ミス・モノクローム

評価/★★★☆☆(42点)

ミス・モノクローム 評価

全13話
監督/岩崎良明
声優/堀江由衣,藤原啓治,井上喜久子,神田朱未,村田太志ほか

あらすじ
アンドロイド(ガイノイド)であるミス・モノクロームは、無機質で大きな城に住んでいた。そんなある日、テレビに映るKIKUKOの姿を見て「もっと前に出たい」という思いから、KIKUKOのようなアイドルを目指そうと努力を始めた。しかしスケジュールは真っ白、世話人のマナもミス・モノクロームの全財産を持って失踪してしまう。城を追われ、路頭に迷ったミス・モノクロームはひょんなことからマネオと出会い、アルバイトを始めることにした。

ルンバと合体して宇宙人と闘う時もあるアイドルになりたいアンドロイドアニメ(笑)

本作品は声優である「堀江由衣」さんがキャラクターデザインをつとめた作品。
堀江由衣さんのライブでも3Dの映像が流れていたりするようだ

基本的なストーリーはSFコメディ。
アイドルに憧れる「アンドロイド」のモノクローム、しかし彼女の行動は全て裏目になってしまう。
拾った少女には全財産を奪われ、出会ったマネージャーは「コンビニ」のマネージャー、
彼女のアイドル活動はどうなってしまうのかというところかストーリーが始まる

見だして感じるのは「機械音の堀江由衣」の声が良いということだろう(笑)
初音ミクなどをイメージしたであろう加工された声の演出は
1話5分という短い尺の中で「独特な世界観」を感じられるポイントとなっており、
そんな機械的な声でしゃべるミス・モノクロームの独特の可愛さが生まれている

ただ内容は非常にシュールだ。
内容を全く調べずに見だすと驚くくらい
シュールなネタの数々が1話5分という尺の中で淡々と描かれており、
その淡々さが機械的な声のモノクロームの可愛さと相まって
なんともいえない不思議な空気感を醸し出している

ネタも予測できないものが多い。
全財産奪われたと思えば、ルンバが壊れたり、宇宙人が現れたり、
そこまはまだ「シュールなネタ」で何となく想像できるのだが、
高級な電池を使うとルンバと合体して宇宙人と闘うという
謎の展開になってしまうような超展開が時折描写される(笑)

毎話のように予測の付かない展開で1話5分という短さがちょうどいい。
シュールギャグのようなSFアニメのようなアイドルアニメのような
なんともいえない独特なストーリー展開によるモノクロームの日常描写に
不思議とハマってしまう。
爆笑するわけでもない、ものすごく萌えるわけでもない。
淡々としたストーリー展開の中での超展開が不思議な期待感を生んでいるアニメだ

ただ後半になるとネタ切れを感じてしまった。
前半はそれこそインパクトの有る超展開な話が多かったのだが、
後半も確かに超展開やシュールなギャグはあるものの若干飽きが来てしまった
淡々としたテンポがこの作品の魅力ではあるのだが、
淡々としているがゆえに話によっては淡々としすぎて飽きやすい。

全体的に見て1度見る分には5分アニメということもあり楽しめる。
だが、もう1度見る分には「超展開」のネタがわかってしまっているため楽しみづらく、
ストーリー後半の話は当たり外れが大きい。
ただ、短編アニメと割り切ればそこそこ楽しめる作品ではある

堀江由衣さんを筆頭に、藤原啓治、井上喜久子などベテラン声優が出ていることで
しっかりとしたキャラクターの存在感と世界観を味わえる作品だ。
個人的にはモノクロームの憧れる「KIKUKO」のきくころりんに爆笑してしまった(笑)