咲-Saki-


評価/★★★★☆(62点)


制作/GONZO
監督/小野学
声優/植田佳奈,小清水亜美,釘宮理恵ほか


あらすじ
澄高校1年生の宮永咲が幼馴染の須賀京太郎に麻雀部に誘われる。麻雀部についた咲は、全国中学生麻雀大会個人戦優勝の経験を持つ原村和とタコス好きの片岡優希、京太郎の4人で麻雀を打つこととなる。



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萌え麻雀アニメの皮を被った百合&フェチズムアニメ

原作は現在も連載中の漫画作品
本作品は2008年に放映された作品だが、
2012年にスピンオフ的な続編も制作された。
上場廃止で他会社に吸収され、途中から制作がピクチャーマジックに変更されるなど
そういった意味での話題も多かった。

基本的なストーリーは麻雀アニメ。
出て来る登場人物は9割が女の子、男なんておまけキャラクターとしてか存在してませんw
そんな女の子パラダイスな状況で、麻雀をやる人が全世界で
数億人もおり、賭け事というよりも競技として麻雀が定着しているという設定で
物語は進んでいく。

ストーリーの大まかなあらすじとしては、主人公である少女が麻雀部に入り
全国大会を目指すという単純なものです。
しかし、普通に女の子が麻雀をやってるだけでは物語に面白みが無いと
作者は考えたのか、一部キャラクターは特殊能力があります(笑)

主人公は超人的な運と勘がある、ここまではまだ理解できる。
だが、主人公以外のキャラクターの能力がぶっ飛びすぎている
満月の時に強くなる、ステルスという捨てた牌が
他のキャラクターに見えない(笑)キャラなどなど
実際にいたらチート意外の何でもないキャラクターが多く居ます。

だが、逆にとんでもない能力を備えているからこそ
この作品では麻雀のルールを知らなくてもすごさがわかります。
派手すぎる演出、早い勝負の展開などなど、
麻雀のルールが一切わからなくても、雰囲気ですごさがわかるのは
制作の演出のうまさが際立っていた。

逆に言えばやり過ぎといえる演出も多い。
麻雀が好きな人にとっては「ありえねぇw」「ふざけるな」と思うような
流れもかなり有り、「空想の世界」だからこそありえる麻雀の勝負の展開は
賛否が別れるところだろう。
麻雀アニメと捉えると展開の強引さが目立つ部分も多い。

しかし萌えアニメと見ると、この作品は好まれやすいだろう。
特に妙にフェチズムめいた要素、胸の大きさと質感、膝や足や太ももなど
エロイ部分にもかなり力を入れえおり、思わず麻雀アニメと忘れてしまうくらい
萌え萌えエロエロな部分も多い。

更に百合要素、これは原作よりもアニメ版のほうが強く出ているらしいが
主人公である咲と和の百合百合な要素はこういった要素が好きな方には
たまらないくらい百合百合しているw
他のキャラ同士も百合百合しているので、百合好きな方は注目だ。

ただ欠点として、かなり試合シーンが長い。
確かにキャラクターは可愛らしく、特殊能力のある麻雀は面白いのだが
試合に挑んでいるキャラの回想シーンなどをかなり含めつつ
多くの試合を描くのでメリハリがついていない。

見ていない方に説明すると、本作品は2クール全24話の作品だが
7話から19話まで全て試合だ(苦笑)
6話以前も試合は描かれているものの合宿やメイド喫茶など
メリハリがついているのだが、7話からはずぅ~っと試合なため息を抜く部分がない
「長い」と一度感じてしまうと厳しい作品だ。

特に大将戦は長い。
それまでに魅力的なキャラクターを消費してしまったのも痛いところで
長い上に恐らく、「こんなの麻雀じゃねぇよ!」と思ってしまった人は
この大将戦の最後のあの「主人公の能力」は受け入れ難いだろう。
確かにあの大将戦は長かったので主人公の無双が気持ちよく感じてしまうのだが
反面、強引すぎるチート性能を魅せつけてしまったため賛否を呼ぶ部分だ

見てない方&麻雀がわからない方居に説明するなら、

「トランプのAを4枚連続で引いた。」

それくらいの確率のことを主人公はやってのけてしまいます(笑)
これを「アニメだから」と捉えることができるか、
「ありえねぇよ!」と怒り心頭になってしまうかで、
この咲という作品を好きになるか嫌いになるかが決まってしまうかもしれない。

更に特徴的すぎるキャラクター。
外見や極端な性格でキャラ付けしているのだが、かなりのキャラ数がいる。
そのかなりなキャラ数がそれぞれ「濃い味付け」をしている、
常に片目を閉じる、ネコミミ、うさみみ、巨乳から貧乳、ロリから巨漢、
というように萌えキャラのパレード状態になっている。
この「濃い味付け」は人によってはくどすぎる印象を受けるかもしれない

全体として、全てのキャラクターが非常にいい。
キャラクターの立ち位置や設定、正確、声優さんが非常に良く、
これだけ色々なキャラが居るのに嫌悪感を示すキャラクターが居ないというのは凄い
若干キャラ数が多すぎて掘り下げ不足な点は否めないが、
濃い味付けの可愛いキャラたちの熱い麻雀バトルは
麻雀を知らなくてもノリで楽しめるという素晴らしい出来栄えになっていた。

ただ前述したように好き嫌いがはっきりと別れてしまう作品だ。
ストーリーもキャラも演出もよくできているのだが、
萌え萌えな部分や若干強引な展開は賛否が別れる。

しかしながら、本作品は面白い作品だ。
万人受けを捨てたからこそ余計な解説はなく、
萌え萌えキャラによる超麻雀バトルという本筋を貫き通している。

残念なことに原作が続いているためストーリーは微妙な部分で終わり、
2期へ続くみたいな展開で終わっている。
その点は残念で仕方がないが、萌え麻雀アニメとしてはよくできていた

個人的には派手な演出とフェチズム要素で楽しめた作品です。
続編があれば見たいなと思います。
是非、BDの画質で見ることをおすすめします。