護ロボット「Z-001号機」のモニターに選ばれ、
お役御免となってしまう。見舞いに行った先でチューブだらけになった
高沢の姿を見てショックをうけたハルコは高沢を助け出そうとするが失敗。
実習先で知り合ったハッカー老人らに助けを求めるが…

もしかしたら現実にこうなるかも・・・
このアニメが作られた時より、より深刻になっている老人介護問題。
もしかしたら、このアニメと同じように全て機械で介護する時代が
近い未来に現実になる可能性も否定出来ません。
ストーリーは、老人介護が問題になっている時代に
最新型介護ロボットがモニターとしてある老人が選ばれるところから始まる。
全自動、人が何もしなくても介護出来る点はある意味利点だが、
そこには人の愛情がないと訴える主人公。
確かに、何でもかんでも機械で介護というのは、介護というよりも
管理とかそういう言葉になってしまうような気がしてしまう。
でも、現実問題として老人は増える一方。
老人介護の打開策としての全自動化を目論む厚生労働省は理解できるが・・・
そこに様々な思惑が絡むことで、非常に明るいコメディタッチに
世界観が描かれており、シリアスな要素もあまりなく
気楽に見れるのは非常によく出来ていた。
また登場人物たちも、介護される老人や、ボランティアの主人公、
ハッカーの爺さんたちと非常に愉快な面々が多く、笑える点も多い。
鎌倉に行き、海を見たいと望むおじいさんと暴走する老人Zの
シーンはとても愉快で、みていて痛快です。
ストーリーが非常にわかりやすい点は子供と一緒にみても面白い、
アニメ映画の構成としては非常に優秀だと思われます。
ただ、物語の始まりと終りの印象がだいぶ違い
最初は介護問題のアニメ化と思いきや、ドタバタになる点は
予想出来ない流れで戸惑う所ではあります。
最初から暴走していて鎌倉に行く中で、そこまでの渦中が語られるような
展開だったら、もう少しすんなりとストーリーを受け入れられたかもしれません。
あまりにも前後編のギャップが・・・(苦笑)
しかし、それ以外は非常に楽しめる作品です。

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