「走り続けてよかったって。」レビュー

評価 ☆☆☆☆☆(4点) 全4話

あらすじ引用- Wikipedia

無味無臭

原作はHoneyWorks、制作はSIGNAL.MD。
監督は荒川眞嗣、シリーズ構成は高橋ナツコ。
1話15分ほどのアニメであり、BSのANIME+という枠で放送された。
現在はAmazonプライムビデオなどで配信中。

感動が伝わらない


引用元:© HoneyWorks/はしよか製作委員会

この作品は「代々木アニメーション学院」がモデルの声優を扱ったアニメだ。
一昨年くらいまではいわゆる「職業アニメ」が割と多く、
声優を扱った作品もアニメでは3作品くらいある。
この時点でこの作品は四番煎じくらいでしかない。

1話冒頭で主人公が朗読劇を行う声優を見て感動をし、
声優を目指すことになるのだが、この感動がまるで伝わらない。
ただ人物が突っ立って読んでるだけで
「そこに存在しない男と女と月が見えたような気がした」と
大げさに感動するもんだから厄介だ。

2話ではアニメのちょい役ででた先輩が、
主人公たちの前で演技をし、彼らが
「プロの演技だ!」と感激するのだが見てる側はとてもそうは感じない。
キャラクターに感情に見てるこちら側が共感できない。

タイアップタイアップタイアップ


引用元:© HoneyWorks/はしよか製作委員会

ヒロインを演じるのは「=LOVE」というアイドル、
OPを歌のは本編には出ていない内山昴輝さんと島﨑信長さんが歌う曲、
EDは=LOVEとタイアップしか無い(苦笑)
当然代々木アニメーション学院を舞台にしているので、
代々木アニメーション学院の宣伝にもなっているのだろう。

ここまでわかりやすい露骨な宣伝目的のタイアップだらけの作品は
なかなか拝めない。

なんなんだろうこのキャラデザは


引用元:© HoneyWorks/はしよか製作委員会

薄味かつのっぺりとしたメインキャラのキャラデザは何の特徴もない。
少女漫画をペラペラめくれば似たようなデザインのキャラが
モブで描かれてるんじゃないかと思うほど薄味だ。

ヒロインに関してはやや特徴的なのだが、
眼鏡を頭に引っ掛けている。今どき(笑)
台本を読むようなときでもその眼鏡を装着してる様子はなく、
彼女なりのファッションなのかもしれないが違和感が凄まじい。

声優でなくても描けるストーリー


引用元:© HoneyWorks/はしよか製作委員会

主人公は代々木アニメーション学院に入学し、
声優としてのレッスンを受ける。
そんな中で引っ越した部屋に残されたUSBに入っていた
ボイスメッセージのヒロインと出会う。

ヒロインは人前だと緊張してしまい本来の演技ができない、
主人公は主人公で演技はうまいものの役になりきることが出来なくて
という中で二人は出会う。

HoneyWorksの作品は「告白実行委員会」などがあるが、
基本的にベタベタな少女漫画のようなストーリーだった。
王道といえば聞こえが良いが、使い古された要素でしか無い。
この作品も代々木アニメーション学院という舞台と声優という要素は
新しいものの、それをうまく使いこなせていない。

あっさり


引用元:© HoneyWorks/はしよか製作委員会

ヒロインの人前で演技できない問題はあっさり片付く。
タイアップ曲であるEDやOPのせいで本編自体は1話10分しかない、
しかも「全4話」なためあっさりになってしまうのは仕方ないが、
あっさりしすぎていて面白さをまるで感じない。

先輩キャラも二人くらい居るのに特に存在価値を感じない。
全40分にも満たないストーリーなのにキャラクターが多すぎだ。
淡々と進み淡々と終わるストーリーは最初から最後まで
「無表情」でみてしまう作品だった。

総評:無味無臭


引用元:© HoneyWorks/はしよか製作委員会

全体的に見て薄味すぎる作品だ。
代々木アニメーション学院を舞台にした声優モノという要素は面白そうだが、
1話10分のため1つ1つの要素が薄味になっており、
淡々とストーリーを展開してしまい、掘り下げの甘いキャラの青春激を見せられても
特にそこに面白みを感じない。

タイトルである「走り続けてよかった」というセリフも、
予定調和のごとく強引に最後に出てきたときは流石に笑ってしまったが、
本当にそれくらいしか楽しみどころがない。

HoneyWorksという作品が元々好きだったり、
出ているアイドルなどのファンでない限り楽しめない作品だろう。

個人的な感想:メガネ


引用元:© HoneyWorks/はしよか製作委員会

最後の最後であっさり時系列が2年後になり、
ヒロインがあの「眼鏡」をなくした姿で現れたときはどうしたのかと思った。
劇中で1度も書けてなかったことに最後の最後で気づいたのだろうか。
本当あの眼鏡だけは最大の謎だ

これで代々木アニメーション学院の宣伝になってるのだろうか?
露骨に進研ゼミのような持ち上げるような内容でないことは評価したいが、
無難すぎて薄味過ぎて面白みに欠ける作品だった。