這いよれ! ニャル子さんW

評価/★★☆☆☆(27点)

這いよれ! ニャル子さんW 評価

全12話
監督/長澤剛
声優/阿澄佳奈,喜多村英梨,松来未祐,釘宮理恵,新井里美ほか

あらすじ
高校生の八坂真尋はある日、夜道で怪物に襲われるも突如現れた謎の少女に救われる。その少女は、自身がクトゥルー神話に登場するニャルラトホテプそのものであると語り、また自身が宇宙人であること、真尋が他の宇宙人に狙われており、自分が護衛として派遣されたことなどを告げるのだった。

スポンサーリンク

もっと混沌さが欲しかった

本作品は這いよるニャル子さんの2期。
制作スタッフやキャストなどの変更はない

見始めて感じるのはパロディがより顕著になったという所だろう。
ストーリーの流れの中でキャラクターのセリフや動作など
色々なアニメや特撮、今回は「AKB」などのアイドルネタまでサラっと入れているが
パロディの量は増えたがギャグになっていない「パロディ」も多い
細かいパロディも前期以上に多く、前期以上にありとあらゆる知識が必要になっている

前期ではキャラクターのテンションの高さが特徴的だったが、
今期も確かにテンションは高いのだが、控えめに感じる。
それは同時に「ストーリーのテンポの悪さ」にも繋がっており、
前期のような「怒涛」のパロネタ、「怒涛」のニャル子さんという印象が薄く
この作品の特徴だったテンションの高さが若干薄まってしまっていた

そのせいで勢いがない。
勢いに任せてパロネタ、勢いに任せてうざいヒロインという今作品の魅力が
勢いがなくなってしまったことで義務感的にパロネタを入れているような、
キャラクターの魅力も薄まったような、そんな印象を憶えてしまう

本筋のストーリーは薄い「ハーレムラブコメ」というだけに、
勢いに任せてその薄さを感じさせないようにしていたのが前期だったが、
今期ではその勢いがなくなっているので、薄いハーレムラブコメがより顕著になっており、
大して面白く無い本筋のストーリーをだらっと見せられているような感覚になる

パロネタやギャグシーンでわざわざ本筋のストーリーのテンポを崩すようなシーンも多く
素直にネタを楽しむこともできず、同時にストーリーも楽しみ辛い
特に期待していない戦闘シーンがやけに長かったり、唐突にエロシーンが入ったりと
テンポよく話を楽しめない部分が多い。

更にワンパターン化。
ストーリーの内容が1期から見て同じような内容が増えてしまい、
同じような展開の繰り返しが2期になってそれがより感じられてしまった
ワンパターンでもテンポの良さでそれを感じさせないこともできたが、
前述したとおりテンポの悪さがワンパターンさをより顕著にしている。

更に2期ではラブコメ要素が顕著になる。
クー子が少しデレ出したなどキャラクターが可愛いと感じるポイントも増えているのだが、
その反面、ニャル子がうざ可愛いキャラからめんどくさいキャラになってるシーンも有り、
いつもニコニコなニャル子というキャラにしては重いシーンだ
あのシーンもパロディといえばそれまでだが、パロディと気づかないパロディは効果的ではない。
言われないとわからないパロディはパロディとして死んでしまっている

全体的に見て一期でいいと思った箇所がパワーダウンしていた。
盛り込みすぎたパロディは物語のテンポを崩し、パロディネタ自体も微妙だ
キャラクターの描写が深まるストーリーも展開もあったが
多すぎるパロディがそれすらも素直に感じさせず、
本筋の薄いハーレムラブコメは決着がつくわけでもないので同じような展開の繰り返し。
1期を楽しめた人はそれなりに楽しめると思うが、1期以上には楽しめない。

キャラクターも2期になって少し増えたが、キャラを捌ききれていない。
特にハスタもメインキャラのはずなのだが空気になっている回も多く、
画面に出てはいるが一言も喋らないシーンが多すぎる。
それに加えて、1回限りの敵キャラやたまに思い出したかのように出てくるサブキャラなど
多いキャラクターを活かしきれていない

簡単にいえば混沌さが足りなかった。
「え!?今の何のパロ!?」と思うような勢いや、
ニャル子のテンションの高さと阿澄佳奈の演技による他のキャラを打ち消すよるウザ可愛さ、
1期1話のような10分も満たないうちに同居する展開になるストーリーテンポ、
頭にどんどん内容をつめ込まれて覚える前に次の話に展開するような
全体的なカオスさが圧倒的に足りてない。
もっと滅茶苦茶にやっていい作品のはずなのだが、滅茶苦茶になっていない

恋愛描写も一期より真面目なストーリー展開になっている部分が多く、
そういった所で活かしきれていないパロディなどが目立ち、
そんな「真面目さ」をニャル子さんに求めていないと感じる部分もある

作画的には1期より若干キャラクターデザインは艶っぽくなって、
キャラの表情の豊かさや可愛さ、エロさは出ていただけに、
この作画や声優さん達の演技を活かしきれていない内容にもどかしさを感じる作品だった

3期はあるのだろうか???
売り上げ的には2期1巻と2巻にはスペシャルイベント先行予約用シリアルナンバーが
ついているのだが、その割には1巻の売り上げは5000枚と微妙な枚数だ
イベント券のなくなった3巻移行の売上がどれくらい落ちるのかによって
3期があるかどうかわかるが・・・3巻以降の売上気にしていたいと思います

スポンサーリンク