「名探偵コナン 世紀末の魔術師」レビュー

3.0
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映画
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評価 ★★★☆☆(59点) 全105分

あらすじ 鈴木財閥の蔵からロマノフ王朝の遺産、「メモリーズ・エッグ」と呼ばれる51個めの「インペリアル・イースター・エッグ」が見つかったため大阪で展示することとなり引用- Wikipedia

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本作品は名探偵コナンの映画作品、コナン映画としては3作品目の作品。
灰原哀、高木刑事、服部、怪盗キッドなど現代のコナンでは
おなじみになっているキャラが映画で初登場した作品。
監督はこだま兼嗣、制作はトムス・エンタテインメント

怪盗キッド


画像引用元:劇場版名探偵コナン 世紀末の魔術師 予告より
©︎1999 青山剛昌/小学館・読売テレビ・ユニバーサルミュージック・
小学館プロダクション・東宝・TMS

今作の目玉の1つである「怪盗キッド」。
初登場作品であるがゆえに冒頭から存在感をたっぷりと見せつけてくれる。

月下の奇術師の呼び名にふさわしく、月夜の下に現れる彼の
キザっぷりはキャラクターの魅力と存在感を醸し出しており、
そんな彼が狙う「メモリーエッグ」とそれを守るコナンたちという
話の導入がきちんとできている。
キッドが狙うお宝は大阪にあり、自然な流れで服部平次も出てくる。

序盤でコナンたち、怪盗キッド、服部平次たち、
そして今作のお宝を「狙う」ブローカーやロシア大使館の人間を
早めに出すことで一人ひとりのキャラクターの印象をつけており、
狙われているお宝「メモリーズエッグ」の貴重性と重要性も
見ている側に感じさせる。

キッドが送りつけてきた予告状の謎、メモリーエッグに秘められた謎、
ミステリーとしてわくわくさせてくれる序盤だ。

追跡劇


画像引用元:劇場版名探偵コナン 世紀末の魔術師 予告より
©︎1999 青山剛昌/小学館・読売テレビ・ユニバーサルミュージック・
小学館プロダクション・東宝・TMS

序盤から緊張感のあるシーンが多い。
怪盗キッドを服部とともに追いかけるバイクシーン、
今のコナン映画の場合、道路で爆走しても交通事故に合うことはないが
この作品は珍しく服部平次が事故る(笑)

ド派手なスケボーシーンこそないが、怪盗キッドを追跡する中で
怪盗キッドを狙撃する犯人が現れることでより物語の緊張感が増す。
怪盗キッドを狙撃したのは誰なのか?怪盗キッドは生きているのか?

更に怪盗キッドの生死も狙撃した犯人もわからないまま
海上で殺人事件が起こる。怪盗キッドと同じ「右目」を狙う犯人、
国際的に指名手配されている犯罪者「スコーピオン」であることが判明し、
登場人物の中の誰が犯人なのか、
怪盗キッドが生きているとしたら誰に変装しているのか。

そして「メモリーエッグ」の謎を解き明かしていく。
と、3つの謎をストーリーの中で積み重ねていき、
ストーリーの続きが気になってくる。ミステリーとしての面白さを
感じさせてくれる。流れるような気持ちのいいストーリー展開だ。

疑惑


画像引用元:劇場版名探偵コナン 世紀末の魔術師 予告より
©︎1999 青山剛昌/小学館・読売テレビ・ユニバーサルミュージック・
小学館プロダクション・東宝・TMS

今作では「江戸川コナン」が「工藤新一」ではないか?と
毛利蘭から疑われる状況が続く。
たまたま彼が口を滑らせた自身の誕生日、それをきっかけに、
するどすぎる彼の行動やセリフにヒロインである毛利蘭の疑いは強まる。

最近のコナンでは疑われることすら少なくなったが、
初期の方の作品だからこその「疑惑」のシーンは
事件とは別の緊迫感を物語に与えており、
名探偵コナンだからこそのストーリーが生まれている。

メモリーズエッグ


画像引用元:劇場版名探偵コナン 世紀末の魔術師 予告より
©︎1999 青山剛昌/小学館・読売テレビ・ユニバーサルミュージック・
小学館プロダクション・東宝・TMS

今作は割と移動が多い。
最初は大坂、次は海上、ラストは横須賀の古城だ。
古城のからくりを解き明かしながら地下へ進みつつ更に謎を解く。
「ワクワク感」溢れる宝探しのシーンは
大人でも子供でも「面白い」と感じられる面白さであり、
単純な仕掛けではあるものの単純だからこそシンプルに面白い。

3つの謎が終盤で一気に解き明かされる展開も爽快感にあふれている。
「メモリーズエッグ」に秘められた謎、キッドが変装していたのは誰なのか、意外なスコーピオンの正体、終盤で一気に解き明かすことで、
それまでのワクワク感を一気に開放されたような
流れるような描写は見ていて心地よい。

特にメモリーズエッグのロマンチックな謎と謎が解き明かされるシーンは
映画館のスクリーンで見ても迫力のある出来栄えだっただろう。
伏線をきちんとわかりやすく張り巡らせてあり、
特にこの作品を2回みるとかなりわかりやすい伏線が多いことに
気付かされる。

「犯人の名前」など1度見たあとに見返すと、
わりとモロ出てしまっている(笑)

更に蘭と新一の終盤の展開と「結末」は
最後の最後まで物語がどうなるんだろう!という楽しさを
味わわせてくれたストーリー構成になっている。
序盤から疑惑をかけられていたコナン、そして「怪盗キッド」が
出たからこその疑惑に対する結末はこの作品だからこそのものだ。

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総評:気持ちのいいストーリーの流れ


画像引用元:劇場版名探偵コナン 世紀末の魔術師 予告より
©︎1999 青山剛昌/小学館・読売テレビ・ユニバーサルミュージック・
小学館プロダクション・東宝・TMS

全体的に見て盛り上がり所を随所に入れ
起承転結のスッキリしたストーリーになっている。

探偵アニメとして重要な謎解き、トリック、
暗号などの面白さが詰まっており、そこにコナンらしい
「正体がバレそうになる」展開やキャラ描写を含み、
名探偵コナン映画として完成度の高い出来栄えになっていた
犯人の動機もコナン映画らしい独特なものだ(笑)

欠点を言うならば「服部平次」の出番が少ないことだろう。
今作が初登場と考えるとしかたないかもしれないが、
序盤の段階で怪我をし強制退場してしまい
序盤意外はほとんど出ないのは彼のファンにとっては
やや残念なポイントだろう

細かいツッコミどころも色々とあるものの、
この時代のコナン映画の古き良き雰囲気に溢れ、
まだ「子供向けアニメ映画」だったことを考えれば許容範囲だ。
印章に残るBGMを含めて「ロマンチック」な作品だった。

個人的な感想:ハト


画像引用元:劇場版名探偵コナン 世紀末の魔術師 予告より
©︎1999 青山剛昌/小学館・読売テレビ・ユニバーサルミュージック・
小学館プロダクション・東宝・TMS

最後に「怪盗キッド」が次々とハトを出すシーンがあるのだが、
そのシーンで妙に笑てしまうのは私だけだろうか。
何羽出すんだ(笑)と思わず突っ込みたくなるほど出しすぎな
大量のハト。

全身ハトだらけになる彼の姿のシュールさは
ぜひ注目していただきたいシーンだ。
手品であることを考えれば体中に彼はハトを仕込んでいるのだろうが、
普段から怪盗キッドが全身に数十匹のハトを仕込んでることを
考えると怪盗キッドを見る目が変わってしまう(笑)

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