リストランテ・パラディーゾ

リストランテ・パラディーゾ感想

評価/★★★★☆(78点)

リストランテ・パラディーゾ感想

制作/david production
監督/加瀬充子
声優/折笠富美子,山野井仁,立川三貴,黒田崇矢ほか


あらすじ

舞台はイタリア。田舎からローマに出てきたニコレッタは、
リストランテ『カゼッタ・デッロルソ』を訪れる。
それと言うのも、幼くして両親が離婚し、母親が再婚する為に
祖父母に預けられたニコレッタは、自らの再婚の為、
成人するまで娘を置き去りにした母を恨み、
彼女の再婚相手がオーナーを勤めるリストランテにやってきた。
娘がいることを知らない母の再婚相手に、全てを話そうと機会を窺っていた。
そこで、ニコレッタは何とかオーナーの店『カゼッタ・デッロルソ』の
見習いとしてに働き始めたが、そこは従業員全員が、
老眼鏡着用が必須の紳士という店だった。

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大人の恋愛と最後に涙を

本作品はイタリアのとあるレストランを舞台にした大人の恋愛アニメです。
基本的なストーリーはレストランを中心とし、
レストランで働くシェフ立ちの恋愛ストーリー。
しかし、本作品は他の恋愛モノとはひと味違う。
女性キャラクターは少なく、主要なのは主人公と其の母くらい。
そして男性陣はみんな50代くらいの老眼鏡をかけた男性。
「老眼鏡紳士萌え」という新しいジャンルの作品です。
見てみると確かに納得。
出て来る男性は色気をまとっており、いい年のとりかたをした男性の魅力が溢れている。
若い女性ほど年上の落ち着いた男性に憧れるというのは世間でよく言われていることだが、
本作品を見ると「なるほど」と納得出来るかもしれない。
ただ、その要素だけではなくしっかりと大人の恋愛を描いている。
若い男女の恋愛にあるような激しさはない、しかし、年輪を1つ1つ重ねたものにある
艶やかとも言うべき恋愛模様は、見るものを独自の世界観に魅入らせる魅力があった。
ある者は妻をなくしていて、ある者は離婚している、
またある者は一回り年の離れた女性と結婚している。
また、恋愛だけでなく親子愛も描いている。
最初はその親子愛も希薄なものに感じたが、
最終話では思わずホロりとくる展開には賞賛を送りたくなった。
話は完結しているのか完結していないのかわからないまま終わっている。
だが、非常に後味が良かった。
二人の「これから」を想像でき、1つのフルコースを味わったような満足感があった。
女性には特におすすめですが、若い男性にはちょっと微妙かもしれないのを考慮し
若干低めの評価をしました。
個人的には80点越でもよかったかな?とは思ってますが(笑)
1つ1つの描写が丁寧に描かれており、展開に無理がない。
自然な流れと落ち着いた雰囲気、パリという舞台がマッチして
匂い立つような色気を放っている作品です。