コード:ブレイカー

評価/★★☆☆☆(22点)


コード:ブレイカー 01  完全生産限定版 [Blu-ray]

制作/KINEMA CITRUS
監督/入江泰浩
声優/岡本信彦,日笠陽子,木村昴ほか


あらすじ
輝望高校に通う桜小路桜は、ある夜公園で燃えさかる青い炎を目撃する。炎の中では人が燃え、その傍らには1人の少年が佇んでいた。
翌日、炎の真相を探る桜の前に転校生として現れた昨夜の少年・大神零。彼の動向を追いかける内、桜は法では裁ききれない悪を裁く悪「コード:ブレイカー」の存在を知る。
大神の人殺しを止めようとする桜は、「コード:ブレイカー」の戦いに深く関わっていくこととなる。




スポンサーリンク

もう青い炎は見飽きた


原作は週刊少年マガジンで連載週の漫画。
作者は「SAMURAI DEEPER KYO」などで有名な上条明峰さんだ
2012年秋アニメとしては他と比較して話題性があまりなく、
1クール淡々と放映された作品だ

基本的なストーリーは能力系アクション。
ある日、ヒロインである「桜小路 桜」はバスで帰宅途中に
公園で人を焼き払っていた少年を目撃する。
翌日、その少年が彼女の通う高校へ転校してきて・・・
というところかストーリーは始まる。

序盤から地味だ。
主人公の能力は青い炎で、必殺仕事人のように影で法で裁けない悪をさばいている。
だが、そんな主人公が最初に相手するのが親が偉いだけの「チンピラ」で
物語の始まりとしては主人公の強さがわかりにくく地味だ。
更にそんな主人公は組織に所属していて他にも能力を持った仕事人が
法で裁けない悪人を能力を使ってさばいている。

そんな問答無用に悪人であれ人を殺す主人公に対し、
ヒロインは「殺してはいけない」とまとわりつくという感じで序盤始まる。
ただ設定やキャラクターが「ありきたり」でよく言えば王道という言葉でごまかされるが
王道過ぎて一切新鮮味の無いキャラクターとストーリーは展開が予想できてしまい
ストーリーを見ていても、見ている側に何も伝わらない。

ヒロインと主人公の正義感の違いに関しても、
ヒロインは主人公の行動に対して「駄目だ!大神!」と叫ぶだけ。
彼女自身は能力無効という能力を持っているのだが、
メインの戦闘は主人公他でやっているため、
中盤まで彼女の行動は同じような行動とセリフを吐くだけ。
ヒロインとしての魅力が圧倒的にかけており、
わざとらしい語尾「のだ」口調で好みはかなり別れる。

他のキャラクターに関しても「ああ、この作者は女性なんだな」と感じてしまうほど
腐女子さん向けのキャラクターの数々で、あからさまな感じのキャラも多い。
彼らが能力を使い過ぎると「子供」になったり「動物」になったりする点も
そういった腐女子さん向けの萌え設定であることがあからさまだ。

戦闘描写に関しても、能力の演出が「青い炎」や「赤い衝撃波」や「光の鞭」など
他のアニメでも見たことのあるような演出でしか無く、
能力に関しても「火を出す」「雷を出す」「衝撃波を出す」だけで
火を出してそこからひねりのある能力の使い方をするわけではない、
単純に能力同士のぶつけあいなだけで、あとは能力者の力依存で勝敗が決まってしまう
能力アクションアニメとして戦闘描写に関しては魅力にかける・・・といよりも
ありきたりな戦闘シーンというのが正しい。思わず手に汗握る戦闘シーンはない。

ストーリーに関しても序盤から中盤までは必殺仕事人風に悪人を裁くのだが
物語の締めである中盤以降のストーリーが微妙だ
敵の目的が
「必殺仕事人が仕事で誰にも知られずに死ぬのは報われない!
 世界中に必殺仕事人が正義の味方で頑張ってるって伝えてやる!
 そのために犠牲いっぱい出すぜ!」
という話が大きいんだか小さいんだかわからない目的だ。

確かにこの目的に関しては後半掘り下げもされて、
能力者達の不遇な立場や、能力者の悲しい運命なども設定として描かれるのだが
その結果の敵の行動が感情移入できず、極端なキャラになってしまっていた

終盤の主人公の覚醒?も1クールのうちでは描写不足で、
ヒロインの能力の秘密や過去と主人公の謎の覚醒と過去など
メインである二人のストーリーが描かれず、
敵キャラで中盤以降メインのストーリーを展開してしまっていたのは厳しかった

全体的に見て1クールという尺の短さが色々と描写不足の印象を受けた。
これが2クールないし4クールの夕方アニメとして放映されれば、
1クールでは多いキャラクターの掘り下げや、コードブレイカーの仕事、
その結果の敵キャラの目的と行動が見ている側に
きっちりと感情移入できるものになったはずだが、
1クールでは展開の速さが描写不足につながっていた。

ただ、本作品は本当に新鮮味がない。
王道の中2能力、腐女子さんが好きなキャラクター、王道なストーリーと
王道といえば聞こえがいいベタベタな内容で作品を構成しすぎている。
だが、その割には中二らしさはもっとあっていいはずだし
腐女子さんが好きなキャラクターならもっと腐女子さん向けの要素があってもいい。
王道なストーリーは王道でしか無かった。

目新しさのないものを勢いでごまかそうとしているのはわかるが、
目新しさのないものでも王道でストレートに丁寧な描写することはできたはずだ。
だが、そんなストレートな描写も1クールという尺では厳しく
勢いでごまかすしか無かったという印象だ。

ストーリー的にも2期があるような展開で終わっていたが、
先ほど、売上を調べたところ売り上げ的にかなり厳しそうだ。
2期があれば物語の深みなども出てきそうなだけに2期を期待したいが・・・・
今後の展開に期待したいと思います。

スポンサーリンク