はいたい七葉

2016年6月29日

☆☆☆☆☆(2点)

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脚本って大事ね。

本作品は2012年に「沖縄県」の琉球朝日放送でのみ放送されたアニメ作品
1話3分ほどのアニメで1期2期と制作された
制作当初は沖縄限定にこだわっており、制作発表も沖縄、DVD販売も沖縄のみで
「沖縄」にいかないと見れないという意味不明な放送だった。
現在はAmazonでのDVD販売やバンダイチャンネルなどで配信もされている
はじめからそうすればいいのに(苦笑)

基本的なストーリーは日常系。
封印されていた精霊キジムナーがでてきてしまい精霊たちと住むことになった少女を中心に
日常コメディを繰り広げている

開始早々、微妙だ
1話3分という尺の割には1シーン1シーンが間延びしており、場面展開が非常に唐突だ
そのせいでシーンの切り替わりにものすごく違和感が生まれてしまい
ギャグとギャグの間に妙な「空気」が生まれてしまい笑いになっていない。

若干奇抜な色合いのキャラクターデザインなのに、
そこからさらに演出上で唐突にキャラクターがより奇抜な色に変わったりと
あまりに目にやさしくないうえに、場面の切り替えも下手だ

キャラクターがドタバタしているのは分かるのだが、
その「ドタバタ」に唐突感がなく、
序盤からどんどんキャラクターを増やして
ぶちこんでくるためキャラの名前も頭に入らない

ストーリー的にも洗練されていない
日常系をしたいなら妖精などのファンタジーキャラは不必要に感じる、
ギャグをしたいのならはっきりいってギャグセンスが無いギャグばかりで
ギャグが笑いに繋がっていないシーンが非常に多く、
場面展開の違和感が強いせいで、そのシーンが「ギャグ」なのか日常の中の
1シーンなのかの区別がつきにくく、あわただしいままに1話が終わってしまう。

もっと落ち着いて1話1話丁寧に作ればキャラクターの可愛らしさや
そこから生まれるギャグが笑いにつながると思うのだが、
「1話」の中にキャラクターと話を詰め込みすぎてしまっており
その結果、ストーリーが空中分解してしまい頭に入ってこない。

日常アニメにしたいのか、ギャグにしたいのか。萌えにしたいのか。
どの要素もきちんと練りこまれていないままに合わさっているため
どの要素も突き抜けておらず、どの要素も見ている側に伝わらず
話が進んでも面白さに変わらない。

特に妖精の要素に関してはもう少し生かせなかったのかと感じる。
封印されていた「キジムナー」という設定があるだけで
普通に主人公たちとなんてことのない日常を繰り広げており、
特別な力や妖精だからこそのストーリーがほとんと描写されず
はっきりいって意味が無い。

沖縄という地域を活かした話も少なく日常系としての雰囲気も出ていない。
登場人物たちがこれみよがしに方言や沖縄ならではの言葉を喋って沖縄の雰囲気を
出しているのだが、はっきりいってわざとらしく
本来は「沖縄の言葉をしゃべるキャラクター」の可愛らしさが出て
初めて意味があるのだが、ただ方言をしゃべっているだけだ。

全体的に見て残念な作品だ。
キャラクターデザインは悪くはなく、沖縄という地域に限定した日常アニメとして
もっと丁寧に作れば面白くなったかもしれないだけに
1話1話の過剰な詰め込み具合や過剰なキャラクター数、
生かしきれていない要素の数々など、作品を作る前にもっと
「削るべき」要素があまりにも多く、そのせいで1話1話がごちゃごちゃしてしまい
見終わった後に何も残らない作品になっている。

ストーリー的にも当たり外れが物凄く大きく、
特に爆笑もせず可愛いとも思わずに終わる話や、
「無表情」で話が終わるまで淡々と見てしまう話など「外れ」の話が多い。
もう少し脚本のレベルが高ければここまでの低評価にはならなかったのかもしれない
あまりにもストーリーがつまらない。

特に2期からは1期の段階で使いこなしていないキャラクター数から
更にキャラクターを増やすため余計にゴチャゴチャしてしまい、余計につまらない。
多くのキャラクターを動かしストーリーを作ることがそもそもできておらず、
キャラクターを増やせば増やすほど脚本のレベルが落ちるのを
ひしひしと感じることができる。
話が進めば進むほどつまらなくなる感覚のアニメはある意味珍しい

1番驚いたのは2期で割りとメインのキャラの声優が変わることだろう(苦笑)
恐らく最初から分割2クールを予定していたのだろうが、
それなのに1期と2期で声優が違うキャラが居るのは何ともいえないところだ。
わざわざ150人の中から選ばれたのに、なぜ2期では変わってしまったのだろうか

売り上げ的にも1巻500枚以下で3期の可能性は低そうだ。
沖縄にこだわりすぎたのも行けなかったのかもしれない・・・