オレん家のフロ事情

2016年6月29日

評価/★★☆☆☆(37点)

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まったり男同士の裸の付き合い

原作は漫画な本作品。
監督は青井小夜、アニメーション制作は旭プロダクション

見出して早々引く。この作品は5分アニメだ。
だが始まって早々、ロックなOPが流れる(苦笑)
今からがっつりと30分アニメでも始まるかのような雰囲気を出した後に、
その雰囲気からあっさりとまったり日常に切り替わる。
ギャップ感の強いOPはインパクトに残るのだが、どう受け止めていいかはわからない

ストーリー的には日常ものだ。
風呂に住み着いた人魚との同棲生活といえば聞こえはいいが、男の人魚だ(苦笑)
風呂を気に入ってしまったために風呂を占拠しており、男同士でオフロに入ったりする。
BLチックな感じに聞こえなくもないが、
そういった要素は薄く、あくまでもギャグに仕上げている。

ただ、シーンとしては男同士でイチャイチャしているので
BL的要素が嫌いな方には受け入れがたいシーンも多い 
毎話のように裸で一緒に風呂に入るシーンや、裸で迫ったり抱き合ったり
タコに寄る触手プレイなど「恋愛感情」がないだけでBL的シーンは多く
無駄に作画がいいため妙になまめかしいシーンも多い

これが「女性」の主人公と「男」の人魚なら恋愛要素やギャグの広がりもあるのだが、
同じ性別同士のためにネタの広がりがBL的ギャグばかりだ。
物語の舞台も主人公の「風呂」が中心となるため閉鎖的であり、
ネタ的に強引だったり無理な展開も目立つ。

基本的に日常コメディではあるものの1ネタ1ネタが弱くツッコミも弱い
だらーっとボケてだらーっとツッコミ、だらーっと終わる
序盤で雰囲気やキャラクターが気に入れば最後まで楽しめるが、
逆に序盤で拒否感が出れば最後まで楽しむことは難しいだろう。

女性向け的な要素も多いのだが、中盤で明らかに男性向けなキャラクターも出てくるため
ちょっとどういう見方をすればいいかわからない。
徹底して男性キャラクター同士の「裸の付き合い」で「風呂」を舞台にこだわれば
芯のある作品として評価もできたのだが、
中盤で「主人公の妹」が出たことで、その芯がぶれてしまった感じは否めない
ただ「中の人」目的でBL的シーンに拒否感がないならばそこそこ楽しめる作品だ

全体的に見て好みが分かれる作品だ
男性同士のイチャイチャに嫌悪感をわかない方なら
まったりとした少し不思議な日常物語は「1話5分」という尺だからこそ楽しめる、
これが30分アニメだったら絶対にダレてしまうが、
短編尺のアニメらしいストーリー構成とちょうどいい内容のアニメだ。
生々しいシーンの作画と「SDキャラ」の作画の描写の切り替えが
BL臭をイイ意味でちょうどいい加減に抑えている作品といえるだろう

だが、その反面で「お風呂」という舞台に限定してしまったことで
ネタの広がりが弱く、男性同士のイチャイチャシーンによるギャグが多いため
BL要素が嫌いな方には楽しめない。
あくまでギャグに仕上げてはいるものの作画がいいため生々しいシーンも多い
イチャイチャシーンをどう受け止めるかで評価が違ってくるだろう

中盤で出てくる主人公の妹以外にも女性キャラクターがいれば
もう少しネタが広がって女性だけではなく
男性にも受け入れやすい作品になったかもしれない
妹が非常にいいキャラクターなため、魅力的な女性キャラクターも作れるはずだ
魚介陣営が男性ばかりなので1人くらい女性キャラが居ても不自然ではないはずだ

個人的に気になったのだが、人魚は「半分が人、半分が魚」で納得できる、
クラゲも全身水なので人間型でも納得できる
ただタコはどうなんだろうか(苦笑)
世界観的には問題ないのかもしれないが、よくよく考えると下半身だけタコという生物は
本当にタコなんだろうか。見終わった後にふと長々と考えてしまった(笑)

雰囲気は非常に良く「クスクス」っと笑える作品なだけに
1話だけでも試しに見てみることをオススメしたい。
普段、BL系が苦手な私でもそこそこ楽しむことができたのでお試しあれ。