リコーダーとランドセル ミ☆

☆☆☆☆☆(5点)

リコーダーとランドセル ミ☆ 評価

全13話
監督/いまざきいつき
声優/置鮎龍太郎,釘宮理恵,平野綾,たみやすともえほか

あらすじ
見た目は大人、中身は小学生の人気ギャップコメディ漫画「リコーダーとランドセル」が遂にTVアニメ化!見た目“大人”の小学生「あつし」と見た目“子供”の高校生「あつみ」が見た目によるトラブル続出に翻弄されるコメディ!!

スポンサーリンク

凄い、あれだけ面白かったリコランが破壊的につまらない。

本作品はリコーダーとランドセルの3期。
制作会社は変わらないが、監督は変更されている。
作画やキャラキターデザインなども若干変わっている。

見だして感じるのはテンポが異常に早くなったことだろう。
1期や2期では1話の中で1ネタと言う感じだったが、
3期は1話の中で複数のネタを入れているのでキャラクターの会話のテンポが早くなっている。
テンポが早くなったこととネタを複数入れたことで1話1話のストーリーに集中しづらい。
1個のネタをじっくりと描写せずに詰め込んでいるような印象で笑う前にネタが通りすぎてしまい
1期にあった面白みが薄まってしまっている。
簡単にいえば「雑」だ。

キャラクターザデザインの面でも1期に比べてキャラクターが可愛くない。
前作はキャラクターにアップで会話を進めるような展開が多かったが、
無駄にリアルな背景(恐らく実写加工)を写しつつキャラクターもうつっているので
1つ1つのシーンの違和感が半端ない。
背景を書くのがめんどくさかったのかもしれないが、
キャラクターデザインに対してリアルな背景というのが浮いてしまっている。

物語中盤以降はリアルな背景をセンスの欠片もないビビットな加工で描写していたりして
ただ画面が見づらいだけ、キャラクターが背景から浮いているなど
もはや白背景のほうがマシと感じるほど無駄な背景だ。
あまりにも画面が明るくなる話などもあり、私の画面の色彩設定が狂ったかと思った(笑)

あまりかわいくないキャラクターデザインや背景に加え作画のクォリティも下がっている。
作画崩壊とまでは言わないものの、
1期は短編アニメとは思えないほどきちんとした作画で描写していたのに対し、
3期は明らかに雑になっている点が目立ちまくる。
引いたアングルからのシーンなどキャラの顔がダレだお前状態になっていたりすることもあり
予算の低さが伺えてしまった。

更にナレーション。
状況や細かい解説のためにナレーションが入ることも多く、
これが余計に面白さを分散させしらけさせる。
ナレーションの必要性を特に感じないのにナレーションが入るので
集中して作品を楽しみづらくしてしまっている。

そしてアニメオリジナルキャラクター。
なぜか必要のないアニメオリジナルキャラクターを入れてしまっている
アニメオリジナルのキャラクターが話をふくらませる要因になるのかと期待したが
1人は3期から出始めたキャラクターの出番を押しのけてまで出たり、
1人は申し訳ない程度にたまに出るだけ。なぜ出したのか。本当に意味がわからない。

全体的に見て駄作になってしまった作品だ。
1期ではきっちりとキャラクターを見せつつ3分アニメでしっかりと面白かったのに対し、
3期では雑な作画と詰め込みまくりストーリー構成で素直に面白いと思わせず、
無駄なナレーションや無駄なアニメオリジナルキャラクターが更に駄作にしてしまう。

決定的なのは間のとり方だろう。
話によってキャラクターが異様に早口だったり、変な間をあけて喋ったり、
短編アニメなのに引っかかるような感覚を覚えるシーンも多い。
セリフとセリフの間の開け方が駄目という短編アニメでは痛すぎる欠点のせいで
「笑い」につながっておらず、終始笑えない。

リコーダーとランドセルは1期が非常に面白く、私は原作を思わず買うほど気に入った作品だ。
そんな作品が3期でここまで落ちぶれるとは思わなかった・・・。
むしろ原作を読んでいたから余計に3期に嫌悪感を覚えたのかもしれない。

なお、「森田さんは無口」から続いた竹書房アニメは今作で終わりらしい。
残念なような安心のような・・・(苦笑)