ヤマデロイド

2015年1月23日

評価/★★★★☆(62点)

スポンサーリンク

山寺宏一+ボーカロイド=え?w

本作品は日本アニメーター見本市という企画の中の一本、
監督は堀内 隆,江本 正弘、アニメーション制作はグラフィニカ
作品自体は下記URLからみることができる
http://animatorexpo.com/yamadeloid/

冒頭から非常に面白い。「画面の比率」をシーンごとに切り替え、
昔ながらの「日本の美しさ」を描写したかと思えば、
最近のアニメでは確実に拝めない「濃ゆい」キャラクターが歌い出す(笑)
右腕が機械の義手の彼の旅模様が歌とともに流れる。

ハッキリいおう、わけがわからない(笑)
カラオケでバックに流れる意味不明な映像のごとく、
この作品で流れる映像はストーリー性があるのだが、
曲のインパクトが強すぎて頭に入ってこない。

ストーリー的には非常によく動く戦闘シーンで
誘拐された女性を助け出すまでの展開を描いており、
非常に分かりやすいストーリーではあるのだが、
「山寺宏一」さんが歌う曲のインパクトが強すぎるうえに、
時代劇者なのに「機械」の身体で戦い合うシーンなどもあり、世界観が一切掴めない。
そして最後はライブで踊りだす(笑)

もはや見てない人にとっては意味不明な文章ではあると思う。
できれば是非身て欲しい、私が混乱してしまうのも分かるだろう。
この訳の分からない世界観と統一性のない荒唐無稽なストーリー展開は
妙に癖になるのだが、ちょっと誰かに説明して欲しくなるほど
色々な要素を叩きつけられている。

だが、そんな色々な要素を「歌」でまとめあげており、
一見めちゃくちゃで一見バラバラな要素が歌のノリと勢いで
見終わった後に不思議と統一感のある内容に感じさせ、最後に歌って踊って全てが解決する。
妙にネタ的なシーンも唐突に入れてくるため余計にわけの分からなさも強まるのだが、
その訳の分からなさが面白さにつながっている作品だ

ある種、悪ふざけ的な感じでもであるのだが
「山寺宏一」という声優さんの声質と歌唱力のおかげで
その悪ふざけがいい塩梅に消えているような感じにも思える。
さらに言えば悪ふざけで勢いだけの作品にも見えるのだが、
しっかりと「アニメーション」としての動きの面白さも感じることができる。
何ともどう受け止めていけていいのかわからない作品だ(笑)

全体的に見てどう評価していいかわからない作品だ。
世界観、設定、キャラクター、色々と面白そうな要素はあるのだが、
その要素だけで説明が無いため最後まで掴みきれず、
非常によく動く戦闘シーンや美麗な時代劇背景はアニメーションとして面白い、
だが、面白いのだが踊りまくり歌いまくりなラストのせいで
余計にその面白さが「どういう面白さ」なのかを受け取り側がどう受け止めていいかわからない。

タイトル通りに受け止めるならこの作品は
「山寺宏一のボーカロイドがもしあったら、こんなPV付きで、こんな曲が作られるかもね」
というテイストの作品であることは分かるのだが、
そんなコンセプト以上に描かれるPVと曲のインパクトがすごすぎる作品だ(笑)

無料で公開されている作品で、しかも5分ほどの作品なので
ぜひ1度は身て欲しい。
私と同じように1度目は混乱して、2度目で更に混乱しつつも笑ってしまい、
3度目でこの作品の面白さについて悩みだしてしまうはずだ。
シンプルな内容のはずなのに思わず何度も見てしまう。
その「癖になる面白さ」のどこで「癖」担っているのかを確かめたくなってしまう。
まるでスルメのような噛めば噛むほど面白くなる作品だ。

思わずもう1度、何度もリピート再生してしまう不思議な中毒を性めている。
ヤマデロイド、恐るべし(笑)