「嫌な顔されながらおパンツ見せてもらいたい」レビュー

評価 ★★☆☆☆(26点) 全6話

あらすじ メイドや アイドル、ナースなどの美女に蔑んだ目を向けられながら、
おパンツを見せてもらうというご褒美シチュエーションが1人称視点で展開される。引用- Wikipedia

まさにタイトル通りな作品

原作は同人誌の本作品。
アニメはコミケによる限定販売とニコニコ動画による配信が行われている。
監督は深瀬沙哉、制作はUWAN PICTURES

驚くほどタイトル通り

この作品はもうタイトル通りな内容だ。
各話ごとに女性キャラが色々なシチュエーションで主人公に向かって、
嫌そうにしながらパンツを見せてくれる。
それ以上でもそれ以下でもない。

確かにキャラクターは可愛らしい。
メイド、アイドル、シスタ-etc…と
色々な属性を持つキャラクターを有名な女性声優が演じていることで、
テンプレート的かつ記号的なキャラクターではあるものの、
1話5分のなかでしっかりとキャラ立ちされているのは素晴らしい。

出落ち

良くも悪くもこの作品は1話から想像通りの内容が描かれ、
想像通りの展開になり、パンツを見せてくれて終わる。
twitterなどのイラストで投稿されればバズりそうな内容ではあるものの、
タイトル以上のインパクトが本編にはなく、下着の描写も普通だ。

各話でヒロインが変わるものの、だからどうしたというくらいに変化が薄い。
いわゆる「中の人」のファンや、キャラクターデザインが気に入れば
楽しめる部分はあるものの、タイトルで想像できる内容で
こじんまりとまとまってしまっている感じは否めない。

蔑まれたい男子にはご褒美かもしれない

この作品で独特なのはローングルなカメラワークが多い所だ。
主人公は土下座スタイルになっており、下から見せてもらうパターンが多く、
ヒロインも「嫌々」見せているため主人公を蔑むようなセリフが多い。

馬鹿にしたり罵倒するようなセリフが多く、
そういったセリフが好きな紳士にはご褒美ともいえるセリフばかりだが、
全キャラ似たような口調で似たようなセリフで罵倒するため、
2話の段階で台詞回しまでもパターン化してしまっている。

良いから早く見せなさい

話によっては「下着を見せる」シーンまでの過程が長いパターンが多く、
どうでもいいヒロインの日常やキャラ描写が長すぎて飽きる、
どうせ「嫌々見せる」展開になることは視聴者も分かっており、
そこに至るまでの過程がグダグダだと作品全体も間延びしてしまっている。

話によっては肝心の下着の作画が微妙なこともあり、
決定的なシーンになってもいまいち盛り上がりに欠けてしまう作品だった。

総評:2話で飽きる

全体的に見て1話でお腹いっぱいな作品だ。
1話5分の中で色々なヒロインが嫌がりながらも下着を見せてくれる。
タイトル通りな内容であり、それ以上でもそれ以下でもない。
キャラクターとセリフは変わるものの、やってることはほぼ同じであり、
1話5分なのに2話か3話の段階で飽きてしまう。

主人公を馬鹿にし蔑むような台詞があるため、
そういった嗜好の方なら楽しめる部分も少なからずあるものの、
1話5分で描かれるテンプレート的な掘り下げの浅いヒロインに蔑まれても、
そこまで盛り上がらないだろう。

そもそもアニメ化する意味があったのだろうか。
原作は1枚絵と簡単なキャラ設定と一言のセリフで
構成された同人誌のようだが、アニメではそこに軽いストーリーや
複数のセリフを追加してしまっており、そのせいでもともとも原作の1枚絵から「想像できる余地」を奪ってしまっており、
作画的にも原作の絵のほうが圧倒的に魅力的だ。

わざわざアニメーションという動きを追加しても、
特にそこに面白みがなく、「スカートを捲る」という過程の描写や
声優による罵倒演技の良さなどはあるかもしれないが、
話によってはそこに至るまでの過程がグダグダになっており、
スカートを捲り見せるシーンになってもいまいち面白みにかけてしまうような
本末転倒な作品に仕上がってしまっていた。

個人的な感想:期待はずれ

タイトル通りな内容は見る前から予測できていたが、
本編のグダグダ加減は残念でしかなく、
「アニメーションの良さ」というのが声がついたくらいで、
もう少しせっかくアニメなのだから原作にはないこだわりが欲しかった所だ。

ニコニコ動画で全6話で同人誌原作のアニメを放送するというのは
面白い試みではあり、題材自体も悪くなかったが、
肝心のアニメーションの質が良くなかったのが残念でならない。
ただ全話みても30分程度で終わるうえに、
1話で出落ち感はあるものの、好みや好きな声優さんが出ているなら
楽しめる作品だ。