OVERMANキングゲイナー


OVERMANキングゲイナー感想

評価/★★★☆☆(59点)


OVERMANキングゲイナー感想

制作/サンライズ
監督/森邦宏
声優/野島裕史,かわのをとや,小林愛,草野徹ほか
全26話


あらすじ

時代は地球環境が悪化した未来。シベリアのドームポリス「ウルグスク」に住む少年、
ゲイナー・サンガは、シベリア鉄道警備隊に逮捕されてしまう。
容疑はドームポリスからの脱出、「エクソダス」を企んだ事だった。
ゲイナーは留置場で出会ったゲイン・ビジョウという男と共に脱走する。
逃走中、ゲイナーは「オーバーマン」のキングゲイナーに乗ることになる。




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アナ姫可愛いよ!

ガンダムで有名な富野由悠季氏が監督、原作を務めた本作品。
制作はもちろんサンライズでロボット物、放送当時はOPが結構話題になりました。
基本的なストーリーはロボット物。
ゲームの世界では有名な主人公がエクソダス、みんなで自由な土地に移住しようという
計画に巻き込まれ、そこで「キングゲイナー」というオーバーマンと出会い
ゲームのように乗りこなす、彼はエクソダスに巻き込まれていく・・という感じだろうか
序盤は典型的なロボット物っぽい感じもあるが、
キングゲイナーのデザイン、ミーヤの歌とかなり独特の雰囲気があり、
同時に「雪」の世界という印象が強く残る。
更にキングゲイナーのカッコ悪いのかかっこ悪くないのか微妙なデザイン、
このゲイナーがグリグリっと動く戦闘シーンは素直に賞賛したい。
更に、一番最初に見て思うのはOPだろう。
キャラクターが踊るシーンを見せつつ、熱い音楽が流れる。
キングゲイナーの印象を深めるには十分すぎるほど魅力的なOPだ。
だが、登場人物の方は、有名な声優はあまり居なく、主人公の方もレベルとしてはギリギリだ。
声優に関しては、なぜもう少し有名な方を起用しなかったのかが不思議でならない。
あまり、アニメアニメした声優が嫌いなのだろうか?
徐々に慣れていくがストーリーが進むに連れて声優の方はあまり気にならないが、
やはり素人っぽい方もいるのでこの点はマイナスだろう
演技力の方もギリギリな方が多いので・・・(苦笑)
中盤もエクソダスという行為は続く、そのなかでトラブルや敵に襲われながら
ストーリーは進行する。
ここらへんは敵が襲ってくる、やっつけるの繰り返しに近いが
戦闘シーンをかなり工夫している。
オーバーマンというロボットは一体一体特殊能力を持っている、
それは「オーバーコート」と呼ばれる装備によって発揮されている、
敵を倒すごとに、そのコートを剥ぎとり(笑)
キングゲイナーが敵の特殊能力を使う様子は、非常に面白い。
更には特殊能力も子どもじみたというか、少し現実離れしたものも多い。
時を止める、透明になる、盗む、変形、幻を作る、
人の本心を周りに聞こえるようにする、不安にさせるなど
一見単純だが、その状況をどう打開するかという面白みがある。
実際、主人公達が状況を打開していく様子は非常に面白い。
個人的には主人公の大告白による状況打開は思わず笑ってしまったほどだ(笑)
また、中盤から徐々に狂い出す敵「アスハム」の変化も非常に面白い。
これは演じている子安武人氏の演技による効果も大きいのだが、
徐々に、徐々に、じわじわとテンションが高くおかしくなっていくアスハムは
主人公以上に魅力がある
最終話で結局、やってることが無駄的なシーンがあったのも笑える要素だろうw
序盤から敵として登場しているアデットもいい味を出している。
最初は敵、しかし、とあるきっかけでエクソダスをする主人公達のところに居座り
先生になってしまう始末、彼女の心境が徐々に変化していき
主人公を「家族」と認識するシーンは、いい味を出していた
意外な人物と恋仲になるのもある意味、面白い。
しかしながら、全体的に見てもメインヒロインや主人公が魅力がない。
サブキャラが完璧に主役を食ってしまっていて、
物語を支えるだけの魅力がなかったのは残念だ。
最終話付近ではオーバーデビルに飲み込まれて、なんとも言えない
グチャグチャな展開になったのも、主人公にそれだけの魅力がなかったせいかもしれない
終盤はキングゲイナーの秘密や最悪のオーバーマンデビルについての話が展開するが、
これがいまいちわかりにくい。
最終話まで見ても「オーバーデビル」って結局なんなの?
最初にエクソダスをしたミーヤってどうなってるの?
と色々と冷静に考えると説明不足が多い。
最終話にいたっては、色々とグチャグチャになってしまっていて
ひょっとしてギャグでやってるのか?という部分もあり、
マイナス評価に繋がってしまった。
更には結局エクソダスは完了したわけではなく、俺達の戦いはこれからだ的感じだ。
全体的に大味な部分が多く、ノリで観終わってしまった感じは強い。
それだけに冷静に考えたり、2回目見たり、私のようにレビューする目線で見てしまうと
色々とアラが目立ってしまっている感じはある。
ただ、そのOPのノリと勢いに任せて最終話まで一気に見てしまうのも悪くはない。
しかしながら、最終話のハチャメチャ具合や説明不足などを考慮すると
あまり高い評価ができないのが残念だ。
全体的に荒く作ってある印象を受けてしまうのは気のせいだろうか?
個人的には最初から最後まで可愛い魅力を振りまいていたアナ姫は非常に良かった。
もう少し見たいと思わせるが、2期があっても微妙な内容になりそうなだけに
なんとも言えない作品になってしまった。
せめて、エクソダスの目的地であるヤーパンについていれば、少しは違ったかもしれないが
最期まで見て消化不良な感じが残ってしまうのは、1つの作品として残念だ。
富野由悠季氏も年が出てきてしまったのかもしれない・・・
素材自体はいいのだが、最終話の展開や物語の締めがない、声優が実力不足、
オーバーマンのデザインは微妙など、生かせる要素を生かしきれていなく、
全体的に消化不良になってしまっているのは残念と言えるだろう。
ただ、一度見る分にはOPのノリと憩いで一気に見られる魅力はある。
気になる方は見ても損はないだろう、時間を無駄にしたとは感じさせないが
観終わった後に、なんとも言えない感じが残る、そんな作品です(苦笑)

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