奇鋼仙女ロウラン


奇鋼仙女ロウラン感想

評価/★☆☆☆☆(17点)


奇鋼仙女ロウラン感想

制作/ゼクシズ
監督/平野俊弘
声優/今野宏美,三木眞一郎,保志総一朗,大本眞基子ほか
全28話


あらすじ

自衛隊が国連軍に組み入れられた未来、日本は新たに結成された「ASY」によって
守られていた。彼らASYは古より影から日本を操る悪の組織「城護衆」を倒すべく
隠密裏に戦いを続けていた。ある日、臨海地域に現れた城護衆の怪獣との戦闘で
ASYは巨大ロボット「鋼仙」を出撃させ、初めて公の場で戦闘することになるが、
戦闘の最中、誤って避難民を乗せた船を撃沈してしまう。




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総集編パラダイス

本作品は2002年に放映されたアニメ作品、
一話15分構成で全28話ということで、長さ的には1クールの作品だ
基本的なストーリーはロボット物。
日本を襲う怪獣と戦うロボット、その眼の前にいきなり
少女が立ちはだかる・・・という感じだろうか。
序盤から一話15分なので非常にテンポよく進んでいく
主人公機のロボットは2話の時点でボロボロになるが、
2002年に放映された他の作品と比べても作画の質やアクションは悪くはない。
一話15分なので次が気になる展開で必ず終わり、物語が落ち着かない印象がある
主人公は一応ロウランなのはわかるが、他二人の主要な男キャラや
サブキャラが頻繁に活躍しており、wikipediaでロウランが主人公の表記を見なければ
序盤は保志総一朗演ずる男キャラが主人公と思ってもおかしくはない。
更には7話、8話で総集編を2話も入れる始末、
いや、短編アニメで総集編はいらないのでは?
時間的には1クールのアニメと長さは変わらない、総集編に2話も割くのは驚きだ
(総集編は2クール以上のアニメ以外では必要なしだと私は思う)
中盤を過ぎても相変わらず主人公であるロウランは地味だ、
本当にwikipediaの「本作の主人公」という表記は正解なのだろうか?
明らかに男キャラ2名が主人公にしか見えない展開が続く。
太古から日本を霊的に守っていた城護衆、
政府は裏切りASYという新しい組織によって壊滅されている。
恨みを買った日本は城護衆に襲われているが、ASYが退治している
城護衆は日本が裏切ったのが悪い、だから俺達は正義だと主張
ASYは日本を襲う城護衆把握、だからASYは正義だと主張
この両者の正義のぶつかり合いの中心にいるのが3人の主要キャラだ
ひとりはASYのロボットパイロット、正義のために戦っている
もう一人は戦うのが嫌だと城護衆からは抜けておりロウランとともにいる
ロウランは立場的には中立だが、全部破壊する。
この三者三様の図式がストーリーの中核にあり、それぞれの正義を主張してるのはわかるが
これ以外にも様々な伏線を張り巡らせており、
主人公であるロウラン、それ以外の主要な男キャラ二人と主人公的存在が分散しており
視点も二転三転してしまうため、世界観に浸ることもキャラに感情移入もできない。
それに一話15分という尺も+され、あわただしいのだ。
伏線が異常に多いのもなんとなからなかったのだろうか
1つも解決しない伏線をどんどんと序盤から中盤にかけてはりまくっており
一話15分のアニメで捌ききれるのだろうか?と不安も助長される。
だが、先が気になるちょうど気になる所で話が次の話へと持っていくため
「この先どうなるんだ!?」という期待感も同時に高まっていく
ある意味で、ストーリー構成はうまいと言えるかもしれない。
だが、明らかに削ったほうがもっとストレートに正義というテーマがわかりやすく
表現できのではないかと私は思う。
伏線や設定が多すぎるのは、キャラの魅力がないとついていけない作品になってしまう
更にはロボットの設定も徐々におかしくなる。
和&中華的なネームセンスなのは理解していたが、
長距離射撃武器が「如意棒」、移動兵器が「金斗雲」と、かなり萎えてしまうネーミング。
そこまでこだわるなら、もう少し別のこだわり方をしていただきたい。
如意棒はまだしも、金斗雲が出てきたときは「あは・・・あはは・・」と
リアルに苦笑してしまったくらいだ(苦笑)
(主役級キャラが使うならまだ苦笑にはならなかったかもしれないが、
 脇役雑魚キャラが使用するのでより、萎えさせます)
終盤になると、伏線の回収のためにどんどんと衝撃的展開が繰り返されるが
正直、中盤までの伏線貼りまくり状態のほうがストーリーを楽しめた、
伏線が明かされれば明かされるほど
「なに!?」「そうだったのか!?」というような感想ではなく、
「へぇ~・・・そうなんだ~・・・」とストーリーに一切感情移入出来ていない自分がいる
その原因は一話15分という尺のせいで、色々とは処されてしまったせいだろう。
15分。という区切りでキャラクターの魅力を発揮しきれず、
そんな中で、伏線を毎回貼りまくりできになる展開で終わらせるという
序盤から中盤の手段が、終盤ではなくなってしまうため面白みがどんどんとなくなっていく。
明かされれば明かされるほど、面白くなくなる複雑ストーリー(苦笑)
前半で活躍していたキャラが後半になるにつれ活躍しなくなったりする点もマイナスだ、
前半では主人公?って思うほど物語にからみ戦闘にも参加していた男性キャラは
後半になるに連れてほぼ戦わなくなり、サブキャラ陣が戦う
せっかく感情移入してたキャラではなく、違うキャラが戦ってしまうため
まったく感情移入ができない。
はっきりいって、キャラクターは多すぎた、明らかに無駄なキャラも多い。
更には最終話直前の27話、総集編です・・・(苦笑)
尺的には1クールの作品で3話、総集編があります・・・ありえない。
せっかく話をどうまとめるのかと期待しつつ見ていたのに、
その前に総集編、萎えるなんてものじゃありません。
最終話の最後のあの展開もかなり微妙だ、簡単にいえば
「俺達の戦いはこれからだ!」的な感じなのだが、
素直にストーリーを終わらせらせそうな感じもあったのにわざわざ中途半端にしてしまったのは
非常に惜しまれる。
全体的にB級と割り切れば、そこそこ楽しめる作品だ。
声優、作画、アクションシーンはそれほど悪くはない、
ただストーリー構成に問題があり、総集編が3話もあり、根本的な面白みが薄い。
おすすめしにくい作品ではある、一度見てしまえばもう一度見る気は起こらない作品だ
個人的にはみないことを進めたい(苦笑)
決して、見れないほどつまらないわけじゃない、でも、見たいと思うほど面白いわけじゃない。
ある意味、珍味のような不思議な魅力のある作品です。
逆にリメイクとかされたら、もしかしたら名作になり得る作品・・・かもしれない?w

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