「とある科学の一方通行」レビュー

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ファンタジー
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評価 ★☆☆☆☆(11点) 全12話

あらすじ 東京都の西側3分の1の規模、総人口230万人のうち8割を学生が占める「学園都市」。その学園都市でも7人しかいない「超能力者(レベル5)」の1人引用- Wikipedia

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The 予定調和

本作品は『とある魔術の禁書目録』のスピンオフ作品。
監督は鎌仲史陽、制作はJ.C.STAFF。

キャラデザ


引用元:©2018 鎌池和馬/山路新/KADOKAWA/PROJECT-ACCELERATOR

スピンオフということもあり、
本家とはキャラクターデザインを担当されてる方が違う。
そのせいか見始めるとやや違和感を感じる部分がある。
主人公でもある一方通行は問題ないが、ヒロインでもある打ち止めは
最近のアニメっぽいデザインになっている感じがある。

本家本元のデザインよりも全体的に「可愛さ」が増している感じがあり、
好みが分かれるところではあるものの、
慣れれば違和感も消え問題はない。

予定調和


引用元:©2018 鎌池和馬/山路新/KADOKAWA/PROJECT-ACCELERATOR

1話から物凄く予想ができてしまう展開だ。
アクセラレータを狙ってよくわからない敵が3人現れるが、
学園の治安維持組織がその3人に対峙する。
しかし、アクセラレータ用の装備に苦戦し、捨て身の作戦に出用とした瞬間に
アクセラレータが意気揚々と現れる。

もう、現れることは想定済みの展開だ。どうせ現れるんだろうと
予測できてしまう展開を予想通りに見せられても特に面白みはない。
1話の時点からテンポが悪く、だらーっとストーリーを進めている。

「アクセラレータ用の武器」ということでもう少しアクセラレータに対して
なにか効果的な武器なのかと思ったら特に効果的ですら無い。
どうせアクセラレータが勝つという予定調和でしかない1話を見せられ、
よくわからない敵は3人も出てきたのにこの1話でしかでてこないほどの
使い捨てだ。

この1話はあくまでもアクセラレータというキャラがどんなキャラで
どんな能力を持ってるかと言うのを見せたかったのかもしれないが、
もうすでに御存知の通りのキャラでしか無く、何の新鮮味も盛り上がりもない。

予定調和part2


引用元:©2018 鎌池和馬/山路新/KADOKAWA/PROJECT-ACCELERATOR

もう予想できる展開を何度繰り返せば気が済むんだと思うほど
予定調和な展開しか見せてくれない。
一方通行が敵の車の前に立ちふさがり、敵が車から降りてきて銃を構える。
散々挑発する一方通行に対し敵は銃を撃つ。当然跳ね返される。
こんな予定調和すぎるシーンに2分以上も割く。

一方通行の能力を視聴者が知っており、1話の時点ですでに見ているからこそ
「こうなるんでしょ?」というシーンばかりを見せられる。
敵が意気揚々と秘密兵器的なのを持ち出しても結局は意味がない。

一方通行を活躍させるためだけの当て馬の敵が現れて、
調子に乗りまくった一方通行がそれを能力使いまくってそれを撃破する。
いわゆる「俺TUEEE」的なシーンではあるものの、
まるで予知夢を見ているかのごとく予想できる展開の数々は
見ていても盛り上がらない。

敵も味方も一方通行も基本的に台詞が長い。
一方通行自身が「何をダラダラ喋ってる」と言ってるが、まさにそれだ。
ダラダラと長文を喋って全く動かないというシーンが続くため、
テンポも悪くダレる。
基本的に各シーンのセリフがムダに長く、冗長だ。

予定調和part3


引用元:©2018 鎌池和馬/山路新/KADOKAWA/PROJECT-ACCELERATOR

「俺TUEEE」でも見せ方1つで面白い戦闘シーンにできるが、
ワンパターンな見せ方は序盤の段階で飽きる。
アンチスキルや味方が敵との戦いでピンチな状況になり、
そこに一方通行が来て無双する、この繰り返しだ。

いくら敵が物凄い兵器を出してきたり、物凄い能力を持っていても
一方通行が来れば終わりである。
いくら出てきたばかりのキャラでろくに名前を覚えていないキャラでも、
味方が一生懸命戦っても彼が着たら終わる。

ある意味で「ワンパンマン」だ。
あの作品はギャグめいたこともあり、脇役のキャラも魅力的だからこそ
サイタマの魅力が光っていたが、
この作品は別にギャグでもなく脇役も魅力的ではない。

何の魅力もない敵キャラとどうでもいい脇役キャラのバトルを散々
だらだらと見せられたあとに一方通行が片付ける。
もっと早く来いよと言いたくなるほどグダグダだ。

毎度毎度、よくもここまで予測できる展開になるなと思うほど
ワンパターンすぎる展開は中盤で飽き飽きする。
どうせこうなるんだろうというストーリー展開をそのまま見せられる。
盛り上がらず、グダグダでワンパターンと最悪だ。

広げられない


引用元:©2018 鎌池和馬/山路新/KADOKAWA/PROJECT-ACCELERATOR

スピンオフであるがゆえに話を大きく広げることができない。
本編のようなスケールの大きい話をできるわけでもなく、
どうでもいい目的を持つ敵を出して、その敵を倒すという展開にしかできない。
敵同士で争いだしたり、敵が出てきてもアクセラレータに倒されて
二度と出てこない。

1クールの1番の敵として「死霊術」を利用したレベル6への到達を
目的とする敵や、霊に乗っ取られた状態のヒロインの友人や兄などあるのだが、
グダグダとしたテンポですすめるため面白さも薄まってしまっている。
本来なら6話、下手したら4話くらいでできるような話を
余計なキャラやセリフを追加することで全12話にしてるような構成だ。

序盤から中盤までに比べて終盤はあきらかに作画枚数が減り、
戦闘自体は盛り上がるはずの展開のはずなのに見応えがまったくない。
戦闘中でもながーいセリフでグダグダと緊迫感を削り、
どうでもいい敵の過去をぐだぐだと描写する。

最終話


引用元:©2018 鎌池和馬/山路新/KADOKAWA/PROJECT-ACCELERATOR

最終話も敵も味方もながーいセリフで会話する。
さっさと戦えよと思うほどに長台詞で会話したあとにようやく戦闘シーンが始まる。
やや苦戦するのはいいが、なぜか一方通行なのに一方通行が
ラスボスにとどめを刺さないで終わる(苦笑)

戦闘中にも関わらずながーいセリフで悠長に会話をするのも
グダグダの極みであり、結局、盛り上がりもクソもなく
特に面白みもないままに1クールが終わってしまう。

そもそも一方通行は怪我により能力使用は15分しかもたないはずなのに、
あきらかにそれ以上の時間使ってるのも違和感しか無く、
敵もその情報を仕入れて狙えばいいのに狙わない。

一方通行が負けるシーンを描きたくないのかもしれないが、
歯ごたえのない小物ばかりの敵をイキリまくって倒す一方通行を
1クール見せられるだけの作品だった。

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総評:一方通行が好きで好きでたまらない方へ


引用元:©2018 鎌池和馬/山路新/KADOKAWA/PROJECT-ACCELERATOR

全体的に見て駄作だ。
敵が襲ってきても同じようなパターンで一方通行が現れてやっつけるという
予定調和な展開はまるで盛り上がらず面白さのかけらもない。
何のために出てきたんだ?というキャラも多く、使い捨てキャラがあまりにも多い。

結局、一方通行をかっこよくみせるためだけの戦闘シーンであり、
そのためだけの当て馬の敵であり、そのためだけのストーリーだ。
すべてのキャラが当て馬であり、すべてのストーリーが一方通行を
かっこよくみせるためだけに描かれている。

スピンオフとしてはそれが正しいのだが、まるで裸の王様のように
祭り建てられる姿を見ているような感覚であり、
「一方通行」というキャラが好きでたまらない方は楽しめるが、
そうではないかたにすれば心底どうでもいい盛り上がりに欠ける展開ばかりだ。

ただ、それでも一方通行ってこういうキャラだっけ?と思うような違和感もあり、
スピンオフだからこそ彼をダークヒーロー的な
立場で描こうとしてるのかもしれないが、色々と甘さが目立つシーンが多い。

結局、出てきた敵はすべてやっつけて味方もどっかへ行って終わる。
スピンオフらしい本編にまるで影響のないラストはあっけなく、
「一方通行」というキャラのファン以外には楽しみ難い作品だった。

個人的な感想:終始微妙


引用元:©2018 鎌池和馬/山路新/KADOKAWA/PROJECT-ACCELERATOR

序盤の予定調和の連続は流石に飽き飽きしてしまい、終盤はグダグダ。
1クール無表情で見終えてしまう作品だった。
「とある」シリーズも息の長いコンテンツではあるが、
この作品ももっと早い段階でアニメ化していれば印象は違ったのかもしれない。

OVAや映画で1時間半くらいでまとめればテンポの悪さや
グダグダ感や飽きる感じはなかったかもしれないだけに、
1クールでアニメ化するには脚本がうすすすぎた作品だった。

来年のとある科学の超電磁砲の3期がこうならないことを願いたい。

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