「レディスポ」レビュー

2018年7月2日

評価 ☆☆☆☆☆(評価に値しない) 全12話

あらすじ 今と別の時代。全銀河を巻き込んだ宇宙戦争は勝利者無しという悲惨な幕切れで終結した。引用- Wikipedia

2018年春、全アニメ作品の中でワースト1の作品が生まれた

本作品はTVアニメオリジナル作品。
監督は木村寛、制作はぶりおアニメーション。
1話5分ほどの短編アニメであり、Wikipediaによると

「従来のテレビアニメと異なり、動画を使用せず、
原画のみで構成する「イラストアニメーションムービー」という
手法を用いている」
らしい。

見出して感じるのは全く動かない作画だろう。
当たり前だ、なにせ動画がない。
アニメーションというのは何枚もの絵をつなげることで動きを生んでおり、
それが「動画」と呼ばれる部分だ。しかし、この作品は1枚絵しかない。
本来はキャラクターに動きを付ける部分に動きがない。


引用元:(C)LS/LSPC

1枚絵を画面いっぱいに動き出し、
ワイプで「口を動かす」キャラの顔が恥に映し出されている。
この作品でアニメーションと呼べる部分は
ワイプのキャラの口と瞬きくらいなもので他は全く動かない。
1枚絵をゆーっくりカメラを動かして下から上に移動したり、
左から右に移動したりと、見ていてまったくもって面白くない。

これで原画の枚数が多いならばまだ見れたかもしれない。
だが1話で切り替わる原画はたったの8~10枚だ。
5分の尺の中で10枚が切り替わるだけに過ぎない、
簡単に言えば「スライドショー」だ(苦笑)


引用元:(C)LS/LSPC

確かに短編アニメはいわゆる「FLASHアニメ」と呼ばれるものや、
作画枚数の少ない作品も多い。
だが、そんな作品も1話5分の中で少ない予算を駆使して
面白い作品を作り上げようと努力している。
1話5分でもアニメ制作者は様々な工夫をしてきた。

しかし、この作品は新人社員がパワポで作ったレベルの
スライドショーを「アニメ」として放送している。
これのどこがアニメなのだろうか?
1枚絵と工夫もなく繋げてカメラを動かしてるだけで、
アニメーションと呼べる部分は無いに等しい。

原画も使いまわしている部分がかなりあり、
似たような構図、同じような絵も多い。
トイレやお風呂などのシーンも有るのだが、
安易なエロ便りは逆に不快感すら生んでいる。


引用元:(C)LS/LSPC

ストーリーもまったくもって面白くない。
よくわからないルールの中で女性キャラが
色々なスポーツをしている。それだけだ。
1話5分の中で世界観や設定を説明しきれていないままに、
女性キャラ同士のスポーツバトルを描かれても何の感情移入もできない。

キャラクター同士の過去や彼女達がスポーツで
戦っている理由も色々あるのだが、特にそこに面白みもない。
途中でロボットバトルなども描かれたりするのだが、
「スポーツ」ですらなくなっているのは流石にため息しか出ず、
最終話は融合したり何だのと訳がわからず投げっぱなしで終わっている。


引用元:(C)LS/LSPC

総評

全体的に見て評価に値しない作品だ。
ただのスライドショーレベルの動画に声とワイプをつけてるだけで、
これを「アニメーション」と呼ぶ制作側の度胸は評価できるが、
これをアニメ作品と呼ぶには値しない。
現在から過去、未来に至るまでのすべてのアニメ作品を愚弄している。

静止画スライドショーの作画も問題だが脚本も悪すぎる。
よくわからない理由でスポーツで対決するのは百歩譲って消化できるが、
唐突に魔法が出てきたり、歌の力で強くなったり、マスコットキャラと
融合したりと荒唐無稽な「カオス」な感じにしたかったのかもしれないが、
脚本家の力量不足のせいで、ただ訳がわからずつまらないだけになっている。

敵側の黒幕みたいなのも出てくるのだが一言も喋らず、
いろいろな要素を投げっぱなしにして終わっている。
いわゆる「俺たちの戦いはこれからだ」なのだが、
この作品はそれ以前の問題で、まとめることすらできていない。
ただ投げただけだ。かの魔法戦争といい勝負だ。

そもそもなんで作ったのだろうか?
別に原作があるわけでもなく、何かの宣伝とも思えない。
こんな作品を作って放送する意味が本当にわからない。電波の無駄遣いだ。
YOUTUBEあたりで勝手にやってれば何も文句は言わないが、
少なくとも「アニメ」として地上波で放送するに値しない作品だ。


引用元:(C)LS/LSPC

個人的な感想

個人的に久しぶりにアニメを見てストレスが溜まってしまった。
最近、駄作アニメ制作会社である「京風とまと」の制作が無いため、
不愉快な作品や私の中の駄作アニメランキングの1位が更新されることは
なかったのだが、そんな「京風とまと」作品をぶっちぎりで
追い抜いたのがこの作品だ。

本当に驚いている。グルメアニメなのに食べるシーンをカットするJKめしや、
アイドルたちがただクレーンゲームをする「クレーンゲール」、
いかに低予算でアニメを作れるか挑戦した「クリオネの灯り」、
そういった数々の強烈な駄作をこの作品はたった1作品で乗り越えた。

よく、この作品の副タイトルによく「アニメーション」とつけられたなと
逆にその度胸に感心してしまうレベルだ。
私の知らない間に、アニメーションの定義が変わっていないのなら、
この作品はアニメーションではない。

「斬新ww」「これはクソアニメww」とポプテピピックのような
評価をもらえると勘違いしたのかもしれないが、
クソアニメに失礼なレベルだ。クソアニメにも最低限の道理はある。
駄作アニメにも最低限の越えてはいけないラインが有る。

この作品はそんな道理を破り、ラインを超えてしまった作品だ。
そもそも作品と言って良いのかすら私は疑問に感じている。
配信サイトでは配信されておらず(Gyaoで1話と最終話のみ)、
BD・DVDの発売予定もないようなので、
私も録画データを消せばもしかしたら二度と見れないかもしれないが、
何の後悔もなく削除した(笑)

今後、この作品を超える駄作が生まれないことを切に願いたい。

ハッピーシンキング!
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