「DYNAMIC CHORD」レビュー

2018年1月3日

評価 ☆☆☆☆☆(2点) 全12話
DYNAMIC CHORD

あらすじ メジャーデビューを果たした[reve parfait]だったが、最近の仕事はCM撮影などばかり。引用- Wikipedia

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不動のダイナミックアニメ

原作は、アスガルドより発売されている乙女ゲーム。
2014年の作品であり、3年の月日が経ってアニメ化された
監督は影山楙倫、制作はstudioぴえろ
なお、アニメ放送中、色々な意味で話題になった(苦笑)

見出して感じるのは不安だ。
開始して20秒、映るのは桜と雨のみだ。
ようやくキャラクターが映し出されたかと思ったら棒立ちでポエミーなセリフを吐く。
DYNAMIC CHORD

そうかと思えば雨の中をオープンカーで走ってる馬鹿が映し出され何もしゃべらない
本当に驚くほど動かない、驚くほどしゃべらない。
オープンカーのウィンカーのほうがキャラクターよりも軽快に動いているくらいだ。
作画の悪さは1話以降も変わらない。
ひたすら止め絵かカクカクすぎるキャラクターの動きで
作画が悪いというよりも単純に作画枚数が足りてない。

その証拠に使いまわしのシーンが非常に多い。
特にライブシーンでは「さっき見た」と思うシーンが何度も使われる。
使い回しのシーンがきちんと動いてるなら良いが、
使い回しのシーンですら動いていない。揺れてるくらいが正しい表現だろう。
DYNAMIC CHORD

バースも狂いまくっている。
キャラクターの大きさと背景が明らかに合っておらず、
冷静に見てしまうととんでもないサイズ感になってるシーンが「多々」ある(苦笑)

更に露骨な尺稼ぎ。
無駄な背景描写、無駄なキャラクターの移動シーン、無駄なライブシーンで
とにかく冗長なシーンが多い。
1話30分という尺をなんとか稼ごう!という制作側の意図が分かりやすく、
ほぼ全話どこかしらで尺稼ぎしている。
DYNAMIC CHORD

ひたすら思わせぶりなセリフで尺を稼いでいるがストーリーはほとんど進まない。
1話は「バンドメンバーの一人がなんか脱退した」という話なだけであり、
2話は「墓参り」しただけだ。
30分のアニメを見ていたはずなのに5分アニメレベルのストーリー進行だ。

毎話、ストーリーだけなら5分位で終わる。
何やらバンド活動をめぐるゴタゴタが起こってるのは分かるのだが、
作画の酷さや構図の酷さなど、真剣に見れば見るほど動かなさに不安しか感じず、
ストーリーが全く持って頭に入ってこない。
DYNAMIC CHORD

彼らが何者なのかという説明すら無い、ゲームしていない人は察するしか無く、
もはや「ゲームやれ!」と言わんばかりの説明不足すぎるキャラクターたちだ。
キャラクターデザイン的に区別がしづらく名前も覚えづらい。
そんな思い入れの一切ないキャラクターのキャラソンが流れまくる。

何の前ぶりもなく流れるキャラソンが流れるのはアイドルモノとしては
ありがちではあるが、それが長い。
尺稼ぎにキャラソンを利用しているにすぎず
無駄なシーンをバックに流れるキャラソンは滑稽だ。
ちなみに全12話だが挿入歌は全18曲もある。
1話に至ってはそのうち4曲もぶちこんでいるが1曲たりとも印象に残らない。

絶対に真面目に見てはいけないアニメだ。
バースの狂いまくった作画、まるで処理落ちしているかのようなキャラの
ガクガクっとした動き、全く進まないストーリー、
制作側が「なんとか」形にしようと努力した結果だということは分かるが、
もうそれならばいっそ製作中止にすればいいレベルの出来栄えに笑うしかない
DYNAMIC CHORD

総評

全体的にここまで動かないアニメは逆にすごい。
キャラクターも動かない、話も動かない、演奏シーンも動かない。
制作側がこれで何らかの意図があって「動かしていない」ならば凄いが、
真実は「動かせない」だろう(苦笑)

多くの視聴者が余りの動かなさぶりに
1話で「なんだこれ・・・」と思ってしまう作品だ。
その「なんだこれ・・・」は最終話まで変わらない(苦笑)

時折激しい突っ込み所を生み出しているだけに
そこに激しく突っ込んでしまいつつ笑ってしまうのだが、
この作品の見所はそこくらいだ。
ニコニコなどで実況しながら見るのには最適だろう。

1番の突っ込みどころは作中のキャラクターの移動がとにかく多い事だ。
色々なバンドのメンバーが色々な事情から逃避行する。
お前もかと言わんばかりにキャラが避暑地へ移動しバカンスを楽しむ様をみせられ、
キャラソンを聞かされる。
思春期の中2男子の家出レベルにバンドメンバーのご機嫌が斜めになりまくりだ。

私は最終話まで見たはずなのだが、キャラの名前を全くもって覚えていない。
それほど酷い。
見ればみるほど、その酷さが癖になってくるが、
もうこれほど酷い作品しか出来ないのに何故作ったのかと思ってしまう作品だ。

個人的な感想

個人的には駄作と呼ばれる作品も好きなのだが、この作品はそれ以下だ。
アニメーションとしてギリギリ形になっているが、
FLASHアニメとして制作したほうがましだったのではないだろうか?
アニメ化されるぐらいだから原作はそれなりに人気なのかもしれないが、
原作ファンが全く報われないアニメ化だろう。

本当になぜアニメ化したのだろうか。
もっと予算やスケジュールがあれば「うたプリ」になれたかもしれない。
声優陣映画豪華だっただけに残念な作品だ。

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